| 35362 | 返信 | 日露戦争;1904年 | URL | 小林 哲夫 | 2005/06/04 09:34 | |
| うちはだいこさん こんにちは 日露戦争について私は次のように考えるのですが、うちはだいこさんのマルクス史観から批判してもらえないでしょうか? 福田和也著「魂の昭和史」には日露戦争について次のような説明があります。 「ロシアは朝鮮半島を支配して、北東アジアをすべて自国の勢力化に入れようとしていた。ロシアのような強国が朝鮮半島をとってしまったら、日本はとても独立を守れない。日本はロシアの属国になっていただろう。ポーランドは現に属国にされた。 当時の世界は海洋国イギリスが覇権を握っていた。それにロシアと言う大陸国が挑戦した。だから海洋国であるイギリスと日本が手を結び、ロシアと戦ったのが日露戦争だった。」 福田氏の説明は一応現在の日本の常識だと思います。 そして現象面での、開戦の切っ掛けはロシア軍の満洲からの撤兵問題です。 1900年義和団事件に乗じて南満州を占領したロシアは、1902年清国との間に撤兵条約を結んだが、これを忠実に履行せず、満州に居座ったため、日本はこれを履行させようとして開戦しました。 庶民感覚で言えば、中国とロシアとの約束になんで日本が口を出すのか?という気もしますが、例の国際的な戦争ゲームのルールから考えると充分に日本と関係があるようです。 つまり戦争ゲームのルールによれば、アジアで不凍港を求めて南下するロシアを食い止める役割をイギリスから期待された日本は、自分の朝鮮、満州に対する野望も加えて戦争をしたものです。(1902年日英同盟) 私の感想は、どうもイギリスにしてやられたのではないか?というものです。 イギリスにゲームのやり方を教えてもらって、その通りにやっただけでは無いでしょうか? もう一度庶民感情にもどれば、満州の問題は中国とロシアに任せておくのになんの問題があるでしょうか? その当時中国は弱体だったから満州はロシアのものになったでしょうが、それも日本とは関係有りません。 そのつぎはロシアは朝鮮に干渉するに違いありませんが、それも日本となんの関係が有るでしょうか? 歴史の現実はそうはならずに、日本は朝鮮を併合し、満州に傀儡国家を作ったのですが、それでどんな利益があったでしょうか? この植民地の総決算をした研究は見たことが無いのですが、敗戦での現地資産放棄を除いても大赤字に違いありません。 敗戦の資産放棄を入れれば、とんでもない大損害で、植民地を持たなければどんな豊かな日本になっていたかと悔やまれることしきりです。 その上60年経った今でも中国、朝鮮の人々の憎しみが爆発しているのだから、こんな馬鹿らしいことは有りません。 大いに反省してしかるべきなのに、あまりその様子が見えないのが不思議でなりません。 なお日露戦争100年記念と言うことにからんで、日本の勝利をアジアの人々やトルコ人が大歓迎した、と自慢する最近の日本人について一言。 日露戦争は必要ない戦争だったと言うと必ずこの話が出てきて、意味があったと満足している日本人が多いのには驚きます。 西洋を怨んでいた人々を喜ばせたことを否定はしませんが、何も喜ばすために戦争したわけでは無いことを、考えて欲しいものです。 |
||||||
![]() | ||||||