35221 | 返信 | 国債と郵便貯金の民営化とアメリカの要求 | URL | 工藤猛 | 2005/05/22 09:24 | |
国営の郵便局のままでいいだろうにね。 簡易保険、郵便貯金を合わせたら国民の託した資金は 今時点で二兆ドルを超えていて三兆ドルになろうかという 規模がある。国家の財産だろうにね。 核兵器所有に負けないくらいの強力な対外的な武器だろうにね。 戦前から営々と作り上げてきた国家の大切な資産をなぜやすやすと 潰すんだろうかな。 アメリカは日本国に郵便局の完全民営化を要求している。 従う必要もないだろうに。日本国内のメガバンクも賛成なんだろうな。 世論調査で国民が小泉内閣に期待する政策で「郵便」民営化は ないに等しい。首相と大銀行とアメリカの要求する郵政民営化に 徹底して反対する【左翼】の運動があってもよさそうなのに。 権力と国民の間の矛盾を突いて支持を伸ばすのが左翼の常道だろうにな。 中国や朝鮮半島の権力にすりよって60年前の大日本帝国当時の戦争犯罪で 現代の日本人の生活を縛ろうとしても国民の多数派にはなりえないだろう。 少数派のままでいいと思っているのだろう。 まぁーそれも政治思想史的な一つの選択肢だろうな。 中国共産党、朝鮮労働党、韓国大統領、東南アジアやアメリカ在住の華僑には 熱烈に支持されるだろうから頼れる外国勢力、組織、団体は豊富に存在する。 世界史で隣国の既存の権力に擁護支援された自国内の政治潮流、思想潮流の 盛衰を占ってみると消滅するか他国の権力の政治的な失敗とともに 転進している例が多い。自国民の生活基盤、生活感情に依拠しない運動は 他国の事情に簡単に左右される。一部の左翼には冬の時代だ。 現代世界で核兵器増産、原子力潜水艦増産に励んでいる地域がある。 東アジアだけだ。韓国にすら核兵器所有の意欲が見え隠れしている。 北朝鮮は主権国家の生存をかけて核兵器所持に必死だ。 民主的な国政選挙で国の指導者を選んでいる資本主義国家;台湾を 自国領土だと宣言している中国共産党にどのような平和共存の意思が あるのだろうか。 早い話、東アジアで【冷戦】にいまだ決着はついていない。 さらに戦勝国と敗戦国は講和していても相互に対等な主権国家同士だという 外交原則を確立していない。地域的な【覇権】を日本国に認めさせたい 中国と付き合うには忍耐しかないだろうな。中国共産党が滅びても 次の政権も次の政権なりに中華民族の栄光を追い求めるだろうから 日本国にある種の【朝貢】を求めるだろうな。 国家意思の激突が「常任理事国」事案にはっきりと現れている。 中国は日本国の常任理事国入りに明確に反対している。 アメリカのライスは欧州に英仏という常任理事国のほかにドイツも 常任理事国になる必要があるのかと示唆していた。 日本国とドイツは常任理事国入りを望んでいる。 各国家の利害が激突しそうだ。それなりの結果になるんだろう。 既存の枠組みが維持されるのか多少の手直しが実現されるのか不明だ。 既存の枠組みとはなんなのだろうか。 戦勝国家連合の既得権擁護の枠組みのことだろうな。 中華民国の権利(常任理事国の拒否権)は中国共産党に引き継がれ、 ソビエトの権利は領土的に縮小したロシアに引き継がれた。 EUが憲法までもつ政治、軍事、経済で完全に統合されても英仏の権利は そのままEUに引き継がれてゆく。敗戦国ドイツはEUに統合されて生存してゆく。 東アジア共同体ができたら敗戦国日本国は統合されてゆくのだろう。 超長期的には敗戦国家は地域的な統合体に吸収されて生存を確保してゆくしか ないのだと思う。仮に遠い将来に統合されるにしても戦勝国の論理で思想で都合で 統合される必要はない。対等な一員として自己主張できる枠組みを確立して 統合されないと【支配】を受け入れるだけで終わる。 主権国家としての歴史は終わるかもしれないが日本列島で過ごした日本語、風習まで 統合先に合わせる必要はない。共産党一党独裁とつるむのは悪魔に魂を売るのと 同じ結果になる。自国民に自国「権力」を自由に批判させても政権を維持できるだけの 国民的な支持基盤のない中国共産党とまともな外交関係は築けないと思う。 独裁政権の都合に合わせて「友好」を人工的に強化しても両国民にとっては 余計な不幸を将来に先送りするだけだ。 |
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