| 32294 | 返信 | Re:こりゃ、だめだ・・・・・ | URL | inti-sol | 2005/01/20 21:38 | |
| tpknさん 裁判というものは、それがいかなるものであれ、提訴するのは自由なのです。それこそ、百人斬り裁判などというバカバカしきの極地(としか、私には思えません)と言うべき裁判といえども、起こすことは本人の自由なのです。もちろん、勝ち目があるかないかは別問題として、です。勝ち目がない裁判を起こしてはいけない、ということはないでしょうから。 > VAWW-NETが言っていることは、端的にいって「取材に全面協力したのに、私たちの期待する番組にはなっていなかった」というものであり、これは基本的には通らない主張なのですね。 しかしながら、裁判でNHKに対してはともかく、下請けのドキュメンタリー・ジャパンに対する損害賠償請求は認められています。ということは、裁判所は「まったく通らない主張である」とは判断しなかったということですよね。 tpknさんの言いたいことも、分からないわけではありませんよ。 しかし、「女性国際戦犯裁判を批判する番組を制作しますから、協力してください」って、NHKがお願いしたとして、VAWW-NETがそれに全面協力するでしょうか。 戦犯裁判という政治的に対立の焦点となっている問題だと、政治的立場によって本質が見えにくくなるかもしれませんので、別の例を出しましょう。 「欠陥商品で消費者を欺いた会社として御社を取材させてください」とお願いされて、取材に全面協力する会社がありますか?せいぜい広報部が質問に対して「そのような事実はございません」とか、逆に「大変ご迷惑をおかけして大いに反省しています」などと答える程度でしょう。 それに対して、目的を秘して密かに関係者の取材を進める、というなら、それは大いにありです。そういう取材をけしからぬ、ということは、もちろんできません。 しかし、もし「御社の製品を『プロジェクトX』で取り上げますので取材させてください」と言って取材に全面協力させて、実際に放送したのが「欠陥商品で消費者を欺いた会社」だったらどうでしょうか。それに対して怒らない会社はないと思われます。 もちろん、今回の件ではNHKの内部は一枚岩だったわけではないので、話はこれほど単純ではないのですが、結果的に組織としてのNHKのやったことは、そういうことでしょう。 > 逆に言えばNHKは、取材に協力してもらったからといって、協力者の意に添う番組を作る義務などないわけです。 リンク先を読む限り、NHKは事前に番組の趣旨を主催者に伝えて、協力を求めているわけです。協力者の意に添う番組を作る義務などない、そりゃもちろんそうですが、それならば、「あなた達の意に添うような番組ではない」ことを説明するか、少なくとも番組の狙いなど説明せずに、取材すればよいのです。 (結果として)ウソの「番組の狙い」を説明して取材協力させるのは、著しく信義に反することです。 (もちろん、制作の現場サイドでは、そんなウソをつくような意図はまったくなく、上層部の判断によって、結果として彼等の行動が「ウソ」になってしまったのですが) その段階でNHKが何をすべきだったか、もちろん、問題の番組をちゃんと放送すべきでした。しかし、どうしてもそれができないなら、最低でも番組自体を放送中止にすべきだったと私は思います。かつて「南ベトナム海兵大隊戦記」で日本テレビがそうしたように、です。その方が、番組を切り刻んで当初の意図と逆さまの趣旨の番組にするより、まだマシです。 NHKはすべてをまるく収めようと無理をしすぎたのではないでしょうか。政治家には逆らいたくない、でも「政治家の圧力に屈した」と見られたくもない、視聴者の前で醜態も晒したくないで、結局姑息に番組を編集し直して番組の趣旨を改変してごまかそうとしたのでしょうが、そんな姑息な手ですべてが丸く収まるわけないんです。 上海さん > NHKなんてそんなモンですし、それならそれで受信料なんて徴収しないで国営放送にすれば良い。 現状を見ればまさに上海さんのおっしゃるとおりなのですが、私はそのままでよい、とは思っていないのです。 そりゃ、現状は国営放送と同じです。霞ヶ関の官僚が議員の間を予算と番組の説明に回るのが当然のことだ、っていうなら、日本放送協会なんて名前はやめて、放送省か放送庁にでも改名して、公費で運営すればいい。そう言いたい気持ちは私にもありますが、やっぱりそれはよくない。国営放送局など有害無益なものだと思っていますので。むしろ、NHKが単なる民放になった方がマシだと思っています。(よく考えてみると、放送というのはもともと民放だって公共のものであり、NHKだけが「公共」を名乗っているのも不思議なことです) |
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