| 34213 | 返信 | 中国における反日暴動について | URL | inti-sol | 2005/04/11 23:41 | |
| いろいろと、考えのまとまっていない部分があるのですが 原則的に暴力には反対です。 反日だろうが反中だろうが、反韓だろうが、デモを行うこと自体をどうこういうつもりはありませんが、投石や暴行、破壊などの行為は容認できません。このような行為は理性的な相互理解より、憎悪の拡大に役立つばかりだと思います。 中国側が主張する靖国問題や侵略戦争への謝罪と反省の問題については、私は中国側の主張に言い分があると思っています。現に中国は日本軍の軍靴に踏みにじられたのですから。 ただし、過去は過去、現在は現在です。 たとえば、尖閣諸島を日本が領有することは、侵略戦争と関係のあることではありません。私は日本が国連の常任理事国となることに反対ですが、このこともまた侵略戦争と関係のあることではありません。 お互いに憎悪を拡大し合って、得るものなど何もないと私は思います。日本人にも中国人にも、理性ある行動を望みます。 今回の一連の騒動を中国政府による官製の「反日」行動と見る向きがあるようですが、この考えはいささか甘いのではないかと私は思います。 たとえば、尖閣諸島を巡る動きを見ると、初めてこの島に強行上陸した中国側の活動家は香港と台湾の活動家グループ(1996年)でした。その後も、香港の民主派活動家が繰り返し、尖閣諸島領有の運動を展開しています。また、台湾政府も現在尖閣諸島を領土に含めた領海線を主張しています。 今回のデモについても、もちろん当局の黙認のもとに行われたことは確かですが、報道されているところによると、インターネットや携帯電話などでデモの情報が広まり、参加者がふくれあがったようです。また、投石などの暴力もデモの主催者の指示を無視して始まったとの報道もあります。 http://www.asahi.com/special/050410/TKY200504090225.html むしろ「反政府」の代償行為としての「反日」という側面も強いのではないかと思います。中国政府としては、これを抑圧しても完全放任しても、反日が反政府に転化しかねない、そういう難しさに直面しているのではないかと思われます。 現在は中国経済が好調ですが、将来不況に陥った場合(必ずそういうときが来るはずです)現在の政権が安泰であるかどうかは分かりません。もしも共産党政権が倒壊した場合、日本の右派は喜ぶかもしれませんが、しかし上記のような事情を考えればその後登場する新政権はおそらく今よりさらに「反日的」なものになるでしょう。 30年以上前、中国が名実ともに社会主義国であった時代、中国政府は日本による侵略について、「悪いのは日本軍国主義であって、日本人民もまたその被害者である」という公式宣伝を国民に対して行っていました。国民がそれを聞いて本当に納得したかどうかは定かではありませんが、今回のような反日暴動など起こりませんでした。 皮肉なことに、中国の実体が単なる資本主義国になるに従って、中国政府もそういう「公式見解」をあまり言わなくなり、反日感情が表面化する機会も激増してきた。これはいったいなぜなのでしょうか。結局のところ社会主義というイデオロギーの旗を(実質的に)降ろしてしまうと、あとはどこの国にでもあるナショナリズムという旗を掲げるしか、国のよりどころがない、ということなのでしょうか。そうだとすれば残念なことです。 |
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