| 34754 | 返信 | Re:リーさんに質問; 反日デモの暴力部分 | URL | リー | 2005/04/30 13:46 | |
| > リーさん こんにちは > > 私はリーさんとの議論の最初に、暴力部分はデモの一部分に過ぎないこと、その一部分を犯罪として区別してから、デモの本質の部分を議論しましょうと提案しました。 > それに対してリーさんは、暴力部分はデモ全体の中で不可分の一部分で、これを否定するような考えは、デモの主用部分をも否定する考えだ、と反論しました。 おっしゃるように、いみじくも小林さんはここでも明確に、今回の一連の「反日デモ」について語る際に、デモの事象から、暴力部分だけを分離させて、それを起点として議論しようとしていた経緯が明らかになっています。私はその提案自体を批判しているわけです。 日本には「くさいものに蓋をする」という概念があります。これは都合の悪いことに蓋をする、という誠に卑劣なやりかたです。日本のマスコミは、日本政府と歩調をあわせて今回の一連のデモについて、こういった手法を取り入れて、一連のデモから暴力部分だけを切り取って煽るキャンペーンを展開しました。その狙いはまっとうな「反日」という動機や歴史を隠蔽する点にあります。小林さんが、暴力の面のみを取り出して、それを「起点」 として「反日デモ」について議論しようとする姿勢は、そんなマスコミや日本政府と寸分の差異もなくまったく重なる姿勢ではないでしょうか。 私は以前の投稿においても、そんな小林さんの論調に対して、枝葉を否定するわけではないが、幹を否定するために、枝葉を誇張するという論調の真意に、反日を隠蔽する意図があるように映ると批判させていただいたのです。なぜなら小林さんは、反日という幹の部分を語るためには、暴力という枝葉の部分から議論をしないと、幹の部分を語ることができないという条件を提示しているからに他ありません。 > これは明らかに「暴力肯定論」だと思います。 > リーさんの考えの中に、「暴力が必要な時がある」という姿勢がうかがえます。 そして私が小林さんに批判を呈すると、小林さんはそれでもあくまで暴力という枝葉の点から入るべきだと固執される動機から、「暴力肯定論」を展開されるようになるわけです。 すなわち、この段階になると、小林さんには「反日デモ」については、暴力の面のみを抽出して位置づけしておきたいという意図だけが、ますます鮮明になってきたのではないでしょうか。なぜなら、もし仮に「暴力を否定する」という意図が真意であったとすれば、何の罪もない大勢の人々が日本人によって虐殺された非道な行為について、あなたがその点だけを避けて議論しようとする必要はないはずだからです。 > これは明らかに「暴力肯定論」だと思います。 > リーさんの考えの中に、「暴力が必要な時がある」という姿勢がうかがえます。 そして私が小林さんに批判を呈すると、小林さんはそれでもあくまで暴力という枝葉の点から入るべきだと固執される動機から、「暴力肯定論」を展開されるようになるわけです。 すなわち、この段階になると、小林さんには「反日デモ」については、暴力の面のみを抽出して位置づけしておきたいという意図だけが、ますます鮮明になってきたのではないでしょうか。なぜなら、もし仮に「暴力を否定する」という意図が真意であったとすれば、何の罪もない大勢の人々が日本人によって虐殺された非道な行為について、あなたがその点だけを避けて議論しようとする必要はないはずだからです。 > これを大きく政治問題に当てはめてみますと、中国政府の台湾政策になります。 日本が敗戦前後に中国人虐殺の証拠を隠蔽した政策。自国(日本)に都合が悪い情報を現在も隠蔽している日本の政策。こういった自国の政策については沈黙しながら、他国の政策について、こういったタイミングで云々するのは、自国の政策から小林さんが目をそらすことを正当化する言動であると私には映ります。都知事石原が、南京虐殺について自己が吹聴した虚偽について問われると、チベットや台湾問題を持ち出す手法とそっくりではないでしょうか。日本の政府やマスコミあるいは世論をながめていると、国連における敵国条項の必要性に対する説得力がますばかりです。 > 私は現在は「台湾は中国の一部だ」という考え方です。 > 日本人が台湾の独立を支持するようなことは、絶対にしてはいけないと思っています。 では日本の世論に向けて、中国を分断しようと画策する石原の言動から、石原を支持した東京都の有権者に小林さんはどのような罪があると判断されるのでしょうか。 > しかし台湾で、もし国民投票が実施されて、独立賛成が多数になったら、それは台湾人の自由に任せるべきだと考えます。 「台湾人」ですか…。台湾における先住民族が少数になった経緯には、日本にも一因があります。それを欠落させていることは当事者意識の欠落だと私には映りますが、「台湾は中国の一部だ」と考えていらっしゃる小林さんが、中国全土の国民投票ではなく、台湾に限定された国民投票を云々されることに何の矛盾も感じませんでしょうか。 > ところがそんなことになったら、中国は軍事介入をすると、宣言しています。 中国は一つだとする中国政府の方針からすれば、軍事介入は当然の帰結でしょう。国が分断されようとするとき、何もしないはずがないではありませんか。 > こんな野蛮な暴力主義を公言する中国は間違っていると、私は考えます。 なるほど、それでは台湾に戦闘機等々の軍事兵器を売りつけて、軍事介入を虎視眈々と狙いながらそのことを黙っていることは、野蛮な暴力主義ではないのですか。小林さんが中国を「野蛮な暴力主義」に位置づけたところで、中国人民が唱える「反日」を不満とする小林さんのお考えは正当化できる性質のものではありません。 > これは日本が過去にやった暴力的侵略と同じことです。 日本の過去とは、現在も支配を続ける「北海道」や「沖縄」等々に対する侵略のことでしょうか。先住民に対する観点であるなら、おっしゃる通りですが、中国における現在話題とされている台湾問題の脈絡は国共内戦の延長上に位置する出来事です。したがって日本による侵略を理解していない故の方便に映ります。 小林さんは、ひょっとされると、当時台湾の先住民に対して皇軍(日本軍)が、他のどの民族よりも残虐な虐殺を繰り返した歴史を知らないのではないでしょうか。 皇軍は、台湾の先住民たちに対して、当時においても国際法上で禁止されていた細菌兵器等々を駆使して、それはさながら細菌兵器の実験場のごとく、罪のない大量の人々を徹底的に虐殺しました。蒋介石の脈絡で、台湾には親日派が多いと日本では誇張されていますが、台湾の先住民たちによる「反日」の激しさや苦しみは、今回のデモにみられる中国本土の人民さえ及ぶようなレベルではありません。 > 事情はどうであれ、暴力はいけない、如何なる事情があろうとも戦争はいけない!という考えは、中国には存在しないような気がしてくるのですが、如何でしょうか? 全体から部分だけを抽出しないと到底出てこない疑問だと思われます。戦争がいけない点については私も同意見ですが、自国(日本)の罪科から目をそむけようとする枠組みだけの視点によるご意見には賛同できかねます。現在地球全体で、米国が6割、日本が1割、日米軍事同盟により世界の7割の軍事力を占めているという現実があります。「事情はどうであれ、暴力がいけない」という小林さんのようなお考えの人々ばかりでしたら、日本は朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸、アフガン、イラクと続いてきた戦争に参加して、大勢の無辜の民の命を奪うような行為をしないでよかったかも知れませんね。 > こんな暴力肯定の中国人が多いのならば、その中国人が日本の過去を非難する資格は無いと考えますが如何ですか? ほら、こういうのが結局小林さんの結論というわけでしょう。 小林さんの立論でいくと、電車事故による犠牲者の親族たちにむかって、JR西日本を非難する資格がないと決めつけているようなものです。暴力を否定しながら、どうしてそこまで人間の命というものに徹底して冷淡になれるのでしょうか。日本の罪科を正当化しようとするナショナリズムから小林さんが解放されることを願う次第です。 |
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