33102 | 返信 | Re:ホロコーストに対する罪 | URL | 毒芋虫 | 2005/02/21 05:14 | |
しかしなんですな、昨今、ホロコーストを南京事件と相対化しようとしたり、挙げ句の果ては「朝鮮人強制連行」と比較しようとするおかしな人が多いので全く憂慮に耐えません。 さて、毒芋虫は「ナチスはユダヤ人迫害をはっきり公約に掲げて民主的選挙により政権についた」と述べました。一応、政権につく前にナチスがどのような主張をしていたか確認しましょう。 ネタ本は大沢武男著「ヒトラーとユダヤ人」です。(この本はたまたま手元にあったというだけで、推薦しているわけではありません。念のため。) 「「ユダヤ民族それ自体、ドイツ民族にとって毒であり」、したがって対決し、滅ばされるべきものであるという主張がシュレースヴィヒ・ホルシュタイン州のナチス日刊氏(1930年2月21日付)にも掲載されていたことから、ミュンヘンやベルリンなどの中央のみならず、地方にも「ユダヤ人を滅ぼすべし」という考えが広まっていたことが分かる。 (同書120ページ) 1931年5月4日、「ライプチッヒ新情報誌」の記者ブライティングとの会見でヒトラーは聖書の過去が伝えているよりも、より断固とした迫害をすべしと、ユダヤ人を脅迫している。(同書120ページ)」 もちろん、反ユダヤ主義と反ボリシェリズムはヒトラーの「わが闘争」にあるとおりなのですが、政権を取る直前でも紹介したような主張をしていたのです。 ユダヤ人が次第に権利を剥奪され、国籍さえも失い、最後に収容所送りとなる様子は本当に吐き気を催すほどです。 |
||||||
![]() |