33084 返信 Re:Gaou、森永和彦両氏らの「朝鮮」表記について。 URL inti-sol 2005/02/20 11:12
tpknさん
最近、子どもと戦いながらの投稿なので、我ながら誤字脱字がひどい。
というわけで再投稿しました。(一部内容も補足しました)

> あのー。意味が変わってしまってはダメなのです。最小限の文字の入れ替えで同じ発音の言葉にしたというだけなら、それはダジャレである、と八木沢さんが指摘しているとおりです。

いいえ、ですから、意味が変わらなければだめなのです。つまりUnited Statesの日本語訳として、「合衆の国」(つまり民主主義の国)よりも「州が集まってつくった国」の方がよりふさわしいのではないか、というのが「合州国」という表記の出発点なのですから。

> 合衆が気に入らない人は、それにあたる別の言葉を考えればいいという話であって、それは合州ではありませんよ、ということです。

要するにですね、米国は合衆の国(民主主義の国)だから合衆国だ、というのは、United Statesの訳としてはかなりの意訳なわけです。だったら、他の民主主義国だってみんな合衆国だろう、と言えてしまう程度のものです。
意訳がいかんというわけではありませんよ。「合衆国」という表現が日本語の中で充分な市民権を得ていることも歴然たる事実。だから合衆国という表現を否定するつもりはさらさらないけれど、より直訳的な命名を提示することも、あり得る選択肢だと思うわけです。直訳的な命名の中で連邦とか連合国とかいったものも、選択肢の一つであることは否定しません。しかし、既存の、大きな市民権を得ている「合衆国」という表現と発音上の同一性を維持したまま文字を入れ替えて、意味の違う新しい単語を造語する提示もわるくない、と思うわけです。
私は初めて合州国の表記を目にしたのは高校生の頃で、本多勝一氏の著書ではなく小田実氏の著書によってでした。(実は、本多氏の「アメリカ合州国」は未読)最初は誤植かと思いましたが、次の瞬間にはその意味するところは理解できました。造語として、そんなに的はずれなものとは思いません。

そういいながら私自身は「合衆国」も「合州国」もほとんど使わずに、文章では「米国」を使っていることは先に述べたとおりですが。

> アメリカがstateを行政単位としているからといって、合州国なんて表記するのはおかしいということです。日本を合県国、中国を合省国とするのと同様ですよ、

「同様」ではないと思います。同じ話の繰り返しになりますが、米国は単にstateを行政単位としているからではなく、国名としてUnited Statesと名乗っているからそれに対する訳(直訳)として合州国がふさわしいかどうか、という話をしているのです。Unitedを「合」と訳すことが、Statesを「州」と訳すことは、「異訳だ」と言われるかもしれませんが、少なくとも議論の余地はあるでしょう。日本国や中華人民共和国という国名のどこにも、合県国あるいは合省国と翻訳し得る余地はありません。

> つまり、stateとnationがほぼ一致している日本人と、それ以外の国では、「国」という概念に大きな違いがあるということですね。合州国なんていう表記は、そうした考察を一切書いた、恥ずかしいものだということです。

それを言い出すと、California StateやNew York Stateをカリフォルニア州やニューヨーク州と訳すことも恥ずかしいものということになるでしょう。「合州国」という表現は、米国のStateを日本語では州と訳す、という慣習の上で造語された表現なのですから。
根本的には米国のStateを日本語で州と訳すことの妥当性という問題に行き着くのではないでしょうか。それはそれで大いに議論の余地のある問題ですが、「合州国」という表現が妥当か否かなどという問題は、どちらかというと枝葉末節の問題ではないでしょうか。