33875 返信 Re:日本は海洋国家である URL 火の鳥草 2005/03/24 23:52
日本は「海洋国家」である。
国土面積は世界で59番目の37万平方キロにすぎないが、海は国土の12倍近い447万平方キロもある。
この面積は何とカナダに次いで実に世界第6位の広さである。
日本よりはるかに広大な領土を持つロシアやブラジルより広いのである。
ここでいう「海」とは、排他的経済水域(EEZ)のことで、国連海洋法条約では沿岸200海里(370km)以内の水域をEEZと定める。

EEZ内では、天然資源の探査・開発・管理、人工島や構築物の設置、海洋の科学的調査に沿岸国の主権的権利が認められている。

さて、沖ノ鳥島を中心とするEEZは日本の国土より広い40万平方キロもある。
突然、中国は、沖ノ鳥島は「岩」であり「島」ではない、と言い出した(国連に申し立ててはいない)。
国連海洋法条約では「岩」の周辺をEEZとすることを認めていない。

国連海洋法条約121条1項には「島」の定義として「自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、満潮時においても水面上にある」としており、沖の鳥島が島であり、岩であることは明白である。
同121条3項には「人間の居住または独自の経済的生活を維持できない岩は、排他的経済水域または大陸棚を有しない」との規定があり、中国はこれを根拠に日本にEEZはないと主張してるらしい。

日本は、1996年、沖の鳥島を「島」として、周囲にEEZを設定し国連に届け出た。そのとき以降異議を国連に申し立てた国は一国もない。

そもそも中国自身、南シナ海の南沙諸島について沖ノ鳥島同様の「岩礁」を、島として主張しており、ダブルスタンダードもいいところだ。

インチソル氏のように、
>その排他経済水域に意味ある地下資源が眠っていて、かつそれが採掘可能であれば、その排他経済水域の有無は重要な問題だと思いますが、もしそうではなくて、単なる絶海の孤島でしかなければ、あるいは海面下数千メートルの、現在の人類の技術力では手も足も出ないような地下資源であれば、やはりどっちでもよいように思われます

などと暢気なことを言っているこの感覚を疑う。







はない。島そのものなのである。











> tpknさん
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> > ちなみに、「人の住むこともできない絶海の孤島の領有権」は、普通にはどっちでもよくないのですね。
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> それは、時と場合によりけりでしょう。たとえば、現在においてさえも、アラビア半島の国々の国境線などは、かなりいい加減です。石油のでるところや政治的に緊張状態にあるところは違いますが、それ以外はどこが国境線なのか、なんて誰にもわからないところが多い。
>
> > 日本最南端の沖の鳥島は合わせて四畳半程度の面積しかない二つの岩ですが、これが水没すると日本は国土面積を上回る排他経済水域を失うそうです。
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> その排他経済水域に意味ある地下資源が眠っていて、かつそれが採掘可能であれば、その排他経済水域の有無は重要な問題だと思いますが、もしそうではなくて、単なる絶海の孤島でしかなければ、あるいは海面下数千メートルの、現在の人類の技術力では手も足も出ないような地下資源であれば、やはりどっちでもよいように思われます。
>
> > どっちでもよいのなら黙ってたほうがいいのではないでしょうか?
>
> いや、「どっちでもよい」と発言することに意味があると私は思っています。
> 日韓双方ともに「どっちでもよい」という曖昧中立的な意見が排除されるような傾向があるように感じており、そういう状況はよくないと考えていますので。
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> > 別に韓国と違って、竹島に関する見解が踏み絵とされているような国粋主義的状況は現在の日本にはなく、「何も考えてない」からといって特に怒られることもないでしょう。
>
> それはどうでしょうか。韓国でも、なにも考えていなくとも特に怒られることはないでしょう。なぜなら、何を考えているかなんて、公言しなければ他の人にはわかりませんから。
> 「なにも考えていない」と公言するとものすごい反発が生じることは事実です。しかし、これもまた日韓ともに基本的には同じです。現に、私が「どっちでもよい」と書いたとたんに、あなたは、大きく反発しているではないですか。
>
> 毒芋虫様
>
> > 竹島はサンフランシスコ講和条約で認められた日本領土です。
>
> サンフランシスコ条約は
> 日本国は、朝鮮の独立を承認して、斉州島、巨文島及び欝陵島を含む朝鮮に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄する。
> としています。
> 朝鮮には無数の島があり、にもかかわらず条文はこの三つの島しか言及していません。ということは、条文に島の名前が書いていないから放棄していない、と断定することは難しいと思われます。もちろん、同様に「放棄した」と断定することも無理ですが。
> 要するに、立場次第でどうとでも解釈しうるグレーゾーンではないかと思うわけです。