| 33618 | 返信 | 不戦条約違反について | URL | 小林 哲夫 | 2005/03/16 22:49 | |
| 五番街さん お忙しい様子ですので、これは読むだけで結構です。 満州事変は不戦条約違反か? 満州事変を開始するに当って、関東軍は不戦条約違反の批判を受けないように充分検討をしました。 そして「満鉄並行線問題、商租権問題、対日ボイコットなど、中国側からの日本の権利蹂躙に対する自衛策である」と主張することとしました。 この主張はある程度道理があると思います。 リットン報告では、この点について「関東軍将校達が自衛と考えて行動した可能性については否定しない」という結論でした。 つまり不戦条約違反を持ち出さない、ということです。 さてリットン報告を巡って、国際連盟を脱退することとなった日本のことを「これでいよいよ国際的に孤立した」と絶望的に書いてある本が多いのですが、ちょっと誤解があるように思います。 日本の世論がリットン報告を怒ったのは、満州帝国を否定されたからではなくて、中国の条約違反の横暴を国連が制裁してくれないからでした。 つまり国連への期待はずれで怒ったのでした。 日本の国連頼みはこの頃からの伝統です。 もともとアメリカもソ連も参加していない国連ですから、国際的な力も無かったのですが、脱退後は個別的な交渉で充分国際関係は処理できました。 この後英国などは日本に近づいて来たりしています。 日中戦争と不戦条約 因みに日中戦争は、事変の範囲に留まり宣戦布告をしていませんので、不戦条約違反ではありません。 不戦条約違反の批判を避けるために宣戦布告を行なわなかったとも言えます。 これに対してアメリカもお家の事情で、戦争と認定しませんでした。 だから日中戦争については不戦条約違反を主張できない事情がありました。 |
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