35910 返信 Re:RENKの「日本米横流し」北朝鮮情報の信憑性と問題点 WFPピョンヤン駐在代表が「事実無根」と全否定 URL タラリ 2005/07/08 18:27
> まず元々の投稿が単なるタラリ氏の誤読でしょう。工藤氏がいっているのは、食料価格が高騰することで飢餓が起こることは学問的に検証されている事実といっているのであって、北朝鮮で食料が横流しされていることが学問的に云々とはいっていません。日本語も読めずに他人に議論を挑むのはどうかと思います。

タンゴさん、少し落ち着いて下さい。
タンゴさんが私の誤読だと言われる工藤氏の原文をあげます。

> 援助食糧が横流しされていることは世界の常識だ。
>  飢餓に苦しむ国では市場で食料の値段が高騰する。
>  ほとんどの庶民が買えないまでに高騰する。
>  だからより飢餓が深刻化する。
>  学問的にも飢餓援助の長い歴史で検証されている事実だ。
> 悪しき支配者に横流しされても悪しき支配者や幹部たちの
>  懐を肥やすにしてもその国の市場に食料援助以前よりも
>  価格の安くなった食料が出回ることは飢餓に有効であるという
>  試された事実がある。

ここで、「学問的に検証されている事実」は
1.食糧援助を受けている飢餓発生国において「横流し」がある(タラリ解釈)
2.食料価格が高騰することで飢餓が起こる(タンゴ解釈)
が生じます。

しかし、「食料価格が高騰することで飢餓が起こる」は学問的検証以前の経験的事実ですから、あえて学問を持ち出すまでもありません。したがってタラリ解釈をとったのです。
もちろん、2.のタンゴ解釈の可能性も考えました。工藤氏が特に必要ない部分で「学問的に確立された」と書いたという可能性です。ですから、その可能性も含めて北朝鮮で横流しがあることまでが「学問的に確立されている」のか、と問うたのです。

ところがタンゴさんは日本語としてタラリ解釈はあり得ない、と主張されたわけです。もともと、工藤さんの文章自体どこからどこまでを何が受けるのか、わかりにくい文章です(工藤さま、失礼)。文章にはいろんな解釈可能性がありますから、それを無視して自分の解釈のみを正しいとして私の解釈を「誤読」と決めつけるのはどうかと思います。

ところでアマルティア・セン『貧困と飢餓』は「個別のケースを詳細に検討している本ではありません。理論書です」とのことです。つまり、北朝鮮のケースを検討した本ではないようです。

社会科学の理論というのは個々の事象の検討から抽象された一般法則ですから、新たな事象を検証をする場合は必ずしも万能ではありません。ですから、その本をいくら念入りに読んでも北朝鮮の「横流し」の有無、実態を明らかにすることはできないわけです。したがって、その本を読まないものは北朝鮮に対する食糧援助の議論ができない、という決めつけ方はよした方が賢明でしょう。


> >北朝鮮は1990年代の食料危機においても、他の国ならばもっと多数の餓死者が出る>はずのところをかなり少数の餓死者で切り抜けた。徹底した管理社会であるため、国民>が等しく飢えを甘受したためと思われる。相当高位の幹部以外は食料がかなり切りつめ>られ全国平均よりかなり優遇されてきた首都平壌においても、栄養失調が出るほどであ>った。
> というようなことを言う以上、確かな根拠があるのかと思って尋ねてみたのですが、要はタラリ氏の「想像」ということですか。まああきれたものですね。そもそもタラリ氏の記述は論理的に成立していません。詳しくは下のところで。

根拠は当時の報道とすでに書いています。私の想像ではありません。そもそも、北朝鮮以外のアジア・アフリカの飢餓発生国であって、飢餓発生以前から厳格な食糧配給体制を敷いていた国があるでしょうか。それらの国では食糧生産が破綻したことが判明したと同時に食糧が高騰し、貧困層は食糧確保が困難となり、飢餓に頻するのです。北朝鮮では備蓄食糧が底をつき、食糧配給が途絶する季節から、国民が食料を求めて野山をさまようわけです。

食料供給が時間的にあるいは空間的に、不均等になればなるほど飢餓は発生しやすいと考えられますから、北朝鮮の体制はある程度までは飢餓に対して強いと考えて論理的に問題ないでしょう。タンゴさんによれば、この論理が成立していないそうですが、どうか解説をお願いします。


> どこのどういう報道かは知りませんが、北朝鮮のような統制国家で飢餓が発生するということは、指導部が意図的に特定の住民に食料の供給を切らなければ起こりえないわけです。

なになに、「北朝鮮のような統制国家では」、「意図的に特定の住民に食料の供給を切らなければ(飢餓は)起こりえない」ですと。ほう、では、そう北朝鮮に言ってやればすむわけですね。タンゴさん、支援を続けている中国、アメリカ、韓国、WFPに是非教えてやって下さい。

>そもそもその重要な理由の一部は核兵器やミサイルの開発に外貨を回し、食料輸入に使わなかったからこそ、そうなっているのです。同じことがほかの国で起こっていればもっとひどいはず」という主張に対する根拠はどこにもないわけです。

「同じことがほかの国で起こっていればもっとひどいはず」は食糧配分に関して主たる影響をもつ食糧配給制度について言っています。すべての条件を正しく評価することは困難です。アジア・アフリカの飢餓国家においては軍事独裁政権が援助食糧を換金し、武器を買うことなども行われています。

> 北朝鮮が輸入金額のどの程度を食料に回したか、北朝鮮は食料分配をどのように行ったか、何も知らずにものをいっているのでしょう。

タンゴ氏がご存じなら資料とそのソースを提示して下さい。私はそれについて資料を持ちませんので、貴重な判断材料になります。

> > > まずタラリ氏が知らないことですが、北朝鮮は食料を中国に売っています。コメが中朝国境地帯で売りに出されていることは、常識です。当然その分は国内には渡りません。これが間違いの第一。
> >
> > そうですか。中国から食糧支援を受けている国である北朝鮮政府が食糧を中国政府に売却することはないと思いますが、そのような資料がありますか。
>
> 政府に売れるわけはないでしょう。当然私的経済主体への売却しかできません。また、中国に売るということと中国政府に売るということは日本語として同じ意味ではないのですが、タラリ氏には理解できないようです。

また、「日本語」でいちゃもんですか。「北朝鮮は食料を中国に売っていますが」という文章では一般に北朝鮮【政府】、【住民】、中国【政府】、【住民】の4通りの解釈が可能です。一方の主体が北朝鮮【政府】である以上、明示されていなければ、もう片方が中国政府、ないし、地方行政府ということもありえるわけで、念のためそうお聞きしたわけです。ですから、もう一方の主体が中国の商人の場合も明記したではありませんか。自分が曖昧な表現をしている以上、異なる解釈にはあなたも責任があります。