34607 | 返信 | Re:教科書、靖国は国内問題か?あるいは教科書、靖国へのクレームは内政干渉か? | URL | 芥屋 | 2005/04/25 02:14 | |
>烏龍茶さん >あなたの前回投稿にある >>「中華人民共和国はサンフランシスコ講和条約の締結国ですか?違うでしょう、中華民国を打倒して成立した国家だから。それで日本と国交締結の際に共同宣言があります。中華人民共和国がいわゆる「A級戦犯」を基準にする、いかなる国際法上の法的根拠があると言うのです。」 > という部分が無意味になってしまいますが?主張の変更を為さるのであれば、そういっていただかないと議論が無用に混乱するばかりです。 だって中華人民共和国はサンフランシスコ講和条約の締結国じゃないでしょう。極東軍事裁判に関する部分も締結国でない以上、法的に拘束はされないと思いますよ。ですから、こうお尋ねしているんですが。 「中国がいわゆるBC級戦犯を問題にし出したら、あるいは靖國神社そのものを問題にし出したら、あなたはどうなのか?」 >ポーズではなく、私はA級戦犯の合祀を問題にしているのです。それがポーズにすぎないというのであれば(そうでなければあなたのこの部分は意味をなしません)そういえる根拠の提示をしてください。 根拠を先に示すべきはあなたです。上記の質問に答えていないでしょう?中国が、いわゆるA級戦犯以外も含めて靖國神社全体を問題にしてきたら、烏龍茶さんはどうしますか。それには反対するのであれば、いかなる理由で反対なさいますか? > 1 誰が「無実」なのですか? いわゆるA級戦犯に限る、とのことですね?お答えしましょう、全員です。 理由は、あれは“裁判”ではないからです。法廷開設の法的根拠すらありませんから。 > しかし、靖国神社は「戦争犯罪人というぬれぎぬ」としているのですから、この部分に全く反対の立場なのは明らかなのですね。 当然です。主張すべきことを、靖國神社は必死になって訴えてきました。 > 2 罪状認否もヘチマもなく、彼らが有罪であったこと(侵略戦争であったこと)は、日中共 > 同宣言で相互に確認していることなのです。 支那事変が侵略戦争であったことを認めることと、戦時指導者が有罪 > >戦前の反省なんかどうでもいいから、烏龍茶さんは文化大革命の反省でもして、中国にも求めてはいかがでしょう?w > なんですかこれは。そもそも日本語としても成立していないではありませんか。 まぁ、「烏龍茶」も「文化大革命」も日本語じゃない、って言えばそうかもw >【烏】A級戦犯が合祀されている靖国に参拝し慰霊することは、上記のように【侵略戦争の指導者ども】をどのように認識するか、即ちかつての戦争をどう評価するかに直接関わるものでありますから、即ち戦争の美化なのですよ。 >【芥】祭祀されている霊の中には、生前の所業が宜しきを得なかった人も含まれておりましょうが、靖國神社は「ゴッドによる最後の審判にて善良なる魂として選ばれた霊の赴く天国」にあらず、「閻魔大王により生前の罪状を問われて地獄に堕とされた亡者を除く」にもあらず。そういう死後の幽界における人智を超えた選別は、生きて地上にある者のなすことではない。キリスト教でも仏教でも、それは神仏のなすことです。 >【烏】侵略戦争の指導者以外の人の話をもってきて、どうするのですか? >【芥】どうするかは上記の主張をしたご自分がお考えください。神社とは、あなたが考えるような場所ではない、ということです。 >【烏】問題になっているA級戦犯以外の話を持ち込んだのはあなたです。従ってあなたがどうするのかを聞いているのですが? あなたは、A級戦犯以外の話をしておりますが?靖國神社は崇敬しているし参拝もしているけど、A級戦犯の合祀はちょっと…ってな話じゃないでしょうが。靖國神社が何故あの人たちも祀るか、その理由に向き合わず自己の論で全否定し、そういう神社に参拝することは云々と、参拝という行為自体に踏み込んでいるわけですよ。 > もう一ついえば、国際信義を語っているところに それって信義違反じゃないか?と言われて、ハイさようでございます…というようなものは信義とは言いません。それは服従です。 >信仰告白をされても議論は進まないのですが。 靖國神社ですから、信仰の話にもなりますよ。私が自分の信仰に対する政治的抑圧の言論に対し、信仰の告白をするのは当然の経緯であり、それで議論が進まないなどということ自体が、他人の信仰に対する侵害行為に無自覚であることの「告白」でしょう。 > あれでしょうか?あなたは「ジハード」を名目にテロ行為を行っている連中に対しても「あれが彼らの信仰なのだ」という理解でも示すのでしょうか? 靖國神社に参拝する人が、「英霊信仰」によって日々「聖戦」としてテロを行っているのでしょうか。 > >烏龍茶さんこそ、そう熱くならずに相手の主張をよく読みましょう。