| 35079 | 返信 | Re:首相の靖国神社参拝に反対する | URL | inti-sol | 2005/05/14 10:27 | |
| 水原さん > 求めている「識者」の見解を紹介しているように読めましたが。 靖国神社の公式サイトで、公式参拝を求める「識者の声」を紹介しているというのは、靖国神社自身が公式参拝を求めているのと同じです。それを、別の口で言わせているだけのこと。 > そうですか? 別に撤回することもないとは思いますが。「国家神道」を問題にするのであれば、なんだかんだいっても総本山はお伊勢様ですから。 もちろん、国家神道そのものに私は問題を感じますし、伊勢神宮もその限りにおいて同様ですが、そうはいってもどこかで線引きは必要です。伊勢神宮だって侵略戦争に荷担した事実は動かし難い(東条英機が太平洋戦争の敗色濃厚のころ必勝祈願とかに行っているし)けれど、靖国神社と違って兵士たちに「名誉の戦死」を強要する中心機関だったわけではないでしょう。死んだら伊勢神宮に祀られる訳ではないですから。 > 後始末の問題では確かに政治的手腕が問われますが、それは行くか行かないかとは別問題ではないでしょうか。 現段階において、行けば確実に後始末不能の状況に陥ります。 > 同じ神道の神社ですが。 伊勢神宮と同じです。確かに同じ国家神道に属し、国家神道には軍国主義賛美などなど重大な問題は山積している。とはいえ、厳島神社は(伊勢神宮も)「戦死者を祀る」という目的で作られた神社ではありません。最初から官軍の戦死者を祀るための神社として作られた靖国神社、あるいはその支店としての護国神社とは、目的が違います。 もちろん、私自身は伊勢神宮にしろ厳島神社にしろ無条件に肯定する気はさらさらありませんが、そこまでのことです。 > 「やめてくれ」って誰が言ったんでしょうか? だれも言っていないでしょうね。でも > 「うちはキリスト教だから、異教徒の多神教の慰霊なんてやめてくれ」 と言った米軍兵士の遺族がいるんですか?もしそんな遺族がいたとしたら、という仮定の話をしていたのではないんですか、あなたは。私は、それに対応して仮定の話で返しただけなんですが。 ただし、米軍の遺族はどうか知りませんが、亡くなったもと自衛官の遺族が護国神社に祀られることに対して合祀拒否の裁判に訴えた例はあります。 > やっても構わないけどあまりありがたみがないとは思いますね。なぜかといえば、生者の目先の政治的な都合を死者に優先させているからであり 「戦死者の慰霊」を政府が主導して大々的に行うこと自体が、生者の目先の政治的な都合を死者に優先させているんじゃないでしょうか。死者にもし口があったとして、「靖国神社に祀ってもらえてうれしい」と言うのでしょうか。やっぱり「死にたくなかった」という方が遙かに多いんじゃないかと思うのですが。にもかかわらず靖国神社が戦死者を祀るのは、まさに生者の政治的都合そのものではないでしょうか。 で、私は新たに追悼施設を作らなくても、千鳥が淵の戦没者墓苑でいいと思っているのですが。 > どんな宗教でも、神ないし霊に近づくためにはそれなりの手続き(多くの場合、儀礼・儀式)があります。 日本に限っては、その手続きはかなりいい加減なものだと思います。だいたい、江戸時代までは神社と仏閣が同じ境内の中にあった!!今でも、お寺に行って柏手を打つ人なんて掃いて捨てるほどいますし、それが特に非礼な行為だとは見られません。 > それを強制する機関としてなんて、ほとんど機能してませんよ。「 喜んで戦死する人なんて、いるわけない」んですから、機能できるはずもない。 「喜んで」死ぬことまでは強制できなくとも、とにかく死を強制する背景に靖国があったことは間違いない。それに、遺族はどうですか。父が、夫が、兄弟が戦死してうれしい、なんて遺族がいたらお目にかかりたいけれど、彼らは戦死者が靖国に祀られることを喜ばなければならなかった。少なくとも表向きは。 > ではなぜ首相が行ってはいけないのでしょうか?もちろんそんなことやったら落選しますから、行くわけもありませんが? > 「間接民主制」というものをもう少しちゃんと理解した方がよろしいのではないでしょうか? 内閣総理大臣であることはその当人の基本的人権の行使(たとえば、信教の自由)をなんら禁じるものではありませんよ。 あのね、基本的人権などということを誰が問題にしましたか。首相が靖国神社を参拝したから逮捕せよとか、そういう話ではないのですが。 しかし、その人の地位、立場に応じてやっていいことわるいこと、というのはあるはずですが。たとえば、争議権は労働者に認められている権利ですが、公務員には禁止されています。これは、法的に禁止されていることです。(問題だとは思いますが、私がここで「問題だ」と叫んでも、公務員のスト権が認められることは多分ないでしょう) いま郵政民営化問題が揺れていますが、もし郵政大臣が「郵政民営化反対だ!!」ということを大声で叫び始めたらどうなるでしょうか。(現実には、そのような可能性のある人物を、最初から小泉は郵政大臣に選ぶことはないでしょうが、変心することがないとも言い切れないでしょう)彼は、辞任せざるを得ないのではないでしょうか。それは、郵政大臣の言論の自由を封殺すること、とは全然違います。 これだけ世界の注目を浴びている中で首相が靖国神社に行くのは、すでに個人の私的な行為ではありません。というか、靖国神社「公式」参拝を求めている側だって、個人として私的に来てほしい、などとは思っていないことは明らかですし、小泉自身だって、口ではともかく内心で個人の私的な行為だ、などと思っているはずがない。 > マスコミが大々的に報じなければいいだけの話にも思えますが。 大々的に報じるな、と命令できますか?それに、マスコミが大々的に報じる動機は一様ではありません。朝日新聞と読売や産経が大々的に報じるのは、まったく逆の動機によると思いますが。 > 靖国に行くことは小泉純ちゃんという個人の宗教的行為に過ぎません。 だから、現実に全然個人の宗教行為になど収まっていないでしょうが。 > 周りの顔色だけを伺うことに汲々とするする人間には、あまり政治指導者はやって欲しくありませんね。それこそ「資質」の問題です。 そうですか。私としては、周りに対する配慮のまったくない人間には、あまり首相はやって欲しくありませんね。それに、自分の思想信条のために国際的な対立を起こしても良い、という人にも、あまり首相はやって欲しくありません。もちろん、周りの顔色「だけ」を伺うことに汲々とするする人間にあまり政治指導者はやって欲しくない、というのは同意ですけれどね、要はどこで我を通すのかどこは譲るのか、その価値判断はしてもらいたいです。靖国なんぞで我を通すのはやめてくれ。 > そりゃ宗教というものをあまりに軽んじた行為ではないでしょうか? 僕自身は無神論ですから別に軽んじてくれてもいっこうに構わないといえばそうなんですが、むしろ他者の信仰を尊重する気がないのなら言及するべきでない、と思いますね。礼儀の問題として。 宗教施設を訪問しなければ信仰を尊重していない、というものではないと思いますが。むしろ、下手に関与することで結果的に無用な対立を招くことは、何もしないよりむしろ信仰を軽んじる結果を招くことだってあるでしょう。 > イデオロギーや信念は重要ですが、ファナティシズムは危険だということではないでしょうか。 靖国神社を解体しろ、とか火を放てというならともかく、反対だから足を運ばない、というだけでファナティシズム扱いされちゃ仕方ないですね。 > そりゃ反対派が騒ぎマスコミが騒ぐから広告効果が出てしまうのではないでしょうか? 現状は、賛成派が騒ぎ賛成派マスコミ(産経など)が騒ぐ声いの方が大きいように思いますが。マスコミ上では「中国の圧力に屈して靖国参拝をやめるな」というような声ばかりが大々的に取り上げられています。 |
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