34308 返信 Re:「何もしない」対策の内容 URL 告天子 2005/04/15 01:19
>兼松真哉さん。おばんでございます。

>  しかし、1927年の南京事件であるのならば、「中国側は全く非協力的、口先だけ合わせておきながら、」というのは事実に反すると思います。南京事件の後で、いわゆる「反共クーデター」を蒋介石は実行したのですから、列強の要求に応じるために、蒋介石は再発防止策を取ったといえると思います。すくなくとも、「全く非協力的」などと言えるものではないでしょう。

反共クーデターを実行した、ということは、反日姿勢を改めるということを全く意味しません。事実、南京事件以後も、反日運動は拡大の一方でした。蒋介石が「協力的だった」という証拠は、何もありません。そして事実は、反日運動や残虐な殺戮が「減少した」のではなく、さらに拡大的に勃発し続けたのです。「全く非協力的」が言いすぎだというなら、それら一連の事実だけで十分です。


>  しかし、その後の北伐の続行の過程において、南京事件への対応への反省から、日本は第一次山東出兵、第二次山東出兵を行っています。よって、日本は「何もしない」のままではなかったのですから、南京事件の「何もしない」が「暴発」の原因であるという因果関係は、まったく明確ではないと私は思います。

もちろん、「何もしない」と言っても、比喩表現ですから、全く何もしないわけではありません。山東出兵は、国民党の北伐への反応的対策でしょう?。日本居留民の安全保護への、抜本対策には全然ならんでしょう。しかし、満州国建国は、「抜本対策」だったわけですよ。


> > いわゆる、「金で解決」という話ですね。陵辱、虐殺の埋め合わせになると、お思いですか。というより、本気で中国側が、排日のために民間人を襲うことを、止めさせるべく努力でも何かしたのですか。しなかったし、また、出来るような状態ではなかった。
>
>  「金で解決」以前に、日本側が反乱を鎮圧していますので、反乱を実行した側の者は死亡したか逃亡したと思われます。また、通州事件に関しては、日本の傀儡政権(*1)である冀東政府の保安隊によるものですから、国民党には責任はないでしょう。以上の詳細は(*2)をご覧いただければと思います。

国民党に責任がないなら、傀儡政権の黒幕である日本国が、日本人虐殺の責任者である、とでも?。国民党に責任はない、と仰いますが、そもそも当時の中国の政治勢力に、「責任を負いうる能力」などなかったし、統治にしても、まともな状態ではなかったわけでしょう。

そんな中で続発する日本人虐殺を何とかせねばならぬ、というのは、責任者であれば当然に考えることです。で、「どうすればよいか」について、兼松さんは「中国から、出ればよい」という解答な訳ですね。要するに、暴力による日本人排撃の目的は達成されることになるわけです。その解答は、「虐殺をした側」の要求を、そっくり呑むという話ですね。


>  すくなくとも日清戦争以降、中国で「日本軍のしたことは、全て侵略行為」と考えております。

では、中国人のしたことは、全て防衛行為であるから正当だと?。侵略だ、というのは、「相手の方が悪いことをしたのだから、それに反撃を加えることは、何ら不当を問われるものではない」ことをも含むでしょう。お考えになるのは任意ですが、日本軍が戦わなければ、中国はロシア当たりの属国になっていたかも知れませんね。

>義和団事件に対する出兵ついては侵略とは言えないと(勉強不足のためもあるかもしれませんが、いまのところは)考えておりますが、この事件の事後処理に基づく駐留軍についても、日本が中国大陸に権益を得た後は、その権益を守る役割を持ったので、侵略軍になったと考えております。

権益があるから侵略だ、という判断基準は、権益を罪悪視する独特の思想によるものでしょう。また、かかる判断からすれば、米国のハル・ノートなども、まことに正当な要求であり、それに従わない日本が「軍国主義の、悪の帝国である」というような話になるわけでしょう。

