35043 返信 Re:首相の靖国神社参拝に反対する URL inti-sol 2005/05/12 23:21
水原さん

> 首相なり公職にある人間が、どこかの宗教施設を訪れることが「国家が特別な地位を与える」ことになるんでしょうか? 

そうです。首相というのは、日本国における最高責任者です。その特別な地位にある人物が、この宗教施設は毎年必ず訪問するものである、ということが大々的に喧伝されるのは、特別な地位としか言いようがありません。
ただし、私は靖国を特別扱いしてはならない理由として、政教分離の原則よりも靖国がもつイデオロギーを遙かに重要視します。従って・・・・

> たとえば海外訪問中に、その国の大聖堂なりなんなりを訪問したらいけないんでしょうか? 首相が広島県に行ったときに靖国神社に行ってもいけないわけ? 新年の伊勢神宮参拝はどうするの?

これらに関しては、それらの宗教施設が宗教施設であるから、ということよりも、どういう宗教施設であるか、ということを私は問題視します。
「その国の大聖堂なり」が、たとえばナチスの行為を賛美する宗教の施設だったとしたら、訪問することはきわめて問題だと考えます。
「広島県に行ったときに靖国神社に行っても」というのは意味が分かりません。広島に靖国神社はないと思いますが、護国神社のことでしょうか。そうだとすれば、基本的に靖国神社と同じ性質の宗教施設ですから、私は反対です。伊勢神宮も同様。

> だから政治的ジェスチャーになるだけで、慰霊の意味をほとんど成しておらず、多くの戦死者遺族が靖国に行くわけですな。

そうでしょうか。物理的に、あそこに招待される遺族がそんなに多くないからではないでしょうか。それに、8月15日に千鳥が淵を訪れる戦没者遺族はそんなに少なくはないと思います。靖国神社ほどではないにしても(といっても、私は靖国神社に足を踏み入れたことはないけれど)そんなに閑散とはしていません。

> > もしできないとすると、僧侶がキリスト教との魂を慰めたり、牧師がカトリック教徒の魂を慰めたりすることもできないでしょうね。もちろん、神主が非神道信者の霊を慰めることもできるはずがないでしょう。
>
> …慰霊というのが現代において、本当に死者の「魂」のために行われているとお考えなんですか? 慰霊と言うのは残された者たちのための儀式だと思いますが。

そりゃそうですが、そうだとしても、上記の主張に何の変更もありません。無宗教の「慰霊」では慰霊ができない、というのであれば、神道の神主は非神道信者の慰霊などできない。それは、死者の魂のためであろうと残された者たちのための儀式であろうと、同じことだからです。

> 「慰霊」というのなら宗教でしょう。「霊」が前提になりますから(←宗教的概念以外のなにものでもない)。

ではいったい何教ですか?
「慰霊」という行為に宗教的な要素があるかどうか、などということは、私にとってはあまり重要なことではありません。どんな宗教にも慰霊という要素はあり、それだけでは特定の宗教に対して特別の地位を与えている、とは言えないからです。

> 小泉が靖国に参拝する時、その宗教行為の主体は「政府」ではありませんよ。信仰の場である以上、主体は「靖国」の方でしょう。参拝とはそこにお参りすることだけですから。

これは、「国立慰霊施設」が存在したとして、そこで政府が行う「慰霊」の内容に関して申し上げたことです。