| 34697 | 返信 | Re:教科書、靖国は国内問題か?あるいは教科書、靖国へのクレームは内政干渉か? | URL | 告天子 | 2005/04/28 08:52 | |
| > 烏龍茶さん > 国家が犯罪者とされることは確かにないのですが、具体的に国際法違反の行為を働くのは国家機関を構成する人間(軍司令官とか首相とか)ですから、国際法違反の行為を行った場合、彼らは犯罪者として処罰の対象になるわけですね。 烏龍茶さんの理屈が正しいなら、犯罪を犯した国家は「犯罪国家」と呼ばれることになるし、条約上国家に対して不利益を与えることで処罰することも出来ますよ。そういう規定は不戦条約にはないし、また、国家指導者個人を裁くという規定もやはりないです。 > 法は、条文の字句のみならずそれがどのような解釈で運用されるかも大事にしなければならないのです。 不戦条約には、違反に対して罰則がないのですから、違反国の責任者を縛り首にするなど、運用として完全に間違っているのですが。「解釈だから、いいんです」という説明が、烏龍茶さんのお話にはあまりに多すぎるし、そもそも靖国公式参拝までもが禁止されるのだ、東京裁判への批判も許されないのだとするのもあなたの「解釈」です。 大体、中国自身が、靖国公式参拝については「法的問題」ではなく、口約束に基づいた政治問題であることを表明していますよ?烏龍茶さんは、政治と法の問題を混同していると思います。 > >これは、日本が侵略といったのだから侵略に決まった、という話かと思いますが、それこそ乱暴な話だと思います。 > 乱暴なのはあなたの「読み」であります。「当時から日本の行為は侵略と認定されていた(リットン報告、国連決議等)」わけでありますから、「日本がそういったから」だけではないのですね。因みに「日本がそういったから」ではなく「日本と中国がそういうことで合意した」です。 満州事変については、国際機関でそう認定されてしまいましたが、満州国自体は、国民党政府も承認しているのですよ。「侵略−犯罪−侵略−犯罪−侵略−犯罪・・・」というループ話だけで、烏龍茶さんの話からは、自体をその輪っかの中に押し込めようという筋しか出ていないように思います。 満州事変から終戦までにかけて、何を指して「侵略」と言っているのか曖昧で分からない文章だし、「一九九五年八月十五日の内閣総理大臣談話を遵守し、過去の一時期の中国への侵略によって中国国民に多大な災難と損害を与えた責任を痛感し、これに対し深い反省を表明した」、法的な話と言うより、政治談話ですよ?。 大体、烏龍茶さんは、国際法だ、条約だ、といいますが、この共同宣言には、天皇陛下の署名はあるんですか?。国会決議はされたのですか?。 これにしたって、烏龍茶さんの「解釈で」、条約だ、条約だといっている話じゃないですか?。 > 当時の国連決議でそのように認定されています。この点はあきらめるしかないでしょう。 リットン調査団にしても、日本側の主張を全面的には排除できず、国連決議という政治決議をこちらが「丸飲み」しなければならない理由は何もないです。どんなことがあったのか、実情はどうだったのかを冷静に知ることが認識としては大事なのであり、「侵略だったら侵略だ」「認めたんだから侵略だ」、「国際会議で決議されたんだから侵略だ」みたいな話は不毛でしょう。 侵略認定の決議があったこと自体は否定できませんが、その認識、判断に我々が盲従する必要はないわけです。東京裁判にしても、そういうことだと思います。 > >無関係どころか、関係大ありです。不戦条約には、罰則もないし、罰則もないのに縛り首にするなど、とんでもない無法と言わねばなりません。 > あのですね、それをいったらあなたの述べた通例の戦争犯罪を規定する「ハーグ条約」にも罰則規定なんかありませんよ。でも各国はそれをもとに処罰しうるわけです。そういう慣習が国際法として機能しているわけですね。この点も、あなたの論点の間違いを認めるほかないと思われます。 ??。ハーグ陸戦規定には、明確な違反や処罰に対する規定がありますが・・・??。 第三条[違反] 前記規則ノ条項ニ違反シタル交戦当事者ハ、損害アルトキハ、之カ賠償ノ責ヲ負フヘキモノトス。交戦当事者ハ、其ノ軍隊ヲ組成スル人員ノ一切ノ行為ニ付責任ヲ負フ。 解釈や慣習で縛り首にするなど、とんでもない無法と言わざるを得ないし、法の冒涜であるとしか言いようがありません。 > 1 勝者が裁くのは、日本も認める慣習国際法なのですよ。 勝者が裁くことを日本が認めたのは、没団宣言を受諾したからであり、慣習国際法だったからではありません。何というか、お話全部にいちいち朱を入れるのは大変なので、解釈もほどほどにしてほしいと思います。 > 2 ポツダム宣言第10条「われらの俘虜を虐待した者を含む一切の戦争犯罪人に対しては厳 > 重な処罰を加える」ですが、「一切の戦争犯罪」が何によって戦争犯罪とされるかとい > えば、「通例の戦争犯罪」についてはハーグ条約などが、「平和に対する罪(侵略戦争 > を行ったこと)」については不戦条約違反がその根拠なのですね。 