| 35271 | 返信 | Re:中国は防衛的? | URL | スクイボン | 2005/05/25 21:03 | |
| > 中国は覇権主義の国ですが、その覇権は清朝時代の版図の範囲内という限定的なものです。 > そして極めて防衛的な性格を持っています。 > 防衛的ということは、万里の長城、都市の城壁(南京、西安、北京などで見ることが出来ます)、家の構造(四合院)を見れば解ります。 > 本当に侵略的な民族は城を必要としません。 > ジンギスカン、バイキング、海賊国家英国などがその例です。 そうでしょうか? 中国が城塞を重視したのは軍事技術的に選択肢が他に無かったからでは? 前近代の漢民族にとって最大の軍事的脅威は言うまでもなく遊牧騎馬民族です。その強力な騎兵部隊に対し、野戦において農耕民族が対抗する手段はありません。体重数百キロの巨大な獣が、時速数十キロで数千頭群れを為して大平原を突っ込んでくるのを想像すれば、農耕民が騎馬民族に平地で戦いを挑むのが如何に無謀か、嫌でも想像できます。 農耕民が遊牧民に対抗する手段は、馬の跳躍力でも飛び越えられない城壁を築いて騎兵の打撃力を無効化する他方法がありませんでした。これは文化ではなく、純粋に軍事技術の問題です。 そしてバイキングやモンゴル人等の歴史に名を残す征服者達もまた、軍事技術によって征服者となった者達です。船舶や軍馬等高い戦闘力と機動力を手中にした民族が極短期間で極めて戦闘的な存在になる事は歴史上何度も繰り返されてきた事象です。60年前の我々がそうだったじゃないですか。 小林さんは中国史に興味があられるようですが、同時に騎馬民族の歴史も紐解く事をお勧めします。彼等が騎馬=強力な軍事技術を手に入れて、どれほどの時間で戦闘的になっていったか。”民族”というのは容易く変容する存在だと自分には思えるのです。 > 中国は中華部分を守るために華夷秩序を必要とします。 > つまり周辺に自衛のための緩衝地帯として、藩部(チベットなど)と属国(ベトナム、朝鮮など)が必要です。 > これらの国は服属の意を表すだけで充分でした。 > この服属の意思表示が中華文明を受け入れるということであり、具体的には朝貢です。 > 中国側では周辺国を「文明化してあげる」と表現しました。 > > この宗属意識の実例は、日清戦争、朝鮮戦争、ベトナム侵攻などで見ることが出来ます。 確か琉球は清の冊封体制下にあった筈です。明治初期には日清間で帰属問題も起こっている。そして小林さんも中国が絶対に独立を認めないと考える台湾を直接肉眼で確認できる位置に存在しています。中国が南西諸島を「自衛のための緩衝地帯」の一部と見なさない保障はないと思えるのです。だって、現実に南西諸島が要塞化されれば、台湾海峡は射程距離に入ってしまうわけですから。 そしてそうした中国の意図を裏付ける現象として、あの海域での中国空海軍の活動の活発化が上げられます。 中国が自衛的な行動と認識する軍事活動であっても、日本にとってそれは明らかな侵略行為となる。そういう危険性を今南西諸島・東シナ海は孕んでるように思えてならんのです。 |
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