権益は、どの国も関係していますし、当の中国自身が、権益を理由に行動しているわけですよ。満州は、中国固有の領土では少なくともなかったわけですし、「権益」を度外視して大陸で活動した国など、中国を含めて、どこにもなかった。

ロシアの南下、ということを抜きにして、日本の大陸進出は説明できないでしょう。中国も、朝鮮も、それに対抗する仲間として、全く当てに出来なかったのです。


>  たとえ、上記の定義による侵略行為が、告天子さんのおっしゃる「当時に於ける、合法的活動」に該当するとしても、その「合法」というのは帝国主義列強の利権を擁護するのに都合のよい「合法」にすぎず、半月城さんの言う「狼どもの国際法」によって「合法」というにすぎません。そんなものは「やくざがみかじめ料を払えというのも、やくざのルールにおいては合法」というのと同じことだと私は考えております。

私は、法律がどうこうというより、むしろ兼松さんのルールに則って日本が行動していたなら、今頃日本という国は存在していなかったのではないかと思います。中国も、朝鮮も、です。ロシア当たりの植民地にでも、なっていたのではないでしょうか?。そうなるのがいやだから、日本人は戦ったのでしょう。


>  いわゆる南京大虐殺の頃、「暴戻支那膺懲」というスローガンや、柳川平助中将の「山川草木、全部、敵なり」という言葉があったこと、また、(*2)で述べられている「この事件は、日本の「暴支膺懲」を煽り立てる絶好の材料とされ」という報道があったことから、「中国の多くの人たちは、それはそれなりに、普通の人たちでしょうよ」というようには多くの日本人に認識されず、そのこともあって、中国での日本兵は掠奪・暴行・強姦・虐殺などを抑制できなかったのではないかと考えたのですが、当時の日本人の多くが評価していなかったという根拠を提示できませんので、この部分については撤回します。

まあ、そういう無茶苦茶な表現をしていた人も多数おったでしょうが、そうした人たちが、狂信的な、異常な人間たちであり、自分はそれとは違う、と安易に考えることは、慎まねばならないと思います。


> > 完全に押さえるどころか、むしろ拡大を支持していたのではないのですか。
>
>  そういう人もいたでしょうが、蒋介石や毛沢東のような責任ある立場の人々が非軍人に対する暴力を支持していたという証拠はないと思います。

そもそも暴力だと認識していなかったのではないかと思います。

>1927年の南京事件については共産党関係者かソ連関係者があおったということはあったかもしれませんが。

悪いのは共産党ですか。しかし、国民党内にそういう勢力が深く入り込んでしたのですから、日本としては二重、三重に恐ろしい敵に囲まれていたのだ、ということになります。

>また、非暴力なデモのような運動ならまったく非難に値しないでしょう。

非暴力のデモは、安定した政治体制が確立された上で、初めて成立するものですから、当時の状況では問題になりませんし、私は非暴力デモは最初から問題にしていません。

> > 完全に押さえよなどと、言えないし、言っても出来もしないでしょう。しかし、「非現実で無理な要求」をしているのは、むしろ兼松さんの方です。非軍人に対する中国人の暴力は、押さえられないのだから我慢しろ、と?。驚くべき非人道的意見だと思います。
>
>  我慢する必要はありません。現代なら退避勧告が出るような状況なのだから、中国から出ていけばよかったというのが私の考えです。

要は、テロの要求を聞けばよい、という話ですね。

>そうすれば、日本の非軍人も暴力を受けずに済みましたし、日本兵が中国人を傷つけることもありませんでした。

テロの要求を聞けば、恐怖に直面しなくてもよくなりますよ、という話ですね。ですから私は、「反文明的」、と最初にこの問題を評したのですが、要するに、そういう「暴力の言いなりになる」ことが、兼松さんの結論ですか。

>  そして、結局、敗戦で出ていくことになったのですから、後戻りはできたはずです。

敗戦で出て行く、ではなくて、敗戦後に、どんな虐殺があったのか、ご存知の上でそういうことを言われるのですか。やはり、驚くべき非人道的意見だと思います。