32859 | 返信 | NHK改変番組上映会(1)報告 | URL | 前田 朗 | 2005/02/12 14:22 | |
2月10日、八王子で「緊急集会 徹底検証 NHK番組改編問題」を開催しました。たぶん、首都圏では最初のNHK番組上映会です。(内輪での上映はたくさんやっていると思いますが) 主な内容は、 (1)NHK番組の部分上映(検証に必要な範囲で”引用”上映)、 (2)番組からカットされた「慰安婦」証言を「女性国際戦犯法廷ビデオ」で流す、 (3)番組からカットされた金子安次さんの証言をご本人にしていただく、 (4)NHK番組の秦郁彦コメントへの反論、 (5)元NHKの海南友子さんのお話、 などです。 70名収容の会場に110名の参加。立ち見・すわり見に加えて、調整室にも入っていただく形になりました。海南友子さんが駆けつけてくれて、「慰安婦」問題の取材経験や、NHK内部の状況についてお話いただきました。また、元外交官でフジモリ問題追及のOさん、パレスチナやイラクを取材してきたフォトジャーナリストのTさん、地元の市議や、多数の若者たちも参加してくれました。 問題の改変番組はNHKが隠匿していて、NHK内部でも見ることができないそうです。また、女性国際戦犯法廷を行なったVAWW NET Japanが2月5日に予定していた上映会は、NHKの横槍によって上映できなくなりました。NHKが「著作権」をタテに上映を拒否しているためです。 しかし、政治的圧力による番組改変疑惑がこれだけの政治問題となっているのですから、NHKは自ら事実経過を説明し、改変の過程と結果を明らかにするべきです。メディアの当然の責任です。にもかかわらず、NHKは事実を隠蔽し、ごまかしたまま、朝日新聞の「誤報」であると主張し、問題の番組自体を隠匿しています。 また、NHKは視聴者の受信料によって運営されているのですから、問題の5日間に何があったのかを視聴者にきちんと説明する責任があります。こうした責任を果たすことなく、著作権をタテにビデオ上映を拒否するのは無責任であり、権利濫用です。 NHKに対して問題の番組を放映するよう要請するとともに、自主的に各地で上映会を行い、何がどう消されたのか、市民が検証する必要があります。すでに各地で内輪の上映会が行なわれているそうですが、2月10日の八王子集会は公開で行ないました。 |
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