34461 返信 Re:中国反日デモの分析 URL 芥屋 2005/04/19 22:36
>inti-solさん

春風邪ですか。お大事にされてください。

>>「他国の教科書に不都合な点」とおっしゃいますが、それは「中国共産党の正史にとって不都合」なのであって、その要求による「是正」を受け入れた場合には「歴史教育の史観の一元化」になるから駄目だと何度も言っております。

>それでは、日本政府が中国に対して教科書の是正を求めたという中国の教科書の内容は、日本の誰にとって不都合だったのでしょうか。それもやはり自民党政府にとって不都合ということに過ぎないのではありませんか?

日本の誰にとって不都合であるかとか、自民党にとって不都合なだけじゃないかとか、そういう党派感情のことはお尋ねしておりません。自己の歴史観に反するものを公権で排除することで「歴史教育の史観の一元化」を図るようなことでいいのか?ですよ。根拠は既述です。で、念押ししてお尋ねした、

>>肝心な論点をネグらないよう、お願いします。正直、これをスルーされるということは、中国当局と結んで自己の歴史観に反するものを公権で排除しようとすることついて、inti-solさんは確信的なんじゃないかと思うんですよね。

…これに対するご返答が、扶桑社の教科書に対する拒否感ですよね。inti-solさんが、この教科書を外圧を含む政治圧力で書き換えるか検定で落とすことに確信的であること、それは承知しました。で、そのご返答ですが、

>私は、今回の扶桑社の歴史教科書の中身はまだ読んだことがありません。なので、今のところは4年前のときの市販本版から類推するしかないのですが、もしあれとほぼ同じ内容だとしたら、義務教育の教科書として使うのはあまりに問題だと思います。

inti-solさんは内容も確認せずに検定でどうにかしろとか、今回の中国の要求も正当だとかおっしゃってたんですか?ちなみに、「義務教育の教科書として使うのはあまりに問題だ」というのは、先方さんが既存の他社の教科書について主張するところであります。

>もちろん、「市販本」として歴史読み物としてである限りは、言論の自由、出版の自由の範疇のことですが。

「言論の自由、出版の自由の範疇」とて無制限ではありませんよ。公権力で排除されなくてはならないほどのものが、どうして言論の自由、出版の自由の範疇で認められるとする論理が成り立つのでしょう。それは端的に言って、文部省のお墨付きを独占して反するものは私的自由の範疇でのみ認めてやろうという権力主義・権威主義でしかありませんよ。

私は、こういう政治思想の人と史論をすることにあまり意味を感じません。それは政治闘争、権力闘争であって、史論そのものは闘争手段に過ぎません。公定の一元的な歴史教育制度の中だと、たとえば私とinti-solさんの歴史議論も極私的な意味合いしかなくなり、個と個の意見交換に公的な意味は生じません。

>これは、中国政府が何を要求しているとかしていないとかとは無関係に、そう思います。

無関係とは思っていらっしゃらないから、こういう流れの議論になってるのではありませんか?

>ただし、これはあくまでも前回の版からの類推による仮の結論であり、最終的な結論は、今回の版を実際に読むまでは保留します。

今回の内容は私も詳しくは知りません。ちなみに、「義務教育の教科書として使うのはあまりに問題だ」というのは、先方さんが既存の他社の教科書について主張するところであります。

>>日本の歴史教科書に介入するのも政治的動機にほかなりません。

>そりゃ、政治的な動機はあるでしょう。しかし、そういう側面からばかり分析するのはどんなものか、と思うのです。

そういう側面からばかり分析してはいませんし、分析ばかりするのもどんなものか、と思うのです。ちなみに、党派的な政治的意見ばかりを述べられているのは、私ではなくinti-solさんだと思いますよ。


ところで。

去る4月10日の「つくる会」シンポジウムにおいて、会長の八木秀次氏は同会の教科書について「歴史ある国に生まれて良かった子供が思えるようにとの素朴な願いで、偏狭なナショナリズムとは全く別。大半の教科書でそうしなかったことが、ニートと呼ばれる若者を生んだ最大の原因」と訴えたとのこと。・・・ふーん。ニートは愛国心の欠如の産物ですか。愛国心が涵養されたら若者は就業意欲に燃え、人生観も変わって景気も左右したりしますかね。そういう考えのどこが素朴な願いなんだか。

また、朝日新聞が当教科書を「こんな教科書でいいのか」と批判したことに対し、八木氏は「他社が冷静に批判している中、一社だけ突出している」、藤岡信勝氏は「明確な採択妨害」と批判したとのこと。・・・いいじゃん、朝日は朝日で批判したいことを社説で表明してるんだから。朝日の批判に対して内容で反批判すればいいことでしょ。自分たちだって販促しながら他社の教科書や朝日を批判してるじゃん。自分が言ってることを他人から言われたら怒るような心情を、愛国心、と呼ぶわけでもなかろう。

と、思いました。