35111 | 返信 | 文明と野蛮(3) | URL | 小林 哲夫 | 2005/05/15 22:32 | |
水原文人さん 弱りました。 私の文明と野蛮論が、水原文人さんさえ理解できないとすると、私の文章は殆ど理解する人のいない、宇宙人のたわごとなのでしょうか? 今回は反省の嘆きです。 水原文人さんは本当に、19世紀の西洋人が世界を文明国と野蛮国と半文明国に分けて考えていたことを知らないのですか? 私は随分昔、高校の頃に習った覚えがあり、疑いも無い常識だと思っていたので、水原文人さんのために何か文献を探そうと思ったのですが、なかなか見つかりません。 19世紀の世界では、これが常識だったということが、水原文人さんには理解できないようなので、私の考えは水原文人さんにとって、ちんぷんかんぷんであることは想像できます。 福澤諭吉が日清戦争を文明と野蛮の戦争だ!と言ったことも本当に知らないのですか? こちらの方は加藤陽子著「戦争の日本近現代史」に書いてありますので、一度読んでみてもらえないでしょうか? この時に西洋人や福澤氏が文明という言葉をどのような意味で理解していたか?ということから私の主張は出発するのです。 インドの古代文明やマヤやインカの文明という意味では無い、文明という言葉が通用していたのです。 水原文人さんは日本が明治初期には半文明国であって、その後文明国の仲間入りをしたと言う歴史認識は絶対に受け入れられませんか? 文明国に成ったあかしが、不平等条約が撤廃されたことだ、という認識が常識だと私は思っていたのですが・・・。 「イギリスはインドが野蛮国だったのでこれを植民地にし、半文明国に育て上げ、戦後に文明国に成ったので、独立を許した」というような歴史認識を水原文人さんは絶対に受け入れられませんか? 水原文人さんが受け入れられないのは、歴史を知らないからなのか、価値観として反対なのかは分かりませんが、少なくともこういう見方をする私のことを「奴隷根性だ」などと酷い言葉で侮辱するのは異常だと思います。 なんとかこういう歴史認識について、落ち着いて議論することは出来ないものでしょうか? だからと言って、「植民地化は良いことだった」と主張しているのではありませんよ。 こういう面を無視してはいけない、と言っているだけなのですが、如何でしょうか? |
||||||
![]() |