33035 返信 Re:ホロコーストに対する罪 URL 毒芋虫 2005/02/19 06:07
みなさん、ご無沙汰しています。毒芋虫です。
小林哲夫様が復帰されましたので、愚生も便乗しましょう。

> >ヘルムート・シュミット『追憶、悔恨、そして責任』より引用
> > 罪悪は常に個人的なものであります! キリスト教の聖書であれイスラムの聖典コーランであれ、あるいは仏教やヒンズー教、儒教の教えであれ、国民全体の連帯的罪悪(collective sin)などまったく語ってはいないのです。世俗的罪悪を背負った人間として生を享けた者など一人もありません。日本国民もドイツ国民も、全体として罪悪や犯罪行為の罪を背負っているのではないのです。

シュミット演説を読みましたが、みなさんが何を有り難がっているのかわけの判らないしろものですね。ドイツと日本を比較してなにやら教訓めいたものを引きだそうすること自体乱暴極まりない(というか、比較することが不適切)のに、シュミット氏が歴史に無知なものだから内容たるや全く無惨なものとなっています。

> ユダヤ人を心の中で差別し、ホロコーストを見て見ぬ振りをした人々に罪があると言っているのです。

そのとおりです。見て見ぬ振りをしたしたって罪も責任もあるでしょう。ましてやそれを支持したり実行したりしたものにおいておや。
ドイツでは相変わらずヒットラー一味に罪を擦り付けて頬かむりしようとする癖が抜けないようですがね。シュレーダー演説に、次のような一節がありました。http://list.jca.apc.org/public/aml/2005-January/000320.html
何百万人という子供たち、女性と男性たちが、ドイツの親衛隊隊員と彼らの援助者たちによって、ガスで窒息死させられ、餓死させられ、銃殺されました。
これは完璧に嘘。ホロコーストには一般ドイツ人、国家機関が広範に関わっていることは明らかなんですが。それとも「彼らの援助者」とは一般のドイツ人のことを指すのでしょうか。
ナチスはユダヤ人迫害をはっきり公約に掲げて民主的選挙により政権につきました。ユダヤ人迫害はドイツ国民から支持された政策だったのです。シュレーダーはすっかり忘れているらしいけど。
ホロコーストがドイツ国民の支持・了解のもとに粛々と行われたということをきちんと理解していれば、シュレーダーのような台詞は口が腐っても出ないでしょう。

まあ、あれだけのことをやってくれたドイツの元首相が「日本国民もドイツ国民も、全体として罪悪や犯罪行為の罪を背負っているのではないのです。」なんぞと言うのも片腹痛いところですが、せっかくだから頂戴しておきましょう。「罪悪は常に個人的なものであります!」なんて超ラッキーじゃないですか。これで済むなら日本は講和条約できちんと法的整理をつけているのだから、近隣諸国からとやかく言われる筋合いは何もありません。