34341 返信 梶村氏の暴言に、思う。 URL 八木沢 2005/04/16 11:34

 梶村さんの投稿を読んで、我が目を疑いました。

>これから予想される日本の旅行会社の海外旅行の宣伝文:

>「ことしのアジアのなかで、もっとも安全でお得な海外旅行のおすすめです。目玉は北朝鮮の平壌、金剛山です。風光明媚で温泉あり、松茸食べ放題。国内では知られていない日本の侵略の歴史も博物館でいやというほど学べます。それに、なによりも日本人が近づくと危ない日本大使館が、アジアでは唯一ありません。夜間外出されても、何も無く、また国営の無料の警備が付きますのでので最も安全です。」

>ひょっとしたら、本気で考える旅行会社がでてくるかもしれませんね。

 断言してもいいが、そんなことを「本気で考える」「日本の旅行会社」はまず現れないでしょうね。「どこか遠い国の旅行会社」ならいざ知らず、「日本の旅行会社」が北朝鮮という飢餓の国に「食べ放題に行こう!」などというキャッチフレーズで顧客を集めているさまを笑って許すほどにまでは、我が国は落ちぶれていません。

 確かに我々は北朝鮮当局者に多くの同胞をさらわれ、またそれ以前からも、かの国に対する感情は良好とは言えません。国内における朝鮮人差別も、依然としてあるでしょう。しかし、「飽食」と呼ばれる我が国も、そういう状態に突入したのはここ数十年のことで、お腹一杯のご飯を食べられなかった幼い頃の記憶を鮮明に覚えている中年以上の国民も、大勢いるのです。拉致に怒り、核問題に怒る、単純で善良な日本国民たちは、同時に、食べるものがなくて倒れていく北朝鮮の子供たちに涙してもいるのです。飢えの記憶のない若い夫婦たちも、人間としての最低限の感受性があれば、映像のなかの子供たちに我が子の姿を重ねることでしょう。「安全でお得」って、何ですか。確かに北朝鮮の人々には昨今テレビで見るような、日本に攻撃的な姿勢をとる中国人の如き元気はないでしょう。しかし、それはなぜなんですか?

 ふざけてはいけませんよ、梶村さん。貧しく飢えた国を「夜間外出しても何もないから安全です」と笑いものにするセンスは、あなたの知性のいったい何処から生まれてくるのですか?「夜間外出して何もない国」には確かに安全はありますが、希望がありますか?今の中国には安全はないが、中国人には未来への希望はあると思いますよ。私なら、安全な北朝鮮より危険な中国にいきます。私は卑怯者です。威勢のいい中国人と殴り合いになっても全く傷つかないが、北朝鮮で子供たちが飢えに倒れる姿なんか、目にしたくはない。それが現実でも、我が身には安全でも、子供たちが倒れる姿なんか見たくない。この卑怯な、繊細な、日本国民のおそらく大多数を占めるはずの錯綜した思いを理解できなければ、もういよいよ今度こそ日本の左翼は終わりでしょう。