35672 | 返信 | Re:「労働」に関するあれこれ | URL | おっちゃん | 2005/06/24 09:53 | |
>相対的にマシかどうかと言う話ではないのね。こちらは理不尽な事象群とそれを招来する構造を問題としている。 「理不尽」の証明は簡単なはずなのですよ。事象の例示に苦労するような「理不尽」などない。 >個別の事例について語っているわけではない。例えばサービス残業なるものが広く見られる様な「賃金奴隷制」下での労働の在り方について語っているわけで。抽象的な問題を個別事例で答えるまぜっかえし・いちゃもんの典型。 だからね、現在のサラリーマン一般の境遇(労働形態・環境)を「奴隷制」などといえばサラリーマンの皆さんにも失礼だし、本物の「奴隷制度」に対する認識もおかしくなる。「なんだ奴隷制度なんてその程度の話なのか」ということになれば子どもの教育にも悪い。 >ここでは逆にサービス残業を合法とする論理に対する個別的批判を法一般の問題にすりかえて反論している振りをする。 私は労働者個人の判断(裁量)による自主的な残業(時間外労働)は合法だとしているに過ぎません。 無報酬の残業(時間外労働)の強制や命令は違法だと何度も書いています。 どこにも「すりかえ」などない。 >自分の生活が企業内労働者にも負っていると思えばこそ「労働」の改善を考えるわけだろ。おっちゃんは「企業内労働者にも負っている」にもかかわらず「サービス残業するのも自己責任だから黙って働け」と言っているわけで。おっちゃんは「黙って働け」などとは言っていないと言うかもしれないけれど言ったも同然である事はすでに述べた通り。 私は労働者の努力による労働改善を否定したことはない。強制された時間外労働(無報酬の)を受け入れろなんて言ったこともない。「黙って働け」なんて言うはずがない。 強引というか無茶苦茶ですね。 「言っていないと言うかもしれないけれど言ったも同然」なんてのはこれまでと同様の典型的な《あしな論理》です。 》おっちゃん。少なくとも好むと好まざるにかかわらず現時点に置いて企業内労働者たらざるを得ない人間に対して「個人的には他の生き方」「社会的にはその変革」を提示し、それが出来ないのなら、例えば「サービス残業は自分の意思なのだから文句言うな」と言ってるでしょ。 「好む」場合は問題ないのですね。 「好まざる」場合は声をあげるべきです。「好んでいるか好んでいないか」は内心の問題で、ご本人が声をあげないと第三者はどうしようもないのです。黙っていれば誰も助けることはできないし、世の中は変わりません。 >おっちゃん。少なくとも好むと好まざるにかかわらず現時点に置いて企業内労働者たらざるを得ない人間に対して「個人的には他の生き方」「社会的にはその変革」を提示し、それが出来ないのなら、例えば「サービス残業は自分の意思なのだから文句言うな」と言ってるでしょ。 最初(就職の段階)の話からおかしいですね。 「企業内労働者たらざるをえない」って勝手に決めてもいいのですか? 私は「企業内労働者たりたい」と思って就職(活動)した人がほとんどだと思うんだけれども・・・就職は強制されての嫌々の話だったのですか?私にはそうは見えないけれども。 >「社会を形成する主体」である面を見落としていると言ったのは紛れもなくおっちゃんなわけで。 > こちらの言い分は「社会を形成する主体」でありたいと欲しつつも現実の生活の諸条件によってそうはありえない人のまさに「諸条件」の部分を見ているので。 たくさん働いてお金(給料)を稼いで、自分の稼いだお金だというので自由勝手に消費(浪費)して世の中のもの(自然や資源)を食い散らかして、自分より弱い立場の者たちを踏みつけて・・・これまさしく「社会を形成する主体」と言うのですが? 私はもっと大きな「諸条件」を見ているので。 >おっちゃんが言うのは「社会を形成する主体として社会の条件を変えられない弱い存在者は文句を言わずに黙って搾取されていろ」ということ。なぜ「弱くある」のかが徹底して無視されている。 馬鹿馬鹿しい。 世界のごく一部(先進国)を除いて、わが国の企業サラリーマンを「弱い存在者」なんて言う理屈など通用するかいな。 >で、自分は「企業内労働者などした事がない、そんな事をせずとも生活できる」と相対的優位者である事を誇るわけよね。社会的要因を無視すれば確かに優劣は個人の心性の問題になるわ。 どこが「優位者」なわけ? 給料もないしボーナスも、それどころか有給休暇(休業補償)も残業手当も家族手当も通勤手当も住宅手当も・・・一切ないのですよ。何も知らないでよく言うよ、まったく。<笑> >ちなみに、ある行為の選択において、それぞれに等価な選択肢が複数示されている場合であれば、選択は本人の好むところに応じて全面的に心的要因によってなされると言えるかも知れないが、選択肢が一つしか見えない、あるいは複数見えてもそれぞれに等価ではなく結局一つの選択肢を選ばざるを得ない場合には、なぜ他の選択肢が見えなかったのか?選択肢間の差異はどのように生じたのか?について社会的要因を重く見ざるをえない。 難しいことを並べてもだめ。説得力はないのですね。 失業者、フリーター、派遣労働者・・・の数が企業労働者の数を上回りつつある時代ですよ。 「企業労働者になりたい!、正社員がうらやましい・・・」という声が世の中にあふれている。 >もし「ありもしない」の内容が「革命家たるリスクを負うわけにはいかないまともな生活者」であるなら、その辺で「労働がほとんど苦役となっていてしんどい」という人に「じゃあ今から革命家になれるか?」と聞いてごらん。これは無根拠な決め付けによる「応答した振り」。 労働ごときが「苦役でしんどい」などと抜かしているやつが「革命家」になれるか? そんなこと期待しても無理ね。あしなさんの場合、前提も結論も夢まぼろしの世界なのです。 |
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