33198 返信 うんなこと聞かれても URL 工藤猛 2005/02/25 10:57
理想は「まぼろし」で終わった。
ただ理想を追い求めた人間がたくさん満州にはいた。
日本人にもいたし、共産主義者である中国人や民族主義者でもある
中国人、満州人(?)、モンゴル人にもいたのだと思う。

中国大陸は混乱のさなかにあった。
馬賊、匪賊、官僚の苛斂誅求から逃れられる秩序があれば
そこに避難民、新天地を求める人々が集まった。

租界の果たした役割をどう評価するかが鍵だと思う。

大日本帝国が実質で支配していた満州国は中国庶民にとって
「租界」だったのかもしれない。とにもかくにも満州国には
秩序があった。働き口があった。産業投資があった。
インフラと産業を建設するぞといった熱き心を持つ「行政官」がいた。