| 35962 | 返信 | Re:戦争犯罪の責任 | URL | タラリ | 2005/07/11 22:47 | |
| おっちゃんへ >あらら、残虐行為がなければ日本軍は立派な戦争をしたことになるのですか? >あるいは日本軍が立派な戦争をしていれば残虐行為がおこらない、あるいは不問に付されるのですか? 「特に残虐な行為」も「戦争犯罪一般」とつながっていると言ったのですから、「特に残虐な行為」を除外しても日本軍は「戦争犯罪一般」をしているということを言っていますが、これでどうして不問に付されると言ったことになるのでしょう? >>日本軍において残虐行為が著明だったのは争えない事実です。また、軍当局が必要な教育を怠り、あるいは故意にしなかった、取り締まりを行わなかった、その結果軍隊全体から不法行為に対するブレーキがかからなくなった、これも事実です。その風潮の上に一部の目立った残虐行為すら発生したのです。 >なんと、日本軍の戦争責任が「教育」と「取り締り」の話にまで後退しますか・・・ これは残虐行為が多発した原因について述べているのであって、日本軍の戦争責任は残虐行為だけとは言っていないのですが。 >>教育をしても矯正不可能、取り締まりによる抑制効果が及ばない部分が「個人の資質」による責任部分です。それ以外は一義的には軍当局の責任となります。 >それならば現代の犯罪もそのほとんどは犯罪者個人の資質ではなく社会(=教育や取り締り)の責任となります。 >刑務所がなくて済むのでずいぶん助かりますね。被害者には国庫から損害賠償すべきですか? 旧日本軍では教育、取り締まりがほとんどまったく行われておらず、それどころか不法行為をけしかける上官がいたので、不法行為が頻発しました。戦争においては人間の残虐性が露呈しやすい一方、軍隊という社会は構成員に対して強力なコントロールを持つ社会でもあります。教育、取り締まりによって不法行為を極限まで減らすことも出来るのです。 現在の一般社会は教育も行われており、犯罪をけしかける反社会的な人間はごく限られており、社会通念として犯罪は忌避されています。(一方構成員に対する直接のコントロールというものは限られています。)それでも種々の犯罪というものが出ることは避けられませんが、きわめて残虐で反社会的な犯罪というのは比較的限られており、その場合には本人の資質の要因が大である場合が多い。 ところで犯罪者の資質に関わらず民事・刑事上の責任を有し、処罰を受けるのは当然です。処罰を免れるのは適切な判断ができないものだけです。 >>どの戦争でも起こったが、日本軍に多かっことの原因究明は必要です。軍当局の教育や法務組織の問題だけでも実はすべてを解明したことになりません。軍がそれをさぼった原因はどこにあったのか、そこから、さかのぼって日本の軍国主義を支えた思想・文化を解明する必要が出てきます。 >日本軍に多かったなら軍規や作戦や具体的命令のレベルで簡単に「残虐行為」の証拠(根拠)が見つかるはずでしょう。 >形のない「原因」究明に話をもっていくとますます苦しくなりますよ。 >証拠はないが、そうだったに違いない・・・なんて主張になってしまいます。 よくわからない反問ですね。一般の戦争犯罪については日本軍がある程度それを認める指令をだしていますよ。inti-solさんの指摘の通りです。残虐行為については強姦などは上官が口頭でけしかける場合がありますが、猟奇的な犯罪などは命令によってしているのではないですよ。 >>それらを無視して単に「悪いのは戦争だ、戦争はしてはいけない」というお題目を1000回唱えても、戦争防止には役に立ちません。 >ならば憲法の条文はお題目なのですか? 日本が憲法の精神を実践するには「日本の軍国主義を支えた思想・文化」を批判・反省することは必要です。また、日本国憲法の前文は明示はしていないものの、軍国主義による惨禍をふまえた意思表明だと思います。 >>実際に戦争を防止することは、どうしてあの戦争を起こしたのかを追求することによってのみ可能です。 >なにを勝手に妄想しているのですか。 >どんな理由があろうと、国家間の紛争を解決する手段としての戦争はしてはいけないのです。 >あの戦争の原因究明などとは関係のない話です。 駄目です。これから起こるであろう戦争・平和の問題も過去の歴史とつながりを有しますし、我々もまた歴史的存在であって、過去とのつながりを否応なしに引きずって生きているのです。単なる「戦争はしてはいけない」にとどまってこれからの平和は築くことができません。 >>日本軍を品行方正な軍隊にするがために原因を追及するのではありません。日本が行ったのは侵略戦争ですから、この時点ですでに「非の打ち所のない立派な軍隊」ではありえません。侵略戦争であったが故に残虐行為を伴うことを免れなかった。その反省が本物の反戦思想をはぐくむのです。 >そんなふうに左翼(や外国)の都合の良いようにうまくはいきません。共産党や社民党が政権をとらないことには戦争を清算できないことになる。 別に共産や社民にはこだわりません。保守・中道でも侵略戦争の反省に立った政治家はいます。正しい歴史認識でしか平和を築けません。 >>人間は強制によらずとも、イデオロギー、思想によって人間としてはしてはならない行為そのものを、あるいはそれにつながる行為、それを促す行為をすすんでする、あるいはあえて逆らうことがないのです。そのために戦争が起こるのです。おっちゃんはその事実を知らないのだというしかありません。 >>「イデオロギー、思想によって人間としてはしてはならない行為」をしてしまいそうな状況になったとき、人間はそういう行為をするしか選択はないのですか?ましてや命令も強制もない状況で・・・ そうです。ひとつには無知がそうさせるのです。 >世の中がどういうふうにして変わって(良くなって)きたかの事実も歴史も何も知らないとしか言いようがありません。 >むしろ本物の「イデオロギー、思想」こそがそういう状況下で鍛えられます。 おっちゃんが考えているのは「自由主義」だと思いますが、真の自由というのは何なのでしょうか。自分が自由だと感じていれば自由なのでしょうか。 >そういう状況下であっても人間としてしてはならないことはしなかった日本兵はいくらでもいます。 「そういう状況下であっても」とは命令・強制がない状態のことですか、ある状態のことですか。前レスでは >強制(命令)されもしないのに、人間としてやってはいけないことをしてはいけないという簡単な話です。 というコンテキストでしたが、また違った話をはじめたのですか? 話を進めるために両方書きます。私の認識では 「命令・強制がない状態」でも人間としてやってはならないことをやる人がいる。 あるいはやってはならないことを促したり、それにつながることをする人はいる。 「命令・強制がある状態」ではやってはならないことでさえやる人が大部分だ。 「命令・強制がない状態」でも人間としてやってはならないことをやる人がいた、ということは反戦平和にとってまったく不十分だ。戦争が始まってしまえば、あるいは戦争がはじまる前でも、「やってはならないことをやらない」だけでは全然たりない。「やってはならないことを促したり、それにつながることをする」ことすら拒否しなければ防げない。 >一部の「不良軍人」の行為を捉えてそうせざるを得なかったなどと言うのは愚かなことであり、 ??そのようなことはまったく言っておりませんよ。まあ、私のレスをよく読んでから反論して下さい。 |
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