やはり、戦争犯罪と、「戦争が犯罪」ということを混同しておられますね。不戦条約では、戦争の放棄がうたわれており、違反国に対する処罰規定はありませんから、ない規定に基づいて処罰をするのは違法です。 通常、戦争犯罪は、戦争行為における略奪や捕虜殺害など、自軍内で処罰されるのが「慣習」です。東京裁判では、新たに「平和に対する罪」なるものを「創設して」、全面的に敗北者を裁いたものですが、こうした裁きは前例のないもので、ポツダム宣言が根拠であるにしても、何か異様な思想的性格を持ったものだし、不戦条約からは導き出せない「罪」だと思います。 こうした「罪」を、果たして裁くことが出来るのか、非常に重い問題だと思いますが、あっさりと「条約違反だから犯罪だ、犯罪だから裁いていいんだ、勝者が裁くのは慣習だ」と、乗り越えてしまうのは、むしろ真の戦争への反省を空しくする行為のように思えますね。サヨクがこれを乗り越えないと、日本はダメなんじゃないかと思っています。 > 3 満州事変の当時すでに侵略戦争は国際法で禁じられていたのは、上記の通りであります。 では、満州事変の首謀者の石原将軍が、東京裁判では呼び出しすら受けなかったのは何故でしょう?。東京裁判が、不戦条約に基づいたものではなく、ポツダム宣言に基づいた政治裁判であったが故に、石原は呼ばれなかったのではないのですか。「平和に対する罪」は、ポツダム宣言に基づいて勝手に創設した罪状であり、もし「不戦条約に基づいたものだ」とするなら、事後の取り決めであって、本質的に違法です。「戦争行為の続行を、法的な外観を留めながら実行した」というのが、東京裁判の評価としては適当じゃないかと思います。 > 従って当時からすでに「犯罪者」として扱うべき法的根拠があったのですね。 ですから、不戦条約にはそんな根拠となる規定がないですよ、と申しております。ないものをあるとは言えません。 > 4 ポツダム宣言第10条には、捕虜虐待以外のどういう行為を犯罪とするか、などという > 具体的定義は書かれていません。侵略については、あくまでも、当時の国際法が根拠とな > ります。 当時の国際法が根拠、といいますが、「国際法」という法律があるわけではなくて、個々の条約のことを「国際法」と呼ぶわけです。ですから、「当時の国際法」ではなく、何条約の、何条何項に基づいて・・・、といわなければ、あまりに大ざっぱというかアバウトすぎて、根拠どころの話ではありません。 > > 東京裁判のことが「無関係だ」というのであれば、これまで烏龍茶さんが靖国神社が「濡れ衣を着せられた」と言ったことに、「国際法違反だ」と責めたことには理由がなくなることになります。つまり、あなたの言っていることは矛盾しています。 > なくならないのですね。私が言う「国際法違反の行為」は、日中共同宣言」に違反する「首相の靖国参拝」ですから。「国際法違反」が何を指すのか、あなたの中でごちゃごちゃになっているだけです。 靖国にA級戦犯を合祀してあるから、だから首相の公式参拝を「侵略の美化なるが故に」禁止する、という筋かと思いましたが??。東京裁判の判決がなければ、A級戦犯もないのですし、また、濡れ衣云々にしても出てこない話ですよ??。 思い切り「関係させておきながら」、「いや、関係はないのだ」と言うのは、行為と発言が分裂しているということではないでしょうか? また、ここでも「国際法」と仰いますが、何条約の何条違反、とか、個別に明示すべきだし、何やら「国際法という権威に、楯突くのか」みたいな権威主義の道具に「国際法」なる語が使われていないかと思うところであります。 > >では、不戦条約から必然的に東京裁判の「縛り首」が導き出される論理をお示しください。 > 「犯罪かどうか」が論点であるといっているではありませんか。そしてその認定が国際法に根拠をおくか否かが論点であるとあなたも認めているではないですか。 > いつまで東京裁判無効論などというカビの生えた屁理屈にしがみつくつもりです。 ですから、不戦条約から必然的に東京裁判の「縛り首」が導き出されるのか、その論理を示してくださいよ、と申しているのです。 私は東京裁判が無効だなどと申してはおりません。有効だが、正当とは言えない、と申しているだけです。そして、東京裁判と不戦条約に関する烏龍茶さんの説明に、矛盾があるので、その論理過程を説明してください、と言っているだけです。 とりあえず、長くなるのでここでいったん切り上げて、また続きを書きます。 ここまで書くと、ある程度、烏龍茶さんに指摘したいことが箇条に出来るところまで来たように思います。 |
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