34075 返信 Re:家族を守る URL スクイボン 2005/04/03 20:24
例えば戦乱の時代、幸せを掴む事の出来る女性はどれだけいるのでしょうか? 安定しない治安状況下、物資の流通がままならない時代に体を病んだ人は生きていけるのでしょうか? 民衆によって選ばれたのではない無能な独裁者によって統治された国家において、政府に一方的に反逆者と見なされた人物やその家族は……。
人とは社会的な生き物であり、社会の安定と平和なくして多くの人、特に立場の弱い人々は幸福に生きる事が難しい。であればこそ、我々は社会の平安を維持する義務があるのです。軍隊とは、そうした社会の平安を維持する為の手段でありその為の組織であると、自分は解釈しています。

国家システムは人間が利己的な存在である事を前提に構築されねばなりません。それ故国家内部に対しては警察力、国家外部に対しては軍事力を持って、明確な実力部隊によって”敵”を牽制しなければなりません。
外なる敵……。過去、ヒトラーやスターリンや毛沢東等といった邪悪な独裁者によって蹂躙された国家が数多あったことを考えると、自分は軍事力の否定を警察力の否定と同じ位、馬鹿げた事だと思わざるをえない。
ドイツ国民の排外主義的な感情がヒトラーを生み出した事実を見るまでもなく、中国の現状が将来日本にとって悲劇的結果を招かないとは、自分には断言できない。
無論、軍隊が個人の権利や幸福を蹂躙した過去があるのも事実。これは警察力にもいえることです。”人間が利己的な存在”であることを前提とするならば、軍隊や警察力を管理する者達にも当然懐疑の目を向けなければならない。
それについては言論の自由の確保、三権分立の維持、投票行動と、民主主義の名の下に幾重にも張り巡らされた安全装置を保守管理する事で対処しなければならない。民主主義とはとどのつまり、利己的な人間が自らを制するためのシステムだと自分は思ってます。そしてこのシステムに綻びがあった事が、大日本帝国暴走の大きな要因だったともいえるわけで。
中国にはこの安全装置がない。排外的ナショナリズムを律する事が出来るほど社会が成熟してもいない。なにより危険なのは、あの国はまだ豊かではない事です。
第二次大戦後、先進国と呼ばれる国々では目立った革命もクーデターも、戦争も起こしてはいない。これは核兵器の存在もさる事ながら、民衆が豊かになり、その豊かさを破壊しかねない革命や戦争に反対したからです。しかし中国はまだそういう水準に達していない。
現在の中国はまだ、そういう危険な段階にあるよう自分には思えます。無論将来的に中国の経済は発展し、社会は成熟して戦争や革命を起こす危険のない民主化された大人の国家に脱皮するんでしょうが、今はまだそうではない。そうではないからこそ、日本はまだしばらくの間、中国軍を東シナ海で押さえ込む事のできるだけの軍備を確保しておかなければならないと感じるのです。