| 35369 | 返信 | 日本帝国主義の戦争について | URL | うちはだいこ | 2005/06/04 22:44 | |
| > うちはだいこさん こんにちは > > 日露戦争について私は次のように考えるのですが、うちはだいこさんのマルクス史観から批判してもらえないでしょうか? > > 福田和也著「魂の昭和史」には日露戦争について次のような説明があります。 > > 「ロシアは朝鮮半島を支配して、北東アジアをすべて自国の勢力化に入れようとしていた。ロシアのような強国が朝鮮半島をとってしまったら、日本はとても独立を守れない。日本はロシアの属国になっていただろう。ポーランドは現に属国にされた。 > 当時の世界は海洋国イギリスが覇権を握っていた。それにロシアと言う大陸国が挑戦した。だから海洋国であるイギリスと日本が手を結び、ロシアと戦ったのが日露戦争だった。」 > > 福田氏の説明は一応現在の日本の常識だと思います。 > > そして現象面での、開戦の切っ掛けはロシア軍の満洲からの撤兵問題です。 > > 1900年義和団事件に乗じて南満州を占領したロシアは、1902年清国との間に撤兵条約を結んだが、これを忠実に履行せず、満州に居座ったため、日本はこれを履行させようとして開戦しました。 > 庶民感覚で言えば、中国とロシアとの約束になんで日本が口を出すのか?という気もしますが、例の国際的な戦争ゲームのルールから考えると充分に日本と関係があるようです。 > > つまり戦争ゲームのルールによれば、アジアで不凍港を求めて南下するロシアを食い止める役割をイギリスから期待された日本は、自分の朝鮮、満州に対する野望も加えて戦争をしたものです。(1902年日英同盟) > > > 私の感想は、どうもイギリスにしてやられたのではないか?というものです。 > イギリスにゲームのやり方を教えてもらって、その通りにやっただけでは無いでしょうか? > > もう一度庶民感情にもどれば、満州の問題は中国とロシアに任せておくのになんの問題があるでしょうか? > その当時中国は弱体だったから満州はロシアのものになったでしょうが、それも日本とは関係有りません。 > そのつぎはロシアは朝鮮に干渉するに違いありませんが、それも日本となんの関係が有るでしょうか? > > 歴史の現実はそうはならずに、日本は朝鮮を併合し、満州に傀儡国家を作ったのですが、それでどんな利益があったでしょうか? > > この植民地の総決算をした研究は見たことが無いのですが、敗戦での現地資産放棄を除いても大赤字に違いありません。 > > 敗戦の資産放棄を入れれば、とんでもない大損害で、植民地を持たなければどんな豊かな日本になっていたかと悔やまれることしきりです。 > > その上60年経った今でも中国、朝鮮の人々の憎しみが爆発しているのだから、こんな馬鹿らしいことは有りません。 > > 大いに反省してしかるべきなのに、あまりその様子が見えないのが不思議でなりません。 > > なお日露戦争100年記念と言うことにからんで、日本の勝利をアジアの人々やトルコ人が大歓迎した、と自慢する最近の日本人について一言。 > > 日露戦争は必要ない戦争だったと言うと必ずこの話が出てきて、意味があったと満足している日本人が多いのには驚きます。 > > 西洋を怨んでいた人々を喜ばせたことを否定はしませんが、何も喜ばすために戦争したわけでは無いことを、考えて欲しいものです。 > ロシア帝国主義と日本帝国主義の覇権争いに他ならないのが近現代の極東史です。司馬遼太郎などは、ロシアの脅威として朝鮮・中国侵略の説明をします。 まず事実として、朝鮮半島の支配ですが、朝鮮半島をめぐる争奪戦です。 日本は江華島事件を引き起こし、朝鮮半島へ上陸。王妃を殺害して、朝鮮併合を果たし、朝鮮半島を拠点にしながら、満州国にいたっていく。同時に、日清戦争・日露戦争で、中国市場の覇権も獲得する。なお、日英同盟は帝国主義同盟にほかならず、対ロシア帝国主義の軍事同盟でしょう。 ロシアの極東侵略も、日本の中国・朝鮮侵略も、どちらの側からみても強盗だったといえます。 さらに、満州国の場合、満鉄事業経営や移民などで、日本の重工業生産の過剰資本は資本投資という形で、繰り延べされたものの、日米戦争に入ることで軍需景気にわくことはありえず、生産力・軍事力の圧倒的格差から、敗戦色濃厚となり、経済は圧迫したといえる。日米戦争は、中国市場を獲得できずに、南下政策に転換していくことで、発生したといえる。 敗戦まじかになって傀儡政権は瓦解していくが、日本資本や移民らが中国で形成した 資産は、そもそも強盗戦争にほかならないし、敗戦したわけだら、当然パーとなるだろう。 植民地をもたなければ、豊かになっただとか、日本は敗戦しなかった、戦争しなかったかのようにいうのは、歴史をイフで語るという非科学的意見でしかないし、実際に、 帝国主義の道を日本はすすんだのであるから、植民地政策は必然であったといえる。 もちろん、後発帝国主義で植民地を持たざる国、ドイツ・日本・イタリアは敗戦したのである。これが、後発帝国主義国の当然の、生成・発展・没落の現象であった。 「日本における資本主義の発達」日本資本主義の没落 大島 清ほか 「日本帝国主義の形成」井上 清ほか が参考に値する。 |
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