| 35561 | 返信 | 戦争の起源 | URL | 小林 哲夫 | 2005/06/18 16:58 | |
| 山さん こんにちは 大変的確コメントを有難うございました。 こういうコメントが本当に有難いですね。 さて山さんの質問は、アメリカ狩猟採集民の戦争と日本の稲作開始の時期の問題ですね。 縄文時代に戦争が無かったことについての文章で、私が言いたかったことをもう一度強調します。 私は現代の歴史学者が、戦争の原因について、経済的要因を重視しすぎることを批判するものです。 戦争が起こるのは、経済的でない理由の方が多いのではないかという問題提起をしています。 その例として日本の縄文時代を持ち出しました。 人類の戦争の起源を農耕の開始と結びつけることが通説となっています。 しかし縄文時代には農耕が行なわれていたにも関わらず、戦争は無かった、としたら、農耕(経済構造)と戦争とは直接の因果関係に無いこともあるという証明になると述べました。 戦争は戦闘によって伝播するのであって、必ずしも経済的条件によって起こるのでは無い、ということです。 つまり略奪するものが出来たら人類は必ず戦争を起こすのではなく、実際に侵略されて、自衛を考え、自分達も侵略を考える、という構造です。 こういう論理にとって、アメリカの狩猟民に戦争をする民族があった、という例示は、もう一つの肯定的な例になります。 農耕が行なわれない社会でも、何らかの理由で戦争があった、ということです。 また縄文時代に既に稲作が伝播していたとしても、私の主張に影響はありません。 私は日本における戦争の起源を稲作と結び付けているのではなくて、戦争を知った渡来民が戦争を持ち込んだ、という考えだからです。 稲作を日本にもたらした人はどこから来て、その人達は戦争を知っていたかどうかは、解りませんが、いずれにしてもその時は、日本では戦争はまだ無かった、といえるのではないでしょうか? この辺りのことは今後の考古学の発達でもっと明らかになるとは思いますが、私の戦争論にはあまり影響はなさそうです。 こういう議論をどしどしやって、「戦争はどうして起こるのか?」を探求していけば、次に「どうしたら防げるのか?」が解っていくのではないでしょうか? |
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