34249 返信 Re:明治維新と武士道 URL 告天子 2005/04/13 09:21
> KtKさん、了解しました。

とほほさんの「武士道は、伝統文化ではない」との説の方に異論を唱えますが、とほほさんの説からすると、「伝統文化とは、何なのか」が決められなくなる、あるいは、そもそも伝統文化というものが存在しなくなるか、とほほさんの肯定する、たとえばキリスト教文化のみが真の伝統である、といった帰結になると思います。つまり、単なる独善に過ぎません。

明治政府が創造して押しつけたものであるから、伝統文化ではない。一面、そういう性格はあります。しかし、ならば、伝統文化とは、土着の芸能の如きを言う言葉でしかなくなる。また、明治政府が押しつけたと言うが、時代に合うように精神に改変が加えられた、こういうことは、どの「伝統」にもある。全く内容が変わらずに受け継がれたものだけが伝統だ、というのであれば、そんなものはあろうはずがないし、縄文時代や氷河期から続いていたことなどないんだから、「伝統」という概念自体を弄んでの話ではないか、ということにもなろう。また、「日本」自体が歴史的に形成されたものであるのだから、とほほさんの考え方からすると、「日本」の伝統、ということ自体が、形容矛盾、「そんなものは存在しない」、という話になるだろう。

明治の武士道は、江戸時代の士道の精神を受け継ぎつつも、大きく改変が加えられた異質な性格がある、その「異質な部分」を以て、「伝統ではない」というのも、「受け継いだ部分」を以て、「伝統である」、というのも、どちらも多少の無理があるとは思いますがね。

あと、もう一つの観点として、遊女の文化も日本文化を代表するものではない、(少数の人限定のものだから)、というのならば、これまた「日本文化」そのものがなくなってしまいましたね。代表するものである、というのならば、むしろ、天皇を頂いた明治政府こそが、「日本文化の代表」であるわけで、明治政府こそが、新しい日本文化創造の中心であったわけでしょう。

とほほさんは、遊女の文化が、ローカル・マイナーなものだから、日本文化を代表するものではないとしますが、だったら統一国家日本を代表する明治政府こそ、日本を代表する文化創造者そのものではないですか。どっちもそうではない、のならば、日本文化を代表するのは誰なんですか。また、具体的には何が日本文化、日本の伝統なんですか。


> 私は右翼の言うこの日本の伝統文化論を聞くと笑ってしまうのですよ。自分たちが元々持っていた子々孫々からの誇るべき伝統文化を中央にほとんど破壊されて言葉さえ忘れている輩が伝統文化とはチャンチャラおかしくてね(^^;

元々持っていた子々孫々からの誇るべき伝統文化、とは一体何ですか?。具体性がない、抽象論だと思います。文化伝統が継続するには、時代に合わせた破壊的創造は必要不可欠です。全く変わりなく続いた、というのであれば、昔から壊れないで残っている建造物とか、そういうモノの如きが「日本の伝統だ、文化だ」という話にしかならないでしょう。マンモスの化石が日本の文化だ、変わらずに、しかも中央政治権力の影響も全く受けずに残っておるぞ、みたいな「伝統」だったら、意味がないでしょう。