32455 返信 Re:Re:カットされた兵士の思い(兵隊やくざ、与太郎戦記との違いは何だ) URL 水原文人@パラノイア 2005/01/26 00:54
> 昭和30年代後半に、文藝春秋に連載(有馬頼義「貴三郎一代」)され、直ぐ映画化されて昭和40年代前半に大ヒットした勝新太郎主演作品に「兵隊やくざ」がある。ヒットにヒットを重ねなんと9回までシリーズを重ねた。

勝新ファンなんで(笑)けっこう見てます。

> 慰安婦役では、淡路恵子、水谷好江、嵯峨美智子、その他、大楠道代 野川由美子、小山明子等々当時の第一線級の女優。日本人娼婦が北満(ロシア国境)まで流れ流れて、悲しくも愛らしい慰安婦やってるという、慰安婦(当時「従軍」慰安婦という言葉は発明されていなかった)に対する昭和40年代の日本人一般の感覚の映画である。
>
> ということは、その20年前の、戦争中の慰安婦に対する日本人(兵隊)一般の感覚も、かくありなん。

…とは言いきれませんな。朝鮮人を慰安婦にしていたことは当然ながらタブー視されてましたから、娯楽映画でそこを避けるのは当然ですから、

> 慰安婦に対する日本軍将兵の付き合い方は、一般には決して下記引用のようなものではなかったに違いない。

…とは言いきれませんし、「兵隊やくざ」がまさに痛快な娯楽作であることの裏返しとして、「戦ふ兵隊」のような悲惨な実態とはかけ離れた娯楽の世界をやってますし。

ちなみに、一方で同時期に大映は『野火』の市川崑監督による映画化が高い評価を得ていますね。

> この人の(朝鮮人が慰安婦でなければならないという)慰安婦に対する感覚は、当時の一般的将兵の感覚とは違うのではないか。

上記のように娯楽作であればこうしたタブーを避ける可能性が高く、むしろ生の証言のほうが信憑性は高いでしょう。だいたい1円50銭もしたんだ、なんてこと「兵隊やくざ」で出て来てたっけ? この値段からしても勝新と淡路恵子、水谷好江、嵯峨美智子あたりがラブロマンスしてるのは、相当にリアリティに欠けます。

> >  昭和19年に山東省臨清と言う所に「つばめ楼」という慰安所があった、私の相手は梅
> > 子という、名前は日本名だが私は慰安婦はすべて朝鮮人だと思っていたから「お前さん
> > 日本語上手いね」と、言うと彼女は「あら、私は日本人よ」と言った。私はその言葉を
> > 聞いた時にはカッとなって「大和撫子がこんな所に来て、こんな事を何故やるんだ」と
> > 私は怒った。彼女は一瞬、黙って私を睨んだが「兵隊さん、私は好きこのんでこんな所
> > に来ているのではないの、私 の連れ合いは招集されて南方に行って戦死したの、残され
> > た親や私の子どもはどうやって生きていくのよ」私はその言葉を聞いた時、返事が出来
> > ずに1円50 銭を払っただけで、その後、此のつばめ楼を去ったが、今にして思えば、あ
> > の戦争さえ無かったなら従軍慰安婦問題も戦地に於ける中国人女性に対する強姦、輪姦
> > もなかったはずである。

ところで、火の鳥草さん、お時間があればこちらの続きもよろしく。