33242 返信 アウシュヴィッツと731部隊 URL 小林 哲夫 2005/02/27 06:07
とほほさん  こんにちは

最初に私が「ホロコーストは日本人には想像もできない恐ろしい所業」と書いたことから議論が始まりました。

「日本人には想像もできない」という表現に犯罪性を嗅ぎ取った人が居ました。
そんなことをいう日本人は、731部隊などの日本が行なった犯罪を隠蔽しようとする右翼の発想だ!という私に対する批判です。
つまりこの人はアウシュヴィッツと731部隊を同じものだと考えているようです。
それはアウシュヴィッツの相対化であり、決してしてはいけないことだと私は反批判しました。

でもこのことが未だに理解できない人が多いのでもう一度説明します。

殺人はすべて犯罪で悪いことですが、それに対する罰には、極刑から執行猶予まで様々な違いがあります。
アウシュヴィッツも731部隊も犯罪と言う意味では同じですが、その動機に雲泥の違いがあります。
この違いを忘れて味噌もくそも一緒にした杜撰な神経の人が多いので忠告しているのです。
このような荒い神経で過去の日本人を断罪していてはそのうち反動が起きるに違いないと考えます。
何よりも歴史に向かう態度として不誠実すぎると私は感じます。

世の中の悪を、何でもかんでも同じ程度に悪いと感じる人は、悪に対する怒りの心情が本当は欠如しているのであって、結局全ての悪を、身にしみて悪いと感じていない、という無神経に陥るからです。

アウシュヴィッツと731部隊の動機の違いは歴然としています。
「殺しても良いと考えた」(731部隊)のと
「殺した方が良いと考えた」((アウシュヴィッツ)という違いです。

中国人だから殺しても良い、と考えたのと、ユダヤ人は殺すべきだ、と考えたという違いです。

日本人は「ある民族を殺すべきだ」などと考えたことは決してありません。

日本人もこんな酷いことを考えたと非難する人が居たら、日本に対する大変な侮辱です。
さらに歴史上かつて無かった特異な犯罪を、日本の犯罪と同じだと相対化するものですから、ユダヤ人から非難される考えでもあることを是非理解して、二度とこのような浅薄なことを言わないようにお願いいたします。

なお植民地主義についてとほほさんがコピペしてくれた部分は私に何を言いたいのかわかりません。
私をサポートをしてくれて有難うと御礼を言うべきでしょうか?