35867 返信 Re:RENKの「日本米横流し」北朝鮮情報の信憑性と問題点 WFPピョンヤン駐在代表が「事実無根」と全否定 URL タンゴ 2005/07/06 04:00
いろんなことを書いている割に、タラリさんの内容は穴だらけですね。


> 貧困国、飢餓発生国において援助食料が横流しされるのが、常識となっているということが「学問的」に確立されていれば資料を提示してください。

貧困国や飢餓発生国で援助食糧の横流しは常識でしょう。そんなことも知らずに飢餓問題の議論をしようとしているんですか?少なくともアマルティア・セン「貧困と飢餓」くらいは読んでから出直してくださいよ。


> 北朝鮮は1990年代の食料危機においても、他の国ならばもっと多数の餓死者が出るはずのところをかなり少数の餓死者で切り抜けた。徹底した管理社会であるため、国民が等しく飢えを甘受したためと思われる。相当高位の幹部以外は食料がかなり切りつめられ全国平均よりかなり優遇されてきた首都平壌においても、栄養失調が出るほどであった。

他人に「学問的根拠」を求めるのなら、上のような記述の学問的根拠を当然タラリ氏はお持ちでしょう。他の国ならばもっと多数の餓死者が出るはずというのはどういう数字を根拠にしているのですか。ぜひ教えてください。ちなみに平壌で栄養失調が出ていたのは「等しく飢えを甘受したため」というよりは、それほど食糧事情が逼迫していたというだけでしょう。2000万人余りの人口の国で150万とも300万ともいわれる餓死者が出たのだから、首都で栄養失調が出るのは当たり前ではないですか。



> ここの部分はまったく正当な理解です。
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> 現在の北朝鮮では配給とは別に商品の自由市場が出来ており、食糧不足がおこれば食料は高騰するであろう。食糧を横流しする可能性は十分にある。しかし、「横流し」された食糧は飢えた人にまったく届かないということではない。食糧ばかりは一人で二人分消費するわけにはいかない。また、飢えた国民は買う金がある限りは高くても買わないわけにはいかない。単に食糧価格が高騰し、その利益が一部の悪徳官僚に流れるだけで、食糧全体としては北朝鮮内で消費されるのである。

まずタラリ氏が知らないことですが、北朝鮮は食料を中国に売っています。コメが中朝国境地帯で売りに出されていることは、常識です。当然その分は国内には渡りません。これが間違いの第一。
間違いの第二は、食料が北朝鮮内で消費されればそれでいいというものではないということです。国際機関の援助は「子供、妊婦その他、食糧不足により最も打撃を受ける住民」を対象としています。そこに食料が渡らないで、闇市で儲けた住民が満腹になることは援助の目的に照らして正当なのかということです。タラリ氏には食料の分配という問題が理解できないようです。



> 上記の工藤さんの文章の通り、たとえ「横流し」されても飢えている人が食べるのは間違いない。援助団体にとってなんらジレンマではありえない。

「植えている人が食べる」という根拠がありません。1日400gの穀物を食べている者がさらに300g食べるのと、1日180gの穀物しか食べていない者がさらに300g食べるのとでは違います。援助団体にとってもこれは大きな問題です。タラリ氏にはそれが理解できないのです。


> 「疑われる」事例というのは誰が疑ったのだろう。北朝鮮政府が疑ったのであれば、「横流し」というのは北朝鮮国家公務員の犯罪を構成するから、彼らがこれを調査し検挙するだろう。

疑っているのはNGOであり、援助国の政府です。北朝鮮の政府にとって援助米の横流しを指摘することによる利益はないので、何もしないのは当然です。タラリ氏にはそういうことが理解できないようです。


> 単に「疑う」だけなら何でも疑える。どんなことでも「疑う」ことだけは出来る。しかし、食糧袋の使い回しという現象を見て工藤さんが「横流し」と疑ってもそれは「国際的な機関が自由に通年で市場を『監視』して構わない」と北朝鮮政府が言う理由にはならないぞ。それは北朝鮮に限らないと思うぞ。

単に北朝鮮政府の言うことを「信じる」だけなら何とでもいえます。仮に食料袋が使いまわされてる例があるとしても、「だから横流しはない」という結論は出ません。そもそも援助される側が、援助物資の分配について監視を受けるのは当然。北朝鮮が監視を制約していることが異常なのです。そう思っていないのはタラリ氏と森永氏と北朝鮮だけです。