33002 | 返信 | Re:Gaou、森永和彦両氏らの「朝鮮」表記について。 | URL | inti-sol | 2005/02/17 22:15 | |
八木沢さん > inti-sol氏のいう「時と場合」とは、森永氏に茶々を入れられたから意固地になって「絶対に使わないぞ」「でも八木沢もムカツクからなあ」「同志であるGaouさんの前では安心して朝鮮に挑戦してみたいな」という「相手次第で変えます」の意味なんだろうか。 愚にも付かない低レベルな罵倒は、議論のレベルを落とすだけです。もっともあなたの揚げ足取りが低レベルなのは今に始まったことではないが。 > 都合の悪いことは後で改竄するというのが常識だとでも思っているのか。 はあ、なかなか面白い曲解ですね。しかし、「北朝鮮という単語は使ってはならぬ、朝鮮でなければならぬ」という確固たる信念に基づくのであれば、当然過去に「北朝鮮」という表記を行ったことについては訂正したり注釈を入れているはずだと思いますが。 > 「共和国」というのは「我々帝国軍人は」の「帝国」と同じで基本的には自分の国を指す言葉だから、例えば俺たちに、どんな「時と場合」が訪れたら「共和国」という略称を「使ったってよい」のかを具体的に例を挙げて欲しいものだ。 まあ私自身は北朝鮮を指して共和国という言葉は使ったことがありませんが、「共和国」という言葉が自分の国を指す言葉などというのは、根拠のない思いこみです。そんなこと言ったら「合衆国」はどうなるんでしょうか。米国を指して「合衆国」という通称は、米国人以外でも使われていると思いますが。それとも、「共和国」は基本的には自分の国を指す言葉だが「合衆国」は違うとでも? > 私は北朝鮮が「断じて朝鮮ではない」理由を述べたのだから、それに「不同意」であるなら、私の理由の何処がおかしいのかを明確に述べなければ反論にはならないし、それができなければ批判する資格もない。 > 純粋に国名を述べるのであれば、「北朝鮮」しかありえない。理由は既に散々述べたとおりである。これもまたどんな「時と場合」にinti-sol氏は「朝鮮」を「使ったってよい」と想定しているのか、参考のためにお尋ねしたい。 「使ったってよい」のは、どのような「時と場面」においてもです。「朝鮮」という言葉を使いたい(使った方がよい)と思った時、場合に。 そうではなくて、「使った方がよい」のは、たとえば北朝鮮の政府に対して、あるいは朝鮮総連に対して何か申し入れをするとか、何らかの交渉をするとか対話をするとか、何かの要請を行う場合は、「朝鮮」と呼ぶ方が無難でしょう。もちろん、ねばならない、ということではありません。単に喧嘩を売ることが目的なら、「北朝鮮」でも構わないでしょうけれど。 逆に北朝鮮を「使った方がよい」のは、地域名としての朝鮮と国家名としての朝鮮が混在する場合。「アメリカ」も同じですけれどね。「アメリカはアメリカ大陸の中央部にあります」じゃ分かりにくい。「米国は」「アメリカ合衆国は」「合衆国は」などと書いた方がわかりやすい。朝鮮の場合も同様です。朝鮮民主主義人民共和国という正式名称はアメリカ合衆国や米国と比べて長ったらしくて面倒なので、簡潔な表現として「北朝鮮」を使った方がわかりやすい。しかし、これもその方がよいというだけで、ねばならないわけではありません。 それから、先に書いたことを繰り返しますが、あなたのような定義で「北朝鮮しかあり得ない」のであれば、まったく同じ理由で米国の呼称もまた「北アメリカ」あるいは「北米」しかあり得ないはずです。 > 南北が統一して、地域の名称が改めて統一国家の国号に採用されるなどという事態の可能性が「アメリカ」に存在するのであろうか。南も朝鮮であり南北の現政権は暫定に過ぎないのだから北のみに朝鮮を使うべきではない、という私の今回の主張の根幹部分を全く理解していない。 政権樹立以来50年以上も経過し、世界150ヶ国以上と国交をもち、国連に加盟している国が「暫定に過ぎない」というのは、なかなか独創的な考えですね。しかし、仮に暫定に過ぎないというのがその通りだったとしても、暫定に過ぎない政権(国家)だとなぜ朝鮮という地域名を使うべきではないのか、というところがまったく説明されていません。南が国家の名称として「朝鮮」とは自称していない以上、北のみに朝鮮を使ったところで何の問題もありません。 というか、問題がある、とあなたが信じるなら、それはそれで別にいいんです。北朝鮮という単語にあなたが固執することは別に止めはしません。好きにすればいい。 他人の、それも一連の議論にまったく参加していない人のサイトをいきなり持ちだしてきて、「朝鮮」と書いているのは間違っている、などと突如としてやり玉に挙げる粘着的キモキモ投稿などせずに、あなたはあなたの信念に従って「断固として」北朝鮮と書けばいいんです。ただ、それだけのこと。 > 南北朝鮮の分断を固定的なものと考えている点で、最早お話にも何もなりやしない。 固定的も何も、50年続いてきたものが、明日明後日に突然崩れるような前提でものを考える方が不自然でしょう。もちろん、明日明後日−はさすがに無理としても3ヶ月後半年後に分断が解消される可能性が皆無である、とはいいません。そのような可能性はないとは言えない。しかし100年後かもしれない。未来のことは誰にも分かりません。分からない以上、今現在分断されている、という現実に基づいて、その前提の上でものごとを考えるしか仕方がない。 固定的でない、というのは、別に南北朝鮮だけに限った話ではありません。国境線などというもの自体、世界のどの地域においても固定的なものではないでしょう。 > 韓国内での呼称の話など、一度もしていない。話の前提を変えないで欲しい。 呼称の対象となる地域の住民自身がなんと呼んでいるか、という話を「一度もしていない」んじゃ、話になりません。 なお、「合州国」という表記を支持するのは、別に本多勝一氏だけではありません。他に小田実氏・猪瀬直樹氏・阿川尚之氏などがいるそうです。http://graydorian.hp.infoseek.co.jp/page3.htmlより。小田実氏は「左翼」の一員かもしれないが、あとの二人は違うのではないでしょうか。従って、「合州国」という表記を支持するものは「本多勝一信者」というステロタイプな決めつけはいかがなものでしょう。ひょっとすると「猪瀬直樹信者」かもしれないし。 > 今「意味を限定する」と便宜上述べたが、ユナイテッドステイツを「合州」と訳すこと自体が、しかしそもそも適切でない。日本語には「合州」などという言葉はなく、通常米国のような政治形態の国は「連邦」と呼ばれる。 もともと、United statesなる概念自体が、日本になかったものです。従って、その翻訳が日本にない単語だったとしても仕方がないでしょう。「野球」「庭球」「民主主義」・・・・・・その概念が日本に持ち込まれるまで、存在しなかった単語ばかりではないですか。United statesなる、これまで存在しなかった概念に対して新しい日本語の単語を創案したって何の問題もないでしょう。 ・・・・・・こんなやりとりをしているうちに、当の森永氏自身が「北朝鮮」という言葉を使ったホームページを丸々コピペしているではないですか。 それから、tpknさん > SONGさんだって朝鮮のことを蝶鮮とか書いてる人間を見れば、「それは違う」と言うでしょうに。合州国なんてのは、そのレベルの間違い、もしくは語呂合わせですよ。 それは問題の本質がずれていると思います。 だって、朝鮮は漢字文化圏です。(今はあまり漢字を用いなくなったにしても)「朝鮮」という字は、朝鮮においても同じ漢字を使っているのであり、これに別の漢字を当てるのは、大いに問題に決まっているでしょう。しかし、米国の公用語は英語であって、文字文化が違います。どの漢字を当てるかなどという問題は英語には関係ない。 朝鮮のことを蝶鮮って例を米国に当てはめるとすれば、AmericaをAmerikaと書くような話。これが米国人にとって大いなる問題である、というのは言うまでもないことです。しかし逆に、朝鮮を英語での綴りがKoreaではなくCoreaにしたからといって、そんなに問題になるようなことでもないでしょう。というか、スペイン語の綴りではCoreaですし。 ちょっと例が違いますが、日本にとって、英語でJapanと書かずにNipponと書いたから問題だ、ということもないでしょう。 合衆国か合州国かというのは、これと同じような問題だと思います。 |
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