34293 返信 Re:中国の反日デモへの対処策 URL Josef 2005/04/14 20:45
これを機会に小泉首相が何らかの形でメッセージを発するといいんじゃないですか。中韓に限定してでもいいが、できれば広くアジアに向けて、かつての侵略への認識と現状認識と未来展望をまとまった形で述べてもらいたいと思います。日本人も聞いてませんからね、その辺のことを。

別に立ち入ったことを言う必要はないんで、首相としての総論でいい。気の利いた言葉があればそれに越したことはないが、特にないなら、何を今さら、というような聞き飽きた公式的文言でもいい。首相自身による力を込めた言葉がほしい。隣国で日本を名指しにした騒動があり、政治・経済関係に影響が及んでいる以上、また日本人の安全にも関係してきている以上、こじれている原因がどこにあるにしても、首相がいつもの一行コメントで事足れりとしていてはいかんだろうと思います。

小泉首相が外交においてはアメリカにしか顔を向けていないという印象は拭いようがありません。まあ、ある程度は仕方ないでしょう。日本がアメリカの顔色をうかがわざるをえない立場にあるということは内外で概ね理解されています。ただ小泉政権におけるアジア軽視はちょっと極端ではないか。「未来志向」以上の言葉を持たず、あとは外務省役人に「よきにはからえ」と任せきりで、自ら踏み込んでいこうとはしない。信念を持って靖国を公式参拝する、それはそれでいい。しかし、過去の首相たちが隣国への配慮から思い止まったことを敢行する以上は、もっと説得する言葉がなきゃいけない。細かいことなら役人に任せときゃいいが、靖国参拝というような問題を役人が説明できるわけがない。やれば反発があるのは分かりきっていることを「なしくずし」でやって、分かってもらおうという努力一つしないのでは隣国軽視であると言われても仕方がない。

前にも書きましたが、幸い、今の日本には「反日」騒動を正当化できるような危険な要素は特に見当たりません。そのことをきちんと述べ、今回の騒動で批判すべきは批判し、過去を首相の言葉で評価し、「未来志向」という言葉に過去を未来へと連結する正統性と実質を与えてほしい。今のところそれが決定的に欠けているように思います。