| 35697 | 返信 | Re:単一民族論 | URL | inti-sol | 2005/06/25 11:42 | |
| tpknさん > というよりも、「漢民族」のバヤイ、それ自体が仮構というか、ヨーロッパで言えば「欧州民族」みたいなカテゴリーなので 確かにその傾向はありますね。ただし、それを言えば民族という概念自体が多かれ少なかれ仮構です。琉球人が大和民族の一員なんてのも相当の仮構です。 > 「わかるわからない」で言えば琉球語と日本語は別言語とも言えるが、だったらスペイン語とイタリア語は同一言語だってことになってしまうのであって、あんまり意味ないですね。 言語学的な距離で測れば、スペイン語とイタリア語の差異よりも、日本語と琉球語の差異の方がおそらく大きいでしょう。 > 現状では、日本語と唯一同系統と証明されているのは琉球諸語しかありません。 フランス語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語なども、共通祖先である俗ラテン語から枝分かれした同系統の言語と証明されています。つまり、琉球語が日本語と同系統だから日本語の一部だということになれば、フランス語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語なども一つの言語だ、ということになります。日本語と琉球語が枝分かれした年代は1500-2000年前と推定されており、俗ラテン語が各言語に枝分かれした年代よりもおそらく古い。 現状においては、確かに純然たる琉球語を話す人はかなり減っているし、都会の生活スタイルは那覇だろうが東京だろうがほとんど変わらなくなっているでしょう。しかしそれにもかかわらず、歴史的に見て琉球は日本とは別の独立国であった時期が長かった(実質的には1609年に琉球は薩摩に征服されますが、形式的には幕末まで独立国でしたし、太平洋戦争後再び日本から切り離されました)し、琉球語が急激に消滅して日本語に取って代わられたのは戦後米軍統治時代になってからのことです。このことから考えて、沖縄が本土と同一の民族文化圏であると見なすのは、あまりに無理がありすぎます。 > 自分達はヤマトと文化的に断絶していると感じているとすれば、別民族として扱われるようになるでしょう。しかし、実際にはそうではなかったりするのです。 「断絶」というのはどうでしょうね。どちらにしても大和と琉球が、起源を同じくする非常に近い隣人同士であることは明らかなのですから。スペインとカタロニアが文化的に「断絶している」なんて、誰も言いません。 > 言語を元に日本人の民族を分類するなら ですから、言語を元に米国人を分類するなら米国には「アメリカ人(英語人)」と「ヒスパニック」の2種類の民族しかいない、ということになるわけでして。 > 真ん中の「日本人」の数が割合として圧倒的に多いので「単一民族国家」です。 「単一」というのは、「割合が圧倒的に多い」ことを指すのではありません。それ一つしかないこと、また、それ一種だけでほかに混じりものがないことを「単一」と呼びます。(岩波国語辞典)数が圧倒的に多かろうが、「混じりもの」のあるものを単一とは呼ばないのです。 永住権を持ち帰化していない在日韓国・朝鮮人が50万人以上います。帰化した人は、おそらくそれより多いから、合わせれば100万人か150万人か、そのくらいいます。 沖縄の人口約150万人と合わせれば、おそらく300万人。無視できるほど小さな数字ではありません。 |
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