35966 返信 Re:Reさらに「労働について」 URL おっちゃん 2005/07/12 02:55
inti-solさん

>いえ、ですから徴発(という名の略奪)には、まずほとんどの場合命令などなかったと思われます。現地「自活」という体裁の良い言い換えはありましたけれど。要するに補給はできないから、現地で自分たちの才覚で何とかしろ、というわけです。取るべき選択肢は三つしかない。すなわち、略奪するか、自分たちで畑でもつくるか、餓死するか。中国戦線においては、自分たちで畑でもつくるという選択肢は取りようがなかったから、実質的には略奪するか餓死するか、です。

「(他の)選択肢は取りようがなかった」状況ならば個人の資質の問題ではないですね。
私はそれまで個人の資質などとは言いませんよ。

>では、誰がこの件の最高責任者か、それは正直言ってわかりません。直接虐殺を実行した兵士たちではないことだけははっきりしている。

命令されてのことならもちろん「直接虐殺を実行した兵士たち」の責任ではありません。
具体的に誰の責任かは研究したわけでもない私にここで書けるような知識はありません。

>そうかもしれません。しかし、私の父は、疎開先で松の切り出しなどをやらされていたそうです。ガソリンの代用品たる松根油を取るためです。つまり、小なりとはいえ、私の父も軍需産業に従事していた、という言い方も可能です。

そうかもしれませんって、そうですよ。
米軍のパイロットに狙っている学童が松根油を作ったかどうかなどわかるはずがありません。何に気をつかっているのです。

>ということは、おっちゃんは、捕虜に対する残虐行為を現場レベルで断罪したBC級戦犯の裁判を妥当と認めるという立場なのですね?

面白半分に子どもを機銃掃射した米軍パイロットもちゃんと裁かれたということならね。

>私はA級戦犯はともかく、BC級戦犯の裁判にはきわめて問題があったと考えていますが。

「命令」によっておこなった行為に対してB級戦犯として裁かれ処刑された人がたくさんいます。
きわめて問題があった、というのがその意味ならばそのとおりでしょう。