32808 | 返信 | Re:國號を變へよう。奈良はどうしますか。 | URL | SONG | 2005/02/09 19:23 | |
梶村さん、とんぷく君。 > これは、明らかではありません。「ナラ」という地名は日本各地にあり(奈良田等)、平地をあらわすのではないかとも言われています(「ならす」の「なら」)。つまり、これはやまとことばの可能性が高い。 > > 「奈良=ウリナラのナラ」というのは、語源俗解のひとつでしょう。 非常に興味があることなのですが、例えば5世紀頃(朝鮮三国時代)に、倭の国と非常に深い交流があった「百済」という国がありました。「百済」は音読みで「ひゃくさい」、現代の朝鮮語で「ペクチェ」です。しかし日本では慣例として「くだら」と読みます。現代朝鮮語で「クンナラ」がなまったという語源説がありますが、現代語をもって古代語の語源とすると、時系列の逆転をおこす可能性があります。 「クンナラ」の「クン」は直訳すると日本語の「大」に相当し、当時「倭」の国から見た「クンナラ=大国」と言う意見が巷で言われておりますが、私個人は若干違う気がします。 朝鮮語に於ける「クン」は「大」という意味ともう一つ「本家筋」とか「長兄」「家長」なる意味があり、我が家でも長兄の家を「クンチップ」(チップ=家)と言い、次男の我が家は「チャグンチップ(チャグン=小)」といわれ、男三人兄弟の末の弟は、長兄のことを「クン」と言い、185cm88kgの私を「チャグン」呼んでおりました。多分儒教的発想が根底にあると思います。 当時、「倭」の国には「百済」から渡来した、多くの仕官が居ましたから、渡来した仕官達は本国のことを「クンナラ」と言っていたとしても不思議ではありません。勿論、フンミンジョンウム(ハングル)は15世紀に出来た表音文字ですから、当然、当時の発音は今は知るべく資料はありません。また、当時の「百済」に本家(本国)や家長を「クン」と言うような儒教的背景が在ったのかどうかも分からないので、確実なことも言えないでしょう。 「百済(くだら)」=「本国(大国)」と言うのも語源俗解でしょうか? |
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