35661 返信 Re:「労働」に関するあれこれ URL あしな 2005/06/23 22:23
> まぁね。普通一般的な企業労働者(サラリーマン)の境遇については、そうでしょう。
> そこまで「虐げられた人たち」ではない。
>
相対的にマシかどうかと言う話ではないのね。こちらは理不尽な事象群とそれを招来する構造を問題としている。


> >現実に「不利を知りつつそのように行為せざるを得ない」人はたくさんいるわけでして。ただ「間違っている」と言われても、「天啓の類いですか?」とあきれるばかり。
>
> そんなに、一般的労働者を甘やかさなくてもいいですよ。
> 酷い事例が出てくればその都度考えましょう。
>
 個別の事例について語っているわけではない。例えばサービス残業なるものが広く見られる様な「賃金奴隷制」下での労働の在り方について語っているわけで。抽象的な問題を個別事例で答えるまぜっかえし・いちゃもんの典型。

> >ここで持ち出される「合法性」がまさに支配層のための理屈でして。権力が人民を抑圧する場合に常にこういう論理が使われてきたのね。
>
> ありゃま、「サービス残業は合法か?」と聞くから答えただけなのに・・・
> 憲法や法律は支配層を縛る手立てでもあるのです。それまで否定するのか?
> (「法」によって強制的に働かされる労働者はいない)
>

 ここでは逆にサービス残業を合法とする論理に対する個別的批判を法一般の問題にすりかえて反論している振りをする。

> 無茶苦茶いうなぁ。あしなさん自身は企業を批判しとらんと言うのか?
> あしなさんの生活は資本家や労働者の企業活動に負っておらないのか?
>
 自分の生活が企業内労働者にも負っていると思えばこそ「労働」の改善を考えるわけだろ。おっちゃんは「企業内労働者にも負っている」にもかかわらず「サービス残業するのも自己責任だから黙って働け」と言っているわけで。おっちゃんは「黙って働け」などとは言っていないと言うかもしれないけれど言ったも同然である事はすでに述べた通り。


> >「革命家になるか、黙って賃金奴隷に甘んじるか?」という両極端の選択肢の設定自体が、早々急には革命家たるリスクを負うわけにはいかないまともな生活者の観点から、「黙って言う事を聞け」のバリエーションでしかない。
>
> だれが両極端の話をしたの?

 おっちゃん。少なくとも好むと好まざるにかかわらず現時点に置いて企業内労働者たらざるを得ない人間に対して「個人的には他の生き方」「社会的にはその変革」を提示し、それが出来ないのなら、例えば「サービス残業は自分の意思なのだから文句言うな」と言ってるでしょ。
 「社会を形成する主体」である面を見落としていると言ったのは紛れもなくおっちゃんなわけで。
 こちらの言い分は「社会を形成する主体」でありたいと欲しつつも現実の生活の諸条件によってそうはありえない人のまさに「諸条件」の部分を見ているので。
おっちゃんが言うのは「社会を形成する主体として社会の条件を変えられない弱い存在者は文句を言わずに黙って搾取されていろ」ということ。なぜ「弱くある」のかが徹底して無視されている。で、自分は「企業内労働者などした事がない、そんな事をせずとも生活できる」と相対的優位者である事を誇るわけよね。社会的要因を無視すれば確かに優劣は個人の心性の問題になるわ。

 ちなみに、ある行為の選択において、それぞれに等価な選択肢が複数示されている場合であれば、選択は本人の好むところに応じて全面的に心的要因によってなされると言えるかも知れないが、選択肢が一つしか見えない、あるいは複数見えてもそれぞれに等価ではなく結局一つの選択肢を選ばざるを得ない場合には、なぜ他の選択肢が見えなかったのか?選択肢間の差異はどのように生じたのか?について社会的要因を重く見ざるをえない。

> 生活者には生活者の「闘争」があるわけ。
> 「革命家たるリスクを負うわけにはいかないまともな生活者」なんてありもしない想定があしなさんらしくて面白いけれどね。
>
 もし「ありもしない」の内容が「革命家たるリスクを負うわけにはいかないまともな生活者」であるなら、その辺で「労働がほとんど苦役となっていてしんどい」という人に「じゃあ今から革命家になれるか?」と聞いてごらん。これは無根拠な決め付けによる「応答した振り」。