| 33407 | 返信 | Re:国際法とは? | URL | 五番街 | 2005/03/05 08:53 | |
> 五番街さんはソ連の日ソ中立条約違反について > >『国際社会ではこの違反を犯罪とするという認識は存在せず・・』 > という考えを述べていますが、五番街さんは国際法をパワーポリティックスの限界内で理解しようとしていると見ました。 相変わらずですが、小林さんは私の意見を曲解していますね。 私が主張しているのは、ソ連の対日参戦は、日本による侵略戦争を敗北に導くことを目的として、当時の連合国の要請・承認を得たものであるため、自国の利益を追求するために他国を侵略し、その領土、財産あるいは人命を奪い取る行為と同一視してはならない、ということです。 さらに言えば、日本による侵略によって建設された満州国に軍隊を送り、日本軍と交戦する行為は、通常の意味での侵略とは異なるものであり、日本の侵略による被害国であり、日本と交戦する中国および連合国を支援するためのものであった。そのため、国際社会が侵略という認識を形成しなかったのも当然だ、と考えています。 この考え方は、「パワーポリティックス」とは全く異なるものであり、いわば国内法の緊急避難措置に似た見方です。 > この見方で考えますと、例えば朝鮮併合は国際社会の承認を得ているから違法性は無い、という結論だけになります。 朝鮮併合の問題については、私自身が見解を形成していませんので、保留します。 > 満州帝国についても、リットン勧告では建国に違法性を指摘していますが、戦争犯罪とまでは言っているわけではない、ということで満州事変は免罪されることとなります。 この点については烏龍茶さんがご指摘されている通りです。 > とすると平和に対する罪は日中戦争からがその対象となりますが、一体どの行為が侵略となるのかはっきりしていません。 侵略は、武力を用いて他国の領土、財産あるいは人員を奪い取ることです。たとえば、満州国の建国は誰が見ても侵略の結果ではないですか。 > 五番街さんは日中戦争について > >『中国侵略の計画の策定、実行および継続が行われた』 > と考えているようですが、日中戦争には計画は存在しませんでした。 小林さんご自身が「 かつての戦争については、「侵略戦争だった」」と述べているのですから、この「一体どの行為が侵略となるのかはっきりしていません」とは整合性がないことになります。 では、小林さんに質問します。この「侵略戦争だった」という意味は何ですか? > 現地軍の独走によってずるずるとのめり込んだ、だらしのない戦争であったところがこの戦争の問題点だという認識はないのでしょうか? > > 日中戦争については、東京サイドは政府、軍部ともに最後まで不拡大方針でした。 これも、不思議な見解ですね。小林さんが言うように、政府・軍部ともに不拡大方針が実施されてていたのなら、どうして日本は属国の満州国を中国の領土に建設するのでしょうか。これは、侵略行為によって日本がつかみとった果実ではありませんか。 さらに同様に、不拡大方針が実施されていたのなら、当時の国際連盟で、この満州国の建設によって日本の侵略が認定され、撤退勧告決議が行われたにもかかわらず、どうして日本はそれに反対し、国際連盟を脱退するのでしょうか。 > このような計画性の無い戦争の責任をどこに求めるか?というのが、日中戦争の複雑なところなのです。 > 戦争目的も無かったものですから、文字通り事変というべきなのかも知れません。 計画性がないのなら、満州に侵略して日本の属国を作り上げるなんてことはできません。 > ずるずるとのめり込んだ沢山の戦闘が拡大したのですから、このどれが侵略の始まりか、誰が責任者かを特定するとは大変困難なのです。 「大変困難」という小林さんの指摘が正しいかどうかはともかく、認定された侵略の責任者を特定し、処罰することは不可欠な作業です。 > 五番街さんの想像するような計画も決断も無かったとしたら、誰に責任があると考えるのでしょうか? > このような疑問に東京裁判が回答を与えているとは私には思えませんが如何でしょうか? 「計画が無かったとしたら」と考えるのが無理です。 > つまり五番街さんのような意味での国際法のレベルで判断できることでは無い、と思われます。 なぜこのような結論が導かれるのか、全く理解できません。小林さん自身がかつての戦争を「侵略戦争だった」と述べているのですから、国際法にもとづいて、平和に対する罪を犯した者が処罰されるのは当然ではないですか。 |
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