| 35226 | 返信 | マルクス主義の弊害 | URL | 小林 哲夫 | 2005/05/22 15:40 | |
| うちはだいこさんのような純粋マルクスボーイの生き残りが発見されましたので、マルクス主義の弊害を書く意味が出来ました。 1、マルクスの間違いは、先ず人間社会に法則があると信じたことです。 これは自然科学の発達に触発されたものですが、今やこれが間違いの元だとわかりました。 人間社会に法則などあるはずがありません。 2、人間が自分の意思で理想社会を作れると考えた間違い。 ユートピア思想に基づいて理想社会を作ろうとすると、かえって地獄を見ると言うことが解りました。 理想と言うものは、極めて個人差の大きなものですから、複数の人間で理想社会をイメージすれば、当然全くばらばらの結論になります。 そういう個人差の大きい理想を何が何でも一つにまとめて、実現しようとすれば、必ず独裁制になります。 欠点の無い人間はいませんから、独裁性は必ず間違います。 独裁者が間違った時には、必ず粛清が伴います。 よってマルクス主義は虐殺の思想となります。 20世紀は人類史の壮大な実験の世紀でした。 「人類は理想の社会を作る資格があるか?」という実験でしたが、それは悲惨な失敗に終わりました。 さて以上のことを具体的に見て見ます。 マルクスは経済で人間社会の全てを説明できる、などと単純なことを考えました。 人間はそんな単純な生き物ではありませんでした。 例えば今世紀の二つの大戦を経済で説明できると今でも思っている人が多いことがマルクス主義の一大弊害です。 何回も書きますが、近代日本の全ての戦争は経済が原因で起こったこととは説明できません。 マルキストは「資本家が儲ける為に植民地を持ち、儲ける為に戦争をした」などという幻想をまだ言い続けていますが、これは現実ではありません。 その証拠に日本の植民地の総合採算は、全くの赤字でした。 もしマルキストが儲ける為に植民地をもった、と言い張るのならば、結果的に誰がいくら儲けたのか?という研究をするのが、まともな学者です。 日本に沢山のマルクス学者がいますが、未だにそういう研究は見たことがありません。 日本の「資本論学」は世界的な水準にある、と言われていますが、資本論についての研究者はあまるほどいますが、それを歴史で証明しようとした学者は一人もいないのです。 だから150年前の著書が鰯の頭のように信仰の対象になって、その間違いは一言も訂正されることも、理論が時代にあわせて発展することもありませんでした。 マルクスの呪縛が日本の学問の発展を阻害した弊害は途方も無いほど大きなものがあります。 満州経営がトータルで大赤字だった、という事実一つで、マルクスを否定できると思うのですが、これに反論できるマルクス学者は一人もいません。 日本の大学の歴史学、経済学は本当にお粗末だと思います。 |
||||||
![]() | ||||||