35206 返信 Re:アヘン戦争について URL うちはだいこ 2005/05/21 03:27
> うちはだいこさんの柔軟な思考を誘うために、ちょっと余談を挟みます。
>
> アヘン戦争はけしからんアジア侵略戦争だと言う見方があります。
> 日本はアヘン戦争の二の舞を見ないために、アジアに侵略しました。
> この時に問題になった「アヘン」という商品について考えて見ます。
>
> アヘンは現在麻薬と言われて、厳しく禁止されていますので、英国の行為は国が麻薬販売を戦争を以って行なった犯罪だ、と見做されています。
>
> しかし歴史を理解するためには、あの当時アヘンはどのような性質の商品だったかを知る必要が有ります。
> アヘンと言う商品を例えば「たばこ」と置き換えて見たらどうなるでしょうか?
> 現在たばこは健康に害があることを否定する人はいませんが、それを作り売っている人を犯罪者と考える人は居ません。
> たばこ販売を権力で禁止したら、ちょっと行き過ぎと感じないでしょうか?
>
> 当時のアヘンが、現在のたばこのような商品と考えたら、アヘン戦争の犯罪性はちょっと違ったものにならないでしょうか?
>
> 当時の英国国内でアヘンは禁止されていませんでした。
> シャーロックホームズを読むと、一件落着のあとアヘンを吸って休息するホームズの描写があります。(1900年ごろのこと)
> ワイルドはアヘンを「人間が発明したものの内での最高の物だ!」と礼賛しています。
>
> 禁酒法でアルコールを禁止したり、モルモン教ではコーヒーを禁止したり、人間は精神に影響を及ぼす商品を禁止したり、礼賛したりして来ています。
>
> アヘンもそのうちの一つでした。
>
> こういう風に考えると英国が、中国の一方的アヘン焼却を怒って、戦争をしかけた気持ちが少しは解らないでしょうか?
>
> さて うちはだいこさんに言いたいのは次のことです。
>
> 上のようなアヘン論を私が書いたら、これを「アヘン戦争肯定論」だと読みますか?
>
> 誰が今更アヘン戦争を肯定するのでしょうか?
>
> 私の意図は歴史を複眼的に見ようという提案なのですが、歴史の常識の別の面に目を向けると、途端にその一面だけしか見えなくなる人が多いことを問題にしている、ということが理解いただけないでしょうか?
>
> 上の論をアヘン戦争肯定論と一面的に見るような歴史認識を卒業して欲しいと切望しています。
>

あんたのいってることは、歴史修正主義なんだよ。

もうあまりにも馬鹿馬鹿しくて、あきれるが、
昔と今は違う、昔の立場でものごとをみる。
これが、扶桑社の歴史教科書で冒頭かかれていることだろうが?

つまり、あんたのいいたいことは、昔の植民地支配を強制側は、
悪意ではなく、善意で文明化をもたらしたんだといっているにすぎない。

いいかい、それは「現代帝国主義」が、自国資本の投資=超過利潤を獲得するために、
海外の人件費が安い地域に侵略していく過程を、「帝国主義本国」では、開発経済論などで、賛美・美化して、途上国支援だといっていることと同等の意見なわけ。

あんたは、資本が遅れた地域を文明化させたとこう主張している。
つまりだ、現代帝国主義側がた建前として、途上国支援だといいながら、
実は自国の儲けのためにいっているということをも、隠蔽しているわけだよ。

で、資本投下された地域が具体的にどうなっているか?といえば、中南米や
アジアの実態をみたら明らかだ。しかも、通過危機に直面して、経済は破綻してしまっているではないか?
しかも、人件費が上昇していくと(労働力商品化の無理)帝国主義の資本は
投資先を移転していくのであり、とりのこされた地域は、空洞化したものとなっていく
のが現実である。

・・・翻って、あんたの主張をみると、マルクスは資本主義を分析したのではなく、
資本主義を賛美した学者だということになってしまう。
もちろん、あなたが、詭弁的にいう、よい部分・悪い部分をマルクスは突き出したのでもない。事実として、資本主義の生成は、外では侵略、内では、階級攻勢によって、
確立した体制なのだということ、その矛盾が、資本主義から次の移行をうながすことをつきだしたのである。

あなたは、いくつものペテンを弄しながら、柔軟という言葉によって、マルクス主義を騙りながら、その実、解体しようというてんで、非常に度しがたいといわなくてはならない。マジで。

右翼のいくつかのサイトでも、植民地賛美論や歴史修正主義や、帝国主義の販路を求めて、植民地や戦争があったと居直っているが、それが被抑圧民族への収奪・強奪・侵略だったのである。

つまりあなたは、狡猾にもマルクスをピエロやカーメルンの笛吹き男に仕立て上げて、
己の、歴史修正主義者としての仮面を隠蔽するという、マジックをしてみせるのである。

しかし、タネは、「小林劇場」の観客者たち、うちはだいこ・水原・工藤らに
見破られているわけだよ。なんと、滑稽なことなのでしょうか♪

ここでシコシコオナニーショーをするのではなく、扶桑社の執筆屋にでもなったほうが
お似合いであろう。