35928 返信 Re:Reさらに「労働について」 URL inti-sol 2005/07/09 19:13
おっちゃん

> 強姦や略奪や幼児殺害の犯罪性までことさらに「教育」せねばならないかというと・・・
> 「より大きな責任」はその行為をした兵隊の「個人的資質」の問題となっていくのです。

日本軍においては、占領地で略奪(徴発)をおこなう前提で、補給を計画していました。いや、補給など計画しなかったという方が正確か。つまり、略奪なしには餓死してしまうような状況に日本軍の兵士たちは置かれていたのです。
そのことが、南方戦線での飢餓地獄の原因にもなりました。中国でそうしたように、現地で略奪すればよいと安易な補給計画で侵攻しても、中国とは違って略奪の対象になるような人口密集地がなかったからです。
つまり、略奪が個人の資質の問題だとしたら、中国戦線の従軍経験者の9割以上が「個人の資質に問題があった」ことになってしまうのです。

また、強姦もきわめて大規模に行われていました(これは日本軍に限りません。ソ連に侵攻したドイツ軍や、逆にドイツや「満洲」に侵攻したソ連軍でも大量に見られた現象ですし、ルワンダなど現在の各地の紛争でも同様です)。これについても、強姦が個人の資質の問題だとしたら、中国戦線の従軍経験者の3〜4割が「個人の資質に問題があった」ことになってしまうのです。

そんなことはあり得ないことでしょう。つまり、「個人的資質」なるものは、戦場の異常心理のもとでは誰でも当てはまる可能性があるのです生身の人間同士で日々殺し合いをしていて、それが何週間、何ヶ月、あるいは何年と続いて、平時と同じ感覚を維持できると思う方がどうかしている。敵の兵隊は殺していい、いや殺さなければならないのに、敵の民間人は殺してはいけない、敵の赤ん坊は殺してはいけない、という理性を、いったいどれだけの兵士が自律的に維持できるのか。殺し合いについては理性を吹っ飛ばさなければならないのに、性欲に関してだけは、どうして理性が維持できるのか。
そんなものは、教育と制裁を伴う強制がなければ、保てるはずがないのです。