33108 | 返信 | Re:ホロコーストの相対化を許せない | URL | ピッポ | 2005/02/21 11:05 | |
小林 哲夫さん こんにちは > 私が最初にホロコーストについて > 『ある人種(民族)に属していると言うだけの理由で憎しみを抱くと言う経験は,日本人には過去も現在も全く無いと思います。 > ホロコーストは日本人には想像もできないほどの恐ろしい所行です(小林哲夫)』 わたしは、現在、2チャンネルや桜チャンネルなどの掲示板で、公然とまた堂々と『ある人種(民族)に属していると言うだけの理由で憎しみを抱くと言う経験』が交流されている現実を、とても憂慮しています。 これを、 未だバーチャルな世界のものであって、現実化して街頭で事件が起こるようなことはあるまい、と安易に考えてよいのでしょうか。たまたま、日本人の「下半身」的本音が、それらの掲示板に現れているに過ぎないのでしょうか。 もし、そうした日本人の「下半身」的本音が、戦場という殺人公認の場に解き放たれたとき、 一体何がおこるでしょうか? 私は、日中戦争の南京へ至る道の中で、それが起こったことを容易に想像します。さまざまな陣中日記が、私の想像を残念ながら肯定しています。 確かに日本軍国主義は、 『ある人種(民族)に属していると言うだけの理由で憎しみを抱く』ことを表向きの綱領に掲げなかった点で、ナチスドイツとは違っていたかもしれません。五族協和でしたもんね。 しかし、 『ある人種(民族)に属していると言うだけの理由で憎しみを抱く』民衆の下半身的感情を、 戦争の現場、兵士が戦う現場で利用する点では、卓越していたのではないでしょうか? 今日の平和時においてすら、そうした感情扇動が公然と行われていて、 安倍晋三のような公的政治家が、公然とそうした動きと連動しているのですから。 私には、こうした今日の姿からも過去が透けて見えるのです。 以上は私の心証です。 もとより、歴史検証には事実の因果関係というエビデンスが必要であることは言うまでもありません。 小林 哲夫さん 日本人ならそんなことはしないはずだ、と思いたいのはやまやまですが、 それを揺るがぬ前提にして、日本の近現代史を読むことは私にはできません。 家に帰れば優しい父であり兄であった。 それは、ナチス親衛隊の将兵とて同じです。 |
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