あなたが靖國神社が嫌いなら参拝しなければ良い。 > 私の主張が読めているのであれば、私が好き嫌いで論じているのではないことはわかるはずですが? えぇ、嗜好を超えた政治的主張をしていますよね、ですから、その論の内容を憲法違反だと指摘しています。 > 中国人の感情を傷つけ、相手の痛みを理解せず、被害者を踏みにじった過去をさらに美化しておいて、自己の信仰への「冒涜」のみを問題にするような恥知らずな真似は、私にはできかねます。「自己中心」「相手の痛みを理解できない」とは、あなた自信が口にした非難の言葉ではないのですか。 確かに、それも事実の一端ですが、そうすると… >ご存じとは思いますが、ある事実が複数の事象から成り立つ場合、その事象の一部分しか述べないのは、述べた事象が事実であっても全体としては「ウソ」となるわけです。 あなたの論は述べた事象が事実であっても全体としては「ウソ」にはならないのですか、どうです? >【烏】よろしいですか?「東条英機の在任中に非があった」ことは、日本は共同宣言で認め、非があると認めることを約束しているわけです。しかし、その非を非であると認めず「ぬれぎぬである」としているのが靖国神社なのですね。 >【芥】いいじゃないですか。靖國神社の神職さんは、ご奉仕している御祭神の名誉回復に懸命なんですから。余りにもひどい論が戦後には多いんですから、私は靖國神社の姿勢は深く共感しますよ。でも、私の史論は靖國神社のものとは異なる部分も多い。だって靖國神社がホームページに載せているコメントは教義ではないから、それで構わない。首相のコメントだって、日中共同宣言に反するようなものはない。何か問題が? >【烏】そういうことを述べている神社にお参りすることは、すなわちそういう姿勢を認めることなのですね。国際信義にもとる大問題です。 早くもループし出しましたね。ちゃんと反論して展開させてください。 >【烏】靖国に抗議できないのであれば、アメリカの戦争博物館にも抗議できません。 >【芥】できますよ。上記のとおり。 >【烏】出来ません。靖国に対する抗議が内政干渉なのであれば、こちらもまた内政干渉になってしまいます。 >【芥】あなたができないのは、あなた自身の問題です。他人に責任転嫁してはいけません。 >【烏】いいえ。あなたの論理正しいのであれば、アメリカが原爆をどれほど美化しようとも抗議できない、なぜならそれは相手の国内問題になってしまうから、というのがここでの論点です。わたしに出来るかどうかなど話していません。はぐらかしはやめていただきましょう。 烏龍茶さんの論点は解っています。で、そうなるとこれこれの理由で抗議できなくなっちゃう…というのは、あなた自身の思想信条からくる限界なのであって、私はできます。自他の区別は付けましょう。 > >で、あなたの論からすれば、誰が参拝しようが日中共同宣言に抵触するものとして、法的に非難されるべきものとなります。 > 私が問題にしているのは、日本政府の態度であります。中国が問題にしているのも同様です。 いえ、あなたの論は政教分離問題の論ではありません。あなたの理由で政治家が参拝できないなら、多くの国民が参拝したままでもよいのか?逆に、多くの国民が首相の参拝を求めているのは良いのか?そういう話になるでしょう。 > 個々人の信仰への介入に問題をすり替えなければ、相手を非難できないということなのでしょうが、それは間違いです。 すり替えではありません。述べてきた理由により、信仰の自由を侵害されていますので、抗議しております。その抗議は誤解である、というなら、どうぞおっしゃってください。 > でははじめから「教科書における戦争の美化」はご存じだったのではありませんか。 > であるにもかかわらず、あなたの前の投稿での > 「扶桑社の教科書の記述のどこに「かつての戦争の美化」があると言うのでしょうか?そこまで言うなら、こことここの記述が「美化」であると指摘するのが筋でしょう。それもなくこのような主張をするということは、自分の史観と異なる教科書を「侵略戦争を美化したもの」との一方的な主観に基づいて、外圧を利用して政治的に排除しようという強権的発想にほかならず、言語道断の論です。」というような勇ましい発言はなんなのでしょうね。 だってそうでしょう。扶桑社の教科書は「戦争の美化」なんてしてませんから。階級闘争史観の史家が執筆したって「天皇制を廃止して社会主義の理想を…」なんて書かんでしょう。まして自由主義史観の執筆者は戦争賛美者でもあるまいし、検定もあるんだし、「かつての戦争の美化」を説くような記述はないですよ。 清濁併せ呑まない史論は奇麗事に終わる…ってのは、烏龍茶さんの言われるような「戦争の美化」とやらではないです。 |
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