34392 返信 小泉は「靖国参拝をしない」と公言せよ URL 梶村太一郎 2005/04/18 06:04
梶村です。

こんどは、ギャグではなく真面目です。

小泉首相に出来るだけ早く「靖国神社参拝は日本の首相として二度としない」と公言することを求めます。

理由は極めて簡単です。これが無いかぎり、日中の争いは泥沼にズブズブと陥り、まずは日本と中国の,政治には直接関与しない多くの市民、労働者が対立のために不当な被害を被ることになるからです。

昨日、町村外相の北京到着と同時に、人民日報が,実は12日にあった唐国務委員と共同通信社長との会談を掲載しました。(下記のアドレス)。
共同はすでに配信しているのですが、日本ではあまり大きく扱われなかったのではないかと(こちらでは地方紙が読めないので)推定するのですが。
しかし、当面の日中問題を整理して出して来ており、昨日の外相会談の内容もこれに添って行なわれました。

私は、一定の歩み寄りが可能であるとすれば、第一の「首相が靖国参拝をしないと公言すること」からしか始まらないと見ています。それさえもここで出来なかったら、もっと争いは拡大すると考えています。外相会談は町村外相が述べたとおり「すれ違い」でした。

また、日本側が期待した温首相との今日の会談は実現できず、町村氏は苦虫をかみつぶしているようですが、それは彼の認識が甘いからです。「すれ違い」をさらなる高官が相手に出来るはずがありません。彼の思い上がりがこんなところにもでています。

そのかわり本日、彼は唐国務委員とは会談できるようです。
唐氏の見解は以下で読めます:
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「人民網日本語版」2005年4月17日
http://j.people.com.cn/2005/04/17/jp20050417_49330.html

更新時間 :2005年04月17日14:43 (北京時間)
タイトル:唐国務委員が共同通信社長に語った日中問題

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そこで町村外相が認識すべきは、せめて靖国参拝問題だけでも小泉が譲らなければ、事態はさらに悪化して制御できない事態になる可能性が大きいということです。

その認識が得られないならば、いわゆる「反日」は中国内でさらに拡大するだけでなく、他のアジア諸国にも飛び火し、日本は世界中から顰蹙を買うことは火をみるよりも明らかです。
その時には、小泉内閣は当たり前のことですが崩壊します。
日本にとっては、その方が良いかもしれませんが、しかしそれまでに、狭間に立つ多くの日中の市民、企業などが人的、物的な取り返しのつかない損害をうけることも明らかです。その時には、無責任な退陣しか無いのです。

したがって、小泉純一郎は「靖国参拝はしない」とここ数日間に表明し、事態の解決に「首相として」当たるべきです。内閣総理大臣としての彼の責任ある行動に他の選択肢はすでにありません。

アジア諸国の人々は、もう決して譲れないところまで来ているのです。この現実を認識できない日本社会を、わたしは情けなく思います。
アジアの心ある多くの日本の友人たちの、絶望寸前の悲しい思いを理解できないことにはこの国の明るい将来はないのです。