34094 返信 グランサコネ通信05−08 URL 前田 朗 2005/04/05 23:24
2005年4月5日


*転送歓迎

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(1)4月4日

4日の人権委員会は議題11(市民的政治的権利)の続きです。

レアンドロ・デスピュイ「司法の独立特別報告者」
マンフレド・ノヴァク「拷問問題特別報告者」
フィリップ・アルストン「恣意的処刑特別報告者」
アスマ・ジャハンギル「信仰の自由特別報告者」

などの報告と討論が行なわれました。その後、一般討論に移ってNGO発言ですが、議題11はNGOが多いので、5日に残りました。



(2)4月5日

5日の議題11でNGOのJWCHRが発言しました。

JWCHR発言

国際人権活動日本委員会(JWCHR、前田朗)は次のように発言しました。

アンベイ・リガボ表現の自由特別報告者の報告書を歓迎する。表現の自由に対する侵害の典型例として日本における堀越事件を紹介したい。2004年3月、警視庁は公務員の堀越明男さんを逮捕した。休日に自宅の近辺で赤旗(新聞)を配ったためである。新聞には米英軍によるイラク戦争に反対する記事が掲載されていた。日本の公務員法は公務員の政治活動を禁止しているので、警視庁は堀越さんが公務員法違反を犯したと言っている。裁判において、公安警察が事前に堀越さんを尾行したり監視していたビデオが提出された。警察は堀越さんの自宅だけではなく、彼が訪れた事務所まで捜索して、多くの資料やコンピュータを押収した。「9.11」以後「テロとの闘い」を口実に類似の事件が増加している。これは市民的政治的権利に関する国際規約に違反する違法捜査や恣意的逮捕である。日本政府は表現の自由の侵害をやめ、起訴を撤回するべきである。表現の自由特別報告者に、「テロとの闘い」と称している諸国における表現の自由の状況を調査するよう要請する。

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4日の昼休みに、ゲイ・マクドウーガルさんにお会いしました。

1998年の国連人権小委員会に「戦時組織的強姦に関する特別報告書」を提出し、日本の戦後補償運動に衝撃を与えたマクドウーガルさんです。2000年にアップデイト報告書を提出した後は、「人種差別撤廃委員会」で活躍されていました。2001年のダーバンの人種差別反対世界会議でも報告者でした。2002年の人種差別撤廃委員会における日本政府報告書審査のときも委員として審議に加わっていました。その後、お会いしていなかったのですが、3月の人種差別撤廃員会が終了して以後は、NGOメンバーとして人権委員会に参加しているそうです。たしか以前は「国際人権法グループ」の名前で参加していましたが、今回は「グローバルな権利」という名前のNGOです。6日の昼に「アメリカの拷問政策」というNGOフォーラムを開くということです。

日本軍性奴隷制のアピールにジュネーヴに来ているメンバーは、久しぶりにマクドウーガルさんに会えて、みな感激状態です。

*マクドウーガルさんについては、VAWW NET ジャパン編訳「戦時性暴力をどう裁くか」(凱風社、1998年ー2000年)参照。