| 33984 | 返信 | Re:人類と戦争 | URL | スクイボン | 2005/03/28 19:54 | |
| > 5、ユーラシア大陸と日本 > スクイボンさんは何気なく日本をユーラシア大陸の一部と表現していますが、私は大陸と日本を対立項として理解しています。 > 大陸のどこかで戦争という現象が始まったとしますと、陸続きの地域は全て警戒態勢をとらねばなりません。 > いつ侵略されるか解らないからです。 > > ある民族が性格的には侵略的で無かったとしても、周辺に侵略的民族がいたら、自衛のために防衛を重視せざるを得ません。 > > これがユーラシア大陸全体が陸続きの意味です。 > ヨーロッパも中国も、このようにして戦争社会にならざるを得ませんでした。 > こういう社会の人は「人類の歴史は戦争の歴史だ」と考えないと生きて来られませんでした。 > ところが日本は日本海という防壁があって、侵略される恐れがほとんど無かったために、侵略に対抗する文化が不要であり、日本にだけ戦争の無い文明が出来上がったのです。 まずはここから。 うーむ、 少し自分の考えるユーラシアの定義と違いますかねぇ。 自分の考えるユーラシアとは一種の巨大な情報ネットワークで、ユーラシア大陸の範囲はこの情報ネットワークの影響を受けた地域・民族、といった所でしょうか。この場合北アフリカは間違いなくユーラシアの一部、サハラ以南のアフリカはグレーゾーンですかねw 自分のユーラシアのこういう解釈は、一時期マイブームだったペルーやメキシコの古代文明との対比から出てきました。 元々人間の独創性なんてたかが知れています。世界的に高く評価される作家や芸術家達も、よく分析してみると過去存在したアイデアを取捨選択して自己流にアレンジする事を得意とする、いわばパクリの天才が殆どです。ただ、人間は言葉をもち、自らの思考を他者や後世に伝える事ができる。逆に言えば、新しいアイデアを考案する事は困難だが他人のアイデアを頂戴するのはそれほど難しい事ではない。 人間の他の動物を圧倒する力は、ただ巨大な脳にのみ依存しない。人間の真の力は言葉によって継承され、伝えられる文化なのです。人は言葉と文化を持つから、何百億という同胞の力を借りる事ができるから、どんな動物よりも強い。 それ故、極稀に生まれる独創的なアイデアを、より世界の広い範囲から集める事の出来る文明が世界の歴史を支配してきたのだと自分は思っています。 アメリカの場合、アンデスの文明と中央アメリカの文明との間ですら、目立った交流は確認されないそうです。馬やラクダなどの大型家畜がいなかった事や、南北に長い大陸の地政学的デメリットのせいだとか。それ故、アメリカの文明はユーラシア程には(特に軍事的意味において)発展できず、後にユーラシア吸収されてゆく運命となった。 一方ユーラシア大陸にあって活版印刷・火薬・羅針盤等々の、他の文明が生み出した知識と技術を活用できたヨーロッパは、その力を持って世界の覇権を握ってゆく。 また、ヨーロッパの侵略に対して曲りなりにも抵抗し、独立を維持できた文明はことごとくユーラシアの中にある文明でした。 そんなユーラシアネットワークの中に、日本も間違いなく存在している。自分が日本をユーラシアの一部と考えるのはこの為です。 無論、日本は周囲を海に囲まれた特殊な環境の中にある。それによって日本文明は隣接する中国文明ともまるで異なる特殊な進歩を遂げた。これは、小林さんの仰るとうりでしょう。 しかし、環境の差異による文化・宗教の相違はユーラシア大陸内の他の文明間にも見られます。砂漠のイスラム、森林のヨーロッパ、中国の大平原、インドの複雑な地形。いずれ、日本海の存在と変わらぬ大きなファクターだと思えますが。 それよりも、情報ネットワークとしてのユーラシアに日本も古代から繋がっていた事、このことを重視して自分は日本をユーラシアの一部と考えました。 自分の考えるユーラシアは、シルクロードと殆どイコールに近いです。 |
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