35366 返信 戦争の分類(良い戦争、悪い戦争) URL 小林 哲夫 2005/06/04 18:17
うちはだいこさん  こんにちは

うちはだいこさんの信じているマルクス主義では、戦争と言うことをどう考えていますか?
資本主義では戦争は必然だという考えかもしれませんが、私の考えを批判して下さいませんか?
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戦争を戦っている全ての兵士は、敵も味方も、自分達は正義のために戦っている、と信じていると思います。しかし勝敗が決まってしまうと、負けた方はいろいろの思いで反省するに違いありません。
今回の15年戦争については、日本もドイツも侵略戦争だったと間違いを認めています。
そして敗戦後60年経つとまたいろいろ考えに変化が出てくるのも止むを得ないことです。
この辺りであの戦争を見直す必要があると思います。
過去の戦争に対して、価値意識を持って見直す時、いろいろの価値の基準があり、言葉があります。
正義の戦争、不義の戦争、侵略戦争、自衛戦争などが先ず考え付きます。
これらは大きく分ければ、良い戦争と悪い戦争という分類でしょう。
私はこういう分類と違った判断基準を立てて見たいと思います。
それは必要な戦争と不必要な戦争と言う分類です。
せざるを得ない状況でする戦争と、しなければならない理由が見つからない戦争です。
しなくとも良い状況で強引に戦争を始めることを肯定する人は今ではいませんから、不要な戦争は普通悪い戦争に分類されるでしょう。
侵略に対してそれを追い返す戦争は、必要な戦争です。

一方侵略戦争の必要性はどのように考えたらよいでしょうか?

「スペイン人は金(きん)が必要だったのでインカ帝国を滅ぼした。」というような必要性は、現代人にとっては認められない理由だと思われます。

「満洲侵略は東北農民の困窮を救うために必要だった」という言い方を、皆さんはどう考えますか?
サヨクの人の中にもこういうことをいう人が多いのですが、これはやはり認めることの出来ない種類の必要性では無いでしょうか?

必要だったと言う認識は、戦争目的とも絡んでいるのですが、満州に農民の農地を確保して、東北農民の困窮を救う、という目的で戦争をすることは許されるでしょうか?

さて戦争に何か具体的な目的がはっきりしていれば、その目的は良いか悪いかの判断の対象になります。

しかしながら私が最近気がついたのは、近代日本の戦争は全てこの目的が存在せず、つまり必要性を説明できない戦争が多いことです。

例えば川中島の合戦の必要性を誰か説明できるでしょうか?
日中戦争などは典型的に目的が無く、必要性の無い戦争だったと思われます。
この発想で日清日露から日米戦争までをずっと眺めてみると全て必要性の無い戦争に見えてきました。
東北農民のための満洲侵略と言う必要性もあまり切実なものと思えなくなりました。(これは後刻説明します)

20世紀の二つの大戦も、この必要性という観点から眺めてみると、私には必要性が認められないものなのですが、それはまた別の機会とします。

私はこの小論で、近代日本の戦争は全て必要背の無いものだった、戦争をする必要はなかったということを強調したいと思います。

さて「必要性」と似た言葉に「必然性」という言葉があります。

マルクスの唯物史観でおなじみの「歴史の必然」です。
例えば「帝国主義国同士の戦争は歴史の必然」というように説明されます。

必然と言われればそこでは、良い悪い、の価値判断が出来なくなります。

私は根本的に「歴史の必然」という考え方はおかしいと思うのですが、「戦争を必然的に起こること」と考えるのは、戦争を防ぐ手立てを放棄する考えだという意味でも認めることが出来ません。


山さん  こんにちは
貴重な情報を有難うございます。

伊藤博文については、大いに納得しました。

早速 副島隆彦氏のホームページを見たのですが、良いことが沢山書いてありました。
良いページを教えていただいて感謝します。

近代日本の戦争批判に山さんも参加して欲しいものです。