35864 | 返信 | Re:RENKの「日本米横流し」北朝鮮情報の信憑性と問題点 WFPピョンヤン駐在代表が「事実無根」と全否定 | URL | タラリ | 2005/07/06 00:53 | |
> 援助食糧が横流しされていることは世界の常識だ。 > 飢餓に苦しむ国では市場で食料の値段が高騰する。 > ほとんどの庶民が買えないまでに高騰する。 > だからより飢餓が深刻化する。 > 学問的にも飢餓援助の長い歴史で検証されている事実だ。 貧困国、飢餓発生国において援助食料が横流しされるのが、常識となっているということが「学問的」に確立されていれば資料を提示してください。 北朝鮮は1990年代の食料危機においても、他の国ならばもっと多数の餓死者が出るはずのところをかなり少数の餓死者で切り抜けた。徹底した管理社会であるため、国民が等しく飢えを甘受したためと思われる。相当高位の幹部以外は食料がかなり切りつめられ全国平均よりかなり優遇されてきた首都平壌においても、栄養失調が出るほどであった。 > 悪しき支配者に横流しされても悪しき支配者や幹部たちの > 懐を肥やすにしてもその国の市場に食料援助以前よりも > 価格の安くなった食料が出回ることは飢餓に有効であるという > 試された事実がある。援助団体にはジレンマだ。 ここの部分はまったく正当な理解です。 現在の北朝鮮では配給とは別に商品の自由市場が出来ており、食糧不足がおこれば食料は高騰するであろう。食糧を横流しする可能性は十分にある。しかし、「横流し」された食糧は飢えた人にまったく届かないということではない。食糧ばかりは一人で二人分消費するわけにはいかない。また、飢えた国民は買う金がある限りは高くても買わないわけにはいかない。単に食糧価格が高騰し、その利益が一部の悪徳官僚に流れるだけで、食糧全体としては北朝鮮内で消費されるのである。 > 援助団体は口が裂けても真に飢餓に苦しんでいる人に直接渡らないで > 横取りされてほとんどの食料が横流しされるとは、資金を出してくれる人々に > 告白することは出来ない。来年もその次の年も資金を確保しないと > いけないのだから。援助団体にはジレンマがある。 上記の工藤さんの文章の通り、たとえ「横流し」されても飢えている人が食べるのは間違いない。援助団体にとってなんらジレンマではありえない。 > そういった援助団体の「弱み」「善意」に付け込むのが > 悪しき支配者達だ。 結果的に、この部分↑が浮いてしまった。 > 事と次第では、国際的な外交問題に発展しかねない重大事であると > 横流ししている支配者達は援助する側を恫喝するのだ。 私は北朝鮮政府関係者がいつ何を言ったかすべてを知っているわけではないが、少なくとも今までの掲示板ではそのようなことは書かれていない。「国際的な外交問題に発展しかねない」は森永氏個人の感想である。個人が掲示板に書いたことが恫喝になるとはいまだかつて聞いたことがない。 > 悪質極まりない。横流しが一部でも疑われるような事例が指摘されたら > 国際的な機関が自由に通年で市場を「監視」して構わないとは > 絶対に悪しき支配者達はいわないのだ。 > 「そんなことは有り得ない」と全面否定するか(まだかわいい) > 援助側の指摘を外交問題になると恫喝して攻撃するんだ。(どうにもならん) 「疑われる」事例というのは誰が疑ったのだろう。北朝鮮政府が疑ったのであれば、「横流し」というのは北朝鮮国家公務員の犯罪を構成するから、彼らがこれを調査し検挙するだろう。 単に「疑う」だけなら何でも疑える。どんなことでも「疑う」ことだけは出来る。しかし、食糧袋の使い回しという現象を見て工藤さんが「横流し」と疑ってもそれは「国際的な機関が自由に通年で市場を『監視』して構わない」と北朝鮮政府が言う理由にはならないぞ。それは北朝鮮に限らないと思うぞ。 |
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