33193 返信 【抗議声明】光文社「 FRASH 」編集部宛再申し入れ URL にゃにゃにゃにゃにゃ 2005/02/24 23:49
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先にお知らせした2月1日付け光文社「FLASH」宛抗議文は2月10日付(2月15日局留受 理)でFRASH編集部よりの回答(メール末尾貼付け)が届けられ、その回答について VAWW-NETジャパンは2月21日に以下の申し入れをFAXならびに配達証明郵便で行ないま した。
以下遅れましたが報告いたします。

VAWW-NETジャパン事務局
2月24日

******以下VAWW-NETの再申し入れ文******

光文社「フラッシュ」編集長 折敷出慎治様

「回答」に対する申し入れ

 2月10日付け「回答」を拝受いたしました。
ご回答いただきましたことは感謝いたしますが、私たちはこの回答により更に傷つけ られました。とりわけ池田恵理子さんを巡っての事実無根の記事について何らの謝罪 もないことに怒りさえ感じております。

貴方のご回答には、「誤った情報を読者に流す理由と意図もなかった」とあります が、この記事は一部の読者の興味を引くために故意に書いた記事であり、誤解を生じ る可能性を十分予測でき、その可能性を承知の上で記事にしたと私たちは考えており ます。
池田さんがバウネットの運営委員であり、NEPの社員であることが、NHKの放映 と何ら関係がないにもかかわらず、個人名をあえて出し、あたかも後ろで糸を引いて いるかのような印象を与えたことは故意以外の何ものでもありません。従って重大な 人権侵害であると受け止めております。
池田さんに対して、このような人権侵害を及ぼしたことを、貴方及び筆者は真摯に認 め、今後、二度と同じ過ちを繰り返さないことを約束してください。ジャーナリスト としての良心をお持ちなら、心から反省し、池田さんに謝罪してください。
また、掲載した写真につきましては、次号で「お詫び」と共に出典を明記されますよ う、お願い致します。
なお、この申し入れに対するご回答は3月7日までにお願いいたします。

2005年2月21日

「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク
 (VAWW-NETジャパン)
 共同代表 西野瑠美子・東海林路得子


******以下光文社「フラッシュ」の回答*****

「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク(VAWW−NETジャパン)御中

「謝罪・訂正文掲載の申し入れ」への回答

前略 春寒の侯、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配 を賜り、厚くお礼申し上げます。
 さて、弊誌「FLASH」2005年2月8日号に掲載された記事「泥仕合に新事実! NHKvs.朝日新聞 問題の『法廷ビデオ』に出演していた北朝鮮工作員」に対し、2月 1日、貴団体から申し入れがありました「謝罪・訂正文の申し入れ」に回答いたしま す。
 当該記事の直接的な担当者である編集部員と取材記者が当初、この申し入れ書を拝 読した結果、貴団体のご主張の内容には記事に対する誤解が多いと判断しました。記 事に対する誤解が「申し入れ」の前提であるなら、「謝罪・訂正文掲載」の前に、ま ずはその誤解を解いていただく努力をすべきだと考えました。今回の件は、私どもと
しては、話し合いで解決できる問題だと認識しております。そこで、取材記者が貴団 体に直接伺ってご説明したい旨を電話とメールによってご提案させていただいた次第 です。
 私どもの提案に対し、貴団体のご担当者の方は「運営委員会で協議する」とご回答 されましたので、その協議の結果をお待ちしておりましたが、その後、私どもの提案 に対する回答はありませんでした。そして2月7目、貴団体は再度、「申し入れ」への 回答を催促してこられた、というのがこの間の経緯であると認識しております。
 今回、催促状をいただき、それに関して改めて編集部内で協議した結果、以下の回 答をさせていただきます。よろしくご査収ください。草々

1.「記事の誤りに関して」に対する回答
 (1)貴団体は〈運営にあたったのが、問題の番組を制作したNHKエンタープライズ 21所属の池田恵里子プロデューサーである。〉という記事の一部を引用され、「問題 の番組を制作担当したのは池田恵理子氏である、という印象を読者に与える記述にな っています。しかしこれはまったくの事実誤認です。池田氏はこの番組の企画・制作 には一切関わっていません」と指摘しておられます。
 ご指摘のように池田氏が番組の企画・制作に関わっていないことは取材記者、担当 編集者も認識しておりました。ですから「問題の番組を制作担当したのは池田恵理子 氏である」とは書いておりません。しかし、貴団体も認めておられるように、池田氏 はVAWWーNETジャパンの運営委員であり、女性国際戦犯法廷の「運営にあたった」の は事実です。そして「NHKエンタープライズ21に所属」しておられることも事実で す。その事実をそのまま書いたのが引用された部分です。記事内の「問題の番組を制 作した」という部分は「池田恵理子プロデューサー」を指しているのではなく、 「NHKエンタープライズ21」を指しております。私どもには「誤った情報を読者に流 す」理由も意図もありませんでした。
 なお、池田恵理子氏のお名前を「池田恵里子」と書いたのは当方の確認ミスでし た。この点に関しましては池田氏にお詫びするとともに、今後このようなことがなき よう厳重に注意し記事作成にあたりたいと思っております。

 (2)貴団体は「FLASH」の坂上香氏へのインタビュー記事「当時の制作ディレクタ ー激白 『NHKが迫った凄まじい改変』」に関しても「記事の誤り」と指摘されてい ます。
「番組の企画を持ってきたNHKエンタープライズ21」のプロデューサーの氏名が出て いないことが、「あたかも池田氏が裏で糸を引いたかのように印象を与えて、VAWW− NETジャパンとNHKが結託して作った番組であったというデッチ上げの構図を読者に刷 り込もうという意図があったのではないでしょうか」と指摘されていますが、そのよ うな意図は一切ありません。そのプロデューサーが林氏であり池田氏でなかったこと は坂上氏にも確認しておりました。NHKエンタープライズ21のプロデューサーの実名 を誌面に出さなかったのは編集作業上のことであり、重ねて他意はありません。

2.「ビデオ映像からの引用について」に対する回答
 ご指摘の通り、弊誌記事に掲載された3枚の写真は、VAWW−NETジャパンとビデオ塾 が制作したビデオ「沈黙の歴史をやぷって〜女性国際戦犯法廷の記録」の映像から起 こした写真であることは事実です。記録ビデオからの写真に著作者もタイトルも表示 されていなかった点は当方のミスです。お詫びするとともに今後はこのようなことが なきよう厳重に注意し.誌面作成にあたりたいと思っております。
                                      
以上

2005年2月10日  光文社「フラッシュ」編集長 折敷出慎治

****ここまで****
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戦争と女性への暴力日本ネットワーク
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