34039 返信 Re:竹島問題と「民衆」のひとり URL inti-sol 2005/03/31 23:45
竹島問題について、ひとつ訂正しなければならないかもしれません。

> > 絶対にそんなことにはならないと思います。これは竹島問題でなく他の問題でもそうですが、「どっちでもいい」と言ってとくに非難されない政治的自由さが、日本にはあると思います。(tpkn氏)

これについてです。
産経新聞やそのご用評論家などは竹島問題についてヒートアップしているけれど、この手の人たちは、しょうない氏流の言い方をするなら、まあお約束の人たちのお約束の反応とでもいうべきものであって、国民の意識を反映しているものではない。
で、実は日本人の多くは、竹島問題を「どっちでもいい」、あるいは少なくとも「たいしたことではない」と思っているんじゃないかと思えてきました。

> 要するに、自国の領土を軍事占拠される程度のことは「踏みにじられる」ことにはinti-sol氏の基準ではならないということなんだろうな。では、 inti-sol氏は一体どういう目にあえば「踏みにじられた」と立ち上がるのであろうか。これでは、小林氏の主張と結論においてそうかわりはないように思うのだが。 (八木沢氏)

竹島を占拠される程度のことは「踏みにじられる」ことにはならない、というのは、必ずしも私だけの「基準」ではなく、実は日本人の多くの「基準」なのかもしれません。
竹島を韓国が占領したのは、昨日今日のことではありません。51年前のことです。私は生まれていませんでした。それ以来、ずっと占領は継続していますが、大方の日本人は、そんなことは大した問題ではないと考えてきたのではないでしょうか。
そうでないとしたら、51年も経って、何で今更、それも島根県の条例などというレベルで「竹島の日」制定なのか。本当にこれが重大な問題だったら、もっと遙か昔にそんな日が制定されていなければおかしい。
敗戦時にソ連に奪われた北方領土については、すでに25年も前に「北方領土の日」が制定されています。それも国レベルで。「日本固有の領土が奪われた」という点において北方領土と竹島が同じだったら、なぜそのとき同時に、あるいは少なくとも数年以内に「竹島の日」が作られなかったのか。
答えは、北方領土に比べれば、竹島など大した問題ではなかったから、としか考えられません。

そして、一般国民や「売国的政治家」ばかりではなく、ことあるごとに反韓国感情をむき出しにする右翼系メディアやその支持者にしても、実は同じではないか、と私は疑っています。今回の騒動が起きる以前に、彼らはいったいどれほど熱心に「竹島を返せ」と主張してきたのか。
たとえば、代表的な右翼政治家の一人、石原慎太郎の公式サイトをみると、尖閣諸島と沖の鳥島については何度も言及し、北方領土についてもわずかに触れていますが、竹島についてはなにも言及していません。
http://www.sensenfukoku.net/human/rela.html
http://www.sensenfukoku.net/mailmagazine/no22.html
http://www.sensenfukoku.net/mailmagazine/no32.html
http://www.sensenfukoku.net/saying/index.html

韓国については、ただ「韓国、台湾、シンガポールなど経済がうまくいっている国々は、日本が戦前に統治したことのあるところばかりです。」
と、滑稽なことを書いているのみです。

あるいは、依然八木沢氏が「支持している」と表明したことのある西村真悟議員

やはり、竹島についてはものの見事になにも言及していない。
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=9
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=7
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=17
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=18
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=22
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=38
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=39
などにおいて、北方領土について、尖閣諸島について、あるいは韓国について、「国防」について、「領土を守ること」については、散々主張していますが、竹島に関してはものの見事になにも書いていません。唯一
ところで私は、島嶼議連結成時からのメンバーであるが、当議連発足に際して発言し、「議連が対象とする島の中には、北から千島の各島々、日本海の竹島、東シナ海の尖閣諸島が入るのか否か」の問いを発し、メンバー全員から「入る」の確認を得たので議連に加入した。
と書いているのが、竹島について西村議員がホームページで主張しているすべてであるようです。

もちろん、次の更新時には竹島に言及するかも知りませんが、今回の一連の騒動が起こらなければ、石原慎太郎や西村慎吾にとってさえ、竹島は尖閣諸島と並べてかき立てなければならないほど重要な問題ではなかったと言うしかないでしょう。

まして、一般国民の多くは、「自国の領土を軍事占拠」している国のテレビドラマやその俳優を熱烈に支持しています。世論調査によると、日本人の好きな国として、韓国は米国に次ぐ第2位で44.7%、嫌いな国としても米国より少ない5位で11.4%、韓国が嫌いな人より好きな人の方が圧倒的に多い。つまり、韓国に日本の領土が「踏みにじられ」とは思っていないことは明らかです。


なお、補足として八木沢氏の
自国の領土を軍事占拠される程度のことは「踏みにじられる」ことにはinti-sol氏の基準ではならないということなんだろうな。
という書き込みに対する私自身のコメントを述べさせていただくなら、そもそも私は竹島が「我が国の領土」と断定できる根拠を持っていないので、我が国の領土かどうかわからない無人島を軍事占領される程度のことは、確かに私にとって、「踏みにじられる」ことにはなりません。

> これでは、小林氏の主張と結論においてそうかわりはないように思うのだが

おそらく、小林氏の主張と結論は、竹島が尖閣諸島であっても、それどころか人の住む地域であっても変わりがありません。
私は、尖閣諸島が我が国の領土かどうか分からないとは考えていないし、まして人の住んでいる地域は言うまでもなし。

> しかしその大統領はすぐに支持率急落の憂き目に遭い、このたびの「独島」作戦で辛うじて息を吹き返した(支持率は10%上がった)という状況にある。

基本的には、為政者というのは任期中の支持率は高いものではない。選挙戦で語ったバラ色の未来を簡単には実現できないのはどんな為政者でも同じであり、選挙民がそれに失望するのもどこの国でも同じです。
小泉首相の支持率にしても、お世辞にも高いとは言えませんし、ブッシュ米大統領も同様です。

> 国内の不満分子に対外攻撃の形でエネルギーを発散させるという韓国の伝統的な方法は何も変わっておらず

対外攻撃と言うが、攻撃は口撃に過ぎず、実際に軍事的に対外攻撃を繰り返してきた米国の伝統的な方法よりははるかに健全というべきでしょう。

> 韓国における漢字追放派の主力部隊としても知られる「ハンギョレ新聞」系の出版物である。左翼かつ国粋的という、日本人には俄かにはピンと来ない編集方針で鳴らす本紙に近い内容となっている。興味深い記述も多いが、これ一冊読んだだけでは常識的な韓国人の姿を大きく誤解すること必至である。

別に、この本が韓国人の多数派の姿を反映しているなどとは言いません。しかし、おそらく30年前だったら発禁になっていたとしても不思議ではない本が、今では堂々と出版されてベストセラーになっていることはれっきとした事実です。
この本は、確かに「左翼的」であり八木沢氏が言うところの「反日的」な本であることは事実でしょう。
しかし同時に、日帝支配には、数多くの韓国人の親日派の協力者がいたこと、そして彼らが韓国の独立後も政治や治安の実権を握り続けてきたこと、彼らの手によって多くの政治的弾圧や虐殺などが行われてきたこと、そして今も強力な軍事力をもち、徴兵制をしき続ける「兵営国家」の問題点、つまり韓国現代史の汚点・暗部といったものを批判し、また「韓国人単一民族説」を否定し、国旗(太極旗)の正当性や大韓民国政府の正当性に疑問を呈している、つまり国家主義に基づく歴史観を否定する内容であり、この本をどう読めば「国粋的」という評価になりうるのか、非常に疑問です。