34305 | 返信 | Re:結論 | URL | 告天子 | 2005/04/15 00:18 | |
小林さんへ。多少、横レスになる部分もありますが。 > 共産主義革命が歴史の中で犯した大虐殺が明らかになっているのに、いまさら共産主義を容認できるはずがありません。 ならば、中共の反日教育も、ことあるごとに「侵略を反省せよ」、「靖国参拝は遺憾」との意思表示も、「容認できるはずがない」のですね? > 丸山が容共ならば、私にとってはそれだけで、思想家として否定されるべき存在です。 ならば、中共が共産主義国家であるだけで、国家として否定されるべき存在である、ということですか?。 > 共産主義というものがここまで否定的思想になった今となっては、「反共」について論ずる意味などあるでしょうか? お隣に巨大な共産主義国家が厳然として存在するのに、どうして「反共について語る意味などあるのか?」と問えるのか、正直、不思議に思います。 > 勿論反「反共」など考えてみたくもない、議論だと思います。 反「反共」については、よその掲示板で芥屋さんと共闘していただいたことがあります。反共であるから、必ずしも正義であり、正当な主張をするとは限らない、共産主義にも劣らぬ政治暴力の主体と「なりうる」と、私は見たからです。 > 告天子さん 満州侵略についての考えを読みました。 > ここまでの議論ではあまり違いは無いということで宜しいですね。 一見、ないようでありながら、実は深い亀裂が走っているように思います。 > 満州侵略について書いてあることも、目くじらを立てるほどの違いは無いと思います。 満州侵略について書いたのではありません。ことの経緯を書いたのであり、私はむしろ、ことの経緯を無視して、一概に「侵略だ」と言い立てるのは暴力的政治言論である、ということを主張したいが故に、書いたのです。 > しかし満州侵略の歴史認識としては中途半端だと思います。 > 無難なことを書いてあるだけで、満州侵略の直接の結論が書いてありません。 直接の結論、とは何ですか。 > もう一度結論をはっきり書いてもらえないでしょうか? 結論とは、つまりは、小林さんが一番私に問いたがっている、そのことでしょう? 「お前は、満州事変を、侵略だと思うのか、それとも、侵略ではないのか?」、と。侵略なのかどうかを、ハッキリ言明せよ、と、それが小林さんの仰る「結論」で、「無難でない、核心部分」の真意でしょう?。 では、申しましょう。満州事変の結論は、日本人民二十万人の虐殺である、と。 満州事変の「結論」があるとするなら、それは終戦時の、満州国の崩壊であって、暴民と化した中国人により、そしてソ連兵により、非軍人の日本人が、残虐な殺戮に晒された、ということです。それが、結論です。 満州事変が「暴発」だ、と私が言ったことに反応されたようですが、何故そうなったのかといえば、もともと日本居留民への、日本官憲への、中国人の虐殺事件が相次いだために、また、満州防衛のための生産基地確保のために、反日運動に対抗するために。様々な要因が重なって、満州事変が起こった。 それを「侵略だ」、というのはたやすい。しかし、その以前に、民間人虐殺の経緯があり、反日運動激化の経緯があった。平和に暮らしていたところに、突然凶暴な日本軍の「侵略」が、一方的に行われた、という意味での「侵略」ならば、そのような侵略など、なかった。 だから、私は「ことの経緯」を説明したのに、小林さんが仰りたいことは、・・・経緯などどうでもよい、そんなことは無難な説明に過ぎない、要するにお前は、満州事変を、日本の「侵略ではない」と言うのか、どうなのか、それこそが「結論」であり、最も大事なことである・・・、と。そういうことを言いたいのでは、ないのですか?。 私が言いたいことは、そのような「結論」ではなく、「経緯」の方です。侵略と言うも、進出と言うも、経緯なくしてそうなったことではない。経緯を無視した、「侵略か否か」という言葉が一人歩きすることは、それ自体、政治暴力である。 そして、本当の「結論」を言うなら、とうとう日本人は、中国人による日本人「虐殺」について、一言の謝罪の言葉を聞くこともなく、むしろ「侵略者、罪人」の言葉を浴びせられ、戦った意義も経緯も閑却されたままに、責められ続けているということ。 小林さんの「結論」を、お聞かせください。 